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【S4|未来感の編集】見えているのに、見えていないもの #2

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第2話 言葉になる前に、もう伝わっている

理解は、言葉の外側で起きている。


人は、言葉で理解している。

そう思っていた。

説明すれば伝わる。
整理すれば共有できる。

そう信じていた。

けれど実際には、うまく伝わらないことがある。

言葉は正しい。
構造も整っている。

それでも、噛み合わない。

以前、ある場面で、意思疎通がうまくいかないことがあった。

言っていることは理解できる。

だが、どうにも腹に落ちない。

何が問題なのか、
その場ではわからなかった。

そこで私は、
言葉で説明するのをやめた。

代わりに、図にして見せた。
構造を、そのまま形にした。

すると、それまで止まっていた会話が、
一気に動き出した。

「ああ、そういうことか」

その一言で、すべてが通じた。

そのとき気づいた。

理解は、言葉で起きているのではない。
言葉になる前の段階で、すでに起きている。

言葉は、それを“後からなぞっている”に過ぎない。

だから、言葉だけでは届かないことがある。

逆に言えば、
言葉がなくても、伝わることがある。

視線。
間。
沈黙。

わずかな仕草。

そういったものの中に、すでに意味は含まれている。
人はそれを、無意識のうちに受け取っている。

そして、「わかった」と感じる。

この“わかった”は、説明の結果ではない。

むしろ、
説明の前に起きている。

だから、
説明を重ねても伝わらないときは、

すでに伝わっている“何か”が、ズレている。

そのズレを、言葉で埋めようとしても、

うまくいかない。

必要なのは、言葉を足すことではない。
言葉の外側にあるものを、見直すことだ。

デザインは、そのためにある。

見える情報を整理するのではない。
見えない理解を、整えること。

そのとき、
ひとつの違いが浮かび上がる。

AIは、
言葉を扱う。

だが人間は、
言葉の外側で理解している。

この違いは、どこまで埋められるのだろうか。

次の回では、
“間”や沈黙がどのように関係をつくるのかを考える。

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私が運営する「D4G Works」では、デザインを通じて社会や生命の営みをより良くする実践を進めています。
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※こうした「言葉になる前の違和感」や「見えていない関係」を、一緒に整理していくこともできます。
言葉になる前のものを、構造として捉え直す


▼ 言葉になる前の身体の反応

▼ 言葉の外側にあるもの

▼ 言えば響く


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