現代社会の悪と依存の話
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個人的なテーマの一つに、「なぜ家族を苦しめるのか?」があります。
父方の祖父は家庭内暴力が酷かった。父の亡くなった年齢は今の私より若いので、複雑な感情を持ちます。
彼は車はHondaのアコードが好きでした。
1970年代終わりの頃。当時、母だけが免許を持っていました。大学時代に取得し、ペーパードライバーでした。
私が病気がちな子なので、通院のために中古車を買いました。時速10kmで母が「早い早い早い」と焦る隣で、免許のない父が(徒歩と電車で用事が済むのです。彼は登山したほど健脚で、風のように歩く人でした)助手席で教本を読みながら、あれこれ言うのも限界を覚え、合宿で免許取ってきました。
2025年現在を見れば、車もコンピュータも、彼の好きそうなものがたくさんあるのに、彼は1980年代に命を断ちました。父は父方の祖父の暴力という重力から、自由にはなれませんでした。彼の好きそうなものを見れば、遺族として父に見せてやりたい気持ちは人情です。
彼が癒えない傷を受けたのは、3回徴兵されて人の変わった祖父の影響です。父以外は暴力の連鎖をしていますが、父は妻(私の母)の助けを受け、言葉の暴力も含めて連鎖を断ち切りました。ここは、努力を尊敬しています。
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戦争も社会も家庭も暴力と関係があります。(戦争だけで起きることではないですよね)
例えば、1993年の矢ガモ事件(東京都の石神井川で発見)にしろ、動物虐待にしろ、そもそも発想がないから驚くし理解に苦しみます。
動物虐待で耐え難いけど、人間は家族さえ虐待する。これは、そうしたことをしたくない側からは理解不能なことだと思う。
けれど、言語化しないと、我々が問題を共有して、現代の社会問題を解決したり、陥らないように意識できる。いったい、現代に何が起きているのか、それは何なのか? ルポタージュや哲学の出番です。
3
脳の報酬系って言いますよね。あれは本来、未知の環境に適応して学習するために有利な能力のはずなのです。
例)
食べ物を見つける→食べる→美味しい(満足感)→また同じ食べ物を探す
しかし、理性と技術と好奇心のバランスによっては、脳の報酬系をハックすることに囚われてしまう。
さらに、1950年代の地方の農村みたいな環境と異なるので、スマホやSNSによりもっと早く強い刺激を得ることができる。広告出稿する会社や各プラットフォームごとに方針は違っても、設計する際に意識はするでしょう。
例)
SNSの通知→確認→気持ちがアガる(ドーパミン放出)→さらなる通知を求める
※逃避と安心感や、支配欲を満たすことなども報酬になり得ます。
人間は否定的な感情や体験に対して強く反応するよう進化しているため(ネガティビティバイアス) https://www.jumonji-u.ac.jp/sscs/ikeda/cognitive_bias/cate_m/m_11.html 、以下も想定できます。
炎上商法(手段は問わない)
悪意や恐怖を煽る
敵を用意して組織や集団をまとめる
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例えばMMORPGは、依存してしまうと「みんなが待ってる」って、気が遠くなってもうわ言みたいに言葉が漏れる人もいるようです。ソシャゲのガチャも恐ろしい仕組みを実装していますよね。
薬物やアルコールだけではなく、多くのことやものに、人は依存します。
そして、矢ガモの話にここで繋がるのですが、自他の悪意にも我々は依存します。脳の報酬系で強化するはずです。
だから、事故や災害ではなく、故意に起こされるひどい事柄(悪の一部)は、人がこの本来の力と依存の関係を意識しないと、なかなか根絶しないはずです。
悪意は異常者だけの問題ではなく、全員の中にある歪みの可能性では無いでしょうか? だから、表現で昇華出来る人は強いし有利です。
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何をすべきでないか、何は可能か。この線引きを自分で考えて行う基準が倫理です。
そして、依存も度合いがあり、前頭葉に大きな影響があるのなら、医師の手助けが不可欠です。タバコのように自分でやめられる人もいますが、それは脳が受けていたダメージの程度が異なるのでしょう。
悪をすぐに無くすことは出来ないけど、うちの父方の祖父みたいに、家庭内暴力が止まらない人は、医師でも警察でも役所でもいいから、自分を止めてくれる人を見つけることを勧めます。
うちの父方の祖父は助けを求められなかった。父は、精神科医の助けを得ても、治りがけの鬱があぶない(行動できてしまうから)ことを知らなかった。2人とも、知識の欠如があり、それが父の命を削りました。
父方の祖父は、父を破滅させたいとは考えておらず、自慢の息子だと思っていたから、ショックを受けていました。やった側は、忘れるんです。
被害者の一生消えない傷も、加害者にとっては日常の一部として記憶から薄れていく。だから『ジョジョの奇妙な冒険』の名悪役ディオの「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」は、私にとってとてもリアルです。
このように、依存は起きてから対策するの本当に困難だから、好奇心で始めないことと、こうした落とし穴の知識を持つことを勧めます。
さらに「やった側は忘れる」のなら、個人の努力や倫理観では対応しきれないでしょう。教育や、安全を確保できる逃げ場の構築、そしてプライバシーと衝突するからとても難しいけど暴力を振るう側は止まらない可能性があるから、福祉や警察などが早期介入出来ると悲劇を減らせるかもしれません。
一気には解決できないけど、少しずつ改善してきたのが歴史だから、絶望に押しつぶされそうな日は、美味いラーメンでも食べて心身を充電なさって下さい。(何系のラーメンがお好きですか?)
Photo by Darrel Und from Pexels:
https://www.pexels.com/photo/pink-petaled-flowers-1242286/
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