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レオンから学ぶ社会統合と、意味のある生と死

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ナタリー・ポートマン、出世作『レオン』には「控えめに言っても不快な描写がある」 | Vogue Japan
https://www.vogue.co.jp/article/natalie-portman-leon-complicated-feelings

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訴訟が続く可能性もあるが、現時点ではフランス国内での法的判断は確定。

欧州人権裁判所?

Vogue Japanで言及があった本件は、フランスの最高裁まで争って、なお欧州人権裁判所(ECHR)への上訴も検討に。

欧州人権裁判所は国家レベルの人権侵害を審理する機関であり、個別事件の再審査は行いません。サンド・バン・ロイさん側は「裁判手続きにおける人権侵害」を主張する必要があります。

欧州人権裁判所が案件を受理した場合、審理開始まで通常1~2年を要します。

フランス政府側は「国内司法が適正手続きを遵守した」と反論する見込みです。

欧州人権裁判所の判断は、フランスの司法判断を覆すものではなく、賠償命令が出る可能性に留まります。

サンド・バン・ロイさん側は、性犯罪ではなく、フランスの仕組みにおける人権侵害と戦う必要があります。

以上のことから、本稿では、監督ではなく、『レオン』という作品に焦点を絞らせて下さい。他国の法律システムを論じることは、私の手に余ります。

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「1」のナタリー・ポートマンの発言はもっともです。対して、出世作だろ! という反論や反感も理解できます。しかし、未成年の役者を起用するのだから、周囲の大人が適切な配慮を行う必要があります。次に、役者さんの演技や作品と、役者さん個人は別です。役者なのだから、性的な対象になることや消費されることは我慢しろと抑圧するのは、筋が通りません。役者の演技と現実を混同していいのなら、時代劇の悪役は社会でも悪人として扱って良いことになりませんか?

「出世作だろ! という反論や反感」は、公開された作品は視聴者の体験や思い出にもなることと関係します。だから、架空の存在のマチルダと、ナタリー・ポートマンさんを我々は混同してしまいます。我々は愛した作品と共に歳を取ることが可能です。このことをナタリー・ポートマンさんはプロの俳優として理解されているから、言葉を選ばれたのでは無いでしょうか。つまり「マチルダ」を演じた彼女は、経験を積んで大人としての視点を得ました。

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『レオン』の孤独な一流の殺し屋のレオンは、植木鉢が根を張れないことに共感する(動画によりますがAppleで購入した完全版では0:55:57あたりに会話があります)ように、移民であることの影響下にいます。殺し屋として機能するために、感情を抑圧して自身を守っている可能性があります。

ペットとさえ、それは猫や犬、小鳥など、他の命とおそらく暮らせない人が、マチルダを匿うことで、人間性が呼び起こされるでしょう。そして、絶対に勝てない戦いに身を投じ、マチルダを救います。レオンも意味のある死により救済されたでしょう。

けれど、教育の機会や就労支援など、レオンが園芸品店や庭師として成功する世界があれば、彼は「優しい殺し屋」にならずに済みます。

一言にすると、移民の社会統合の失敗です。

レオンはマチルダに剣を捧げる騎士であり、超人的に強いけれど、社会的に見ると犠牲者の可能性があります。マチルダに教わるシーンがありましたよね。つまり、初等教育で機会を与えられていないかもしれない。

現代で移民を考えるのなら、労働力だけ見るのではなく、社会統合するコストを負担できるのかも検討する必要があると、この映画が教えてくれる気がするのです。

意味のある生を考えられない誰かを生み出すことは、悲しいと私は思う。悲劇のヒーローは、映画や小説などフィクションで十分だと、僕は思うのです。


Photo by Somchai Kongkamsri from Pexels: https://www.pexels.com/photo/black-metal-gun-on-white-surface-34552/

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