「決まりですから」


📖『こころにしみる日々(上) 〜 愛と喪失と再生の獄中272日間 〜』

🎙️◯◯/◯◯から労役Volume.1が執行されたため、12月に入って作業報奨金(📚刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律 第98条)が発生。

これに伴い公費支弁ではなく作業報奨金による日用品の購入も可能になった。ただし、拘置所では厳密にその必要性がチェックされ、通るものと通らないものがあり、これにも終始たいへん苦労させられることになる。
何よりいちばん困ったのは、ボールペンの芯を作業報奨金で買えないことだった。ボールペン本体は領置金があった10月のうちに買っていたのだが、すぐにインクが切れてしまっていた。
作業報奨金で、芯が買えない理由は、拘置所側でボールペンを貸し出しているからだった。

シャーペン、消しゴムも同様の理由で却下され買うことができなかった。
ボールペンを借りれるといっても、夜は21時前には返却しなければならず、夜半にいろいろなことが思い浮かび、メモする必要がある場面が頻繁にあったため、たいへんな打撃を受けるところだった(こうなったらもう脳にメモるっきゃないと考え、トレーニングもしかけた)が、これは、あるとき借りた鉛筆の芯を折って部屋の隅に隠しておいたものを使うことで凌ぐことができた。
消しゴムも同様に、部分的に割ったものを隠しておき、それを使うことで何とか凌いだ。
そしてハガキや切手はうまく理由をつければ買うことができたのと、何よりノートの購入に許可が下りたので救われた。ノートが買えなければ、🏛️訴訟ゲームも何もかもあり得ないところだった。

しかし、官公庁の恐ろしいところは、これも、もしも何らかの理由で規定から外れてしまうと、
「決まりですから」

というお決まりのひとことで片づけられてしまうことだ。留置場にいたときもそうだったが、私の言う、
「一切融通の効かない連中の支配下に置かれることの恐怖」
とはこういったことも含まれる。

🔗💠「一切融通の効かない連中の支配下に置かれることの恐怖」(📖P.53『2023.3.8~』)
🔗️📖P.68『2023.3.8~』


📢コンテンツを読んでくださった方へ

これは実は、全体でひとつのリアルなストーリーになっています。
🔰📖『ここしみ』 超・あらすじ
👉ざっくりと全体を把握したい方へ
❓📖『ここしみ』って?
👉全体像。壮絶な日々の果てに綴られた“特別な一篇”。こころに灯る何かを感じてもらえたら。。。
壊れた人生。それでも生かされた。だから今語り始める。「罪と罰」、「愛と絆と再生」、そして「本当の自由」の物語。私があそこで過ごした272日間と、その後の壮絶な日々を綴っています。
また、獄中「🏛️訴訟ゲーム」を通じて、冤罪、死刑制度、司法の闇など、現代社会の深い問題についても斬ります。他に、「🏰ムショトピ」といったゆるーいコンテンツも。
そんな風に、ひとつの人生の軌跡を通じて、「生きるとは何か?」「愛とは?」を問いかけます。
👉気になるコンテンツだけでもOK
👉だいたいの話は各話ごとの短編としても(多分)お読みいただけます
📖『こころにしみる日々(上)~ 愛と喪失と再生の獄中272日間 ~』
📖『こころにしみる日々(下)~ 灯りを求めて。出所、そして壮絶な日々 ~』
『💠コラム的な:』 👉📖『ここしみ(上)(下)』から抜粋したエッセイ集
✉️カルマに声を届ける

👉こちら、または下のコメント欄からでも、お気軽にどうぞ
いいなと思ったら応援しよう!
サポートありがとうございます。カルマ・ショウと申します。
いただきましたサポートは作品を完成させるために大切に使わせていただきます。尚、体や精神を病んでらっしゃる方、元受刑者など社会的弱者の方々向けの内容も数多く含むため、作品は全て無料公開の方針です。よろしくお願い申し上げます。