メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(956)-(960)
皆様、こんにちは。
鹿冶梟介(かやほうすけ)です☺️
先週のXで、最も反響のあったポストです(インプレッション1.4万)
↓
【医師の呼び方問題(1)】
— 精神科医・鹿冶梟介(かやほうすけ) (@kayahosuke) May 1, 2026
患者の呼び方だけでなく、医師の呼び方も様々である。
基本的に医師同士呼び合うときは「○○先生」であるが、役職によって呼び方が変わる。
例えば大学病院で教授の場合、「○○教授」と呼ばれること多い。… https://t.co/b7scIb1YEy
医師同士の呼び方として、「○○先生」が一般的ですが、大学病院の場合、教授職のドクターは「○○教授」と呼ばれることが多い気がしますね。
一方、准教授、講師や助教などは「○○准教授」や「○○講師」とは呼ばれません。
その理由はーー、
よくわかりませんね😅
日本医療における「文化」としか言いようがありません。
ちなみに、学生時代は「○○」と呼び捨てにした仲でも、なぜか医師になってからは「○○先生」と呼ぶこともあります。
特に病院内では、呼び捨てはしない。
お互い病院内ではお互いの立場を尊重している証拠だと思います。
(もちろん飲み会では、呼び捨てにはなりますが)
それから、もう一つ、患者さんが医師を呼ぶ時についてもXでポストしました(1.2万インプレッション)。
↓
【医師の呼び方問題(2)】
— 精神科医・鹿冶梟介(かやほうすけ) (@kayahosuke) May 2, 2026
ところで、患者が医師を呼ぶ際、
多くの場合は「○○先生」と呼ぶ。
しかし、ごく稀に主治医であっても
「○○さん」と呼ぶ患者がいる。
これには大きく分けて三つのパターンがある。
一つ目は、医師と患者がプライベートで旧知の関係にある場合。… https://t.co/9xokULlP8w
これについてはほとんどの患者さんは「○○先生」と呼びますが、ごく稀に「○○さん」と呼ぶことも。
一つ目は、医師と患者がプライベートで旧知の関係にある場合。
二つ目は、患者に重度の見当識障害がある場合。
三つ目は、患者が反権力的な思想を持つ場合。
一つ目と二つ目は、あまり気にしませんが、三つ目はちょっと面倒な患者が多いですね😅
そもそも医学に対して信頼感がない方や、思想強めな人が多い印象があります。
プロフェッショナルに徹するのであれば、こういった人たちもちゃんと対応したいのですが、如何せん、話が噛み合わないことが多く、割と早い段階で通院しなくなりますね。
ーーなんだか、最後は愚痴のようになりましたが、医師の呼び方も文化やシチュエーションによって様々ということを知っていただければ幸いです。
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【今日の精神医学豆知識集!(その192)】
956.創造的自己とは「自分は創造的(クリエイティブ)である」という自己信念やアイデンティティを意味する心理学用語だよ。芸術やモノ作りにとって重要な要素だけど、最近のアンケートでは日本人の75%が「自分は創造的じゃない」と思っているらしいよ。
【メタルのおまけ】
同アンケートによると、海外、例えば米国では85%のが、中国では75%の人が自分のことを「創造的」と思っているらしいよ。一方で、Adobeが行った調査によると、「世界で最もクリエイティブ(創造的)な国」として一番票を得たのはダントツで日本だったらしいよ!日本は思った以上に世界から「創造的」と思われているようだから、もっと自信をもって良いと思うんだけどね。
↓未読ですが、この本は面白そうですね。
957."創造的性格"とは、既存の枠にとらわれず独自のアイデアや価値観を生み出す性格傾向だよ。特徴としては①無秩序を受け入れる、②冒険的、③チャレンジ精神、④勇気、⑤上昇志向、⑥決断力、⑦精力的、⑧好奇心、⑨自主的思考、⑩粘り強い(明日に続くよ)
【メタルのおまけ】
ここでは心理学者EP Torranceが挙げた20項目を紹介しているよ。これら20項目は多くの「天才」「偉人」たちに共通する特性だと思うね。多くは納得な項目だけど、①の無秩序を受け入れる、というのはどういうことだろう。創造とは「既存の枠組みを壊して新しい物を生み出すこと」だから、秩序に対して従順ということは既存の型・枠からはみ出ない=創造的ではない、という意味なんだって。
↓随分前に読みましたね。面白かった!
958."創造的性格"の特徴の続き:⑪夢中になれる、⑫複雑な考えが好き、⑬意志が強い、⑭美への感受性、⑮投機的、⑯多才・多趣味、⑰頑固、⑱粗野な側面、⑲細かいことに興味がない、⑳不満を持っている...、等なんだって(心理学者 Ellis PaulTorranceの説)。
【メタルのおまけ】
前のポストの続きだけど、ここも概ね納得だけど、20の不満を持っている...、というのもちょっと驚きだね。確かに不満があるからこそ、何かを変えようと思い、その結果イノベーションを生むのかもしれないね。
↓イノベーションで調べていたら、こんな本が。文科省、こんな本を出しているのですね。
959.創造の病 (creative illness)はEllenberger HFが提唱した概念で、創造は精神の病を経ることによって生じるという考えだよ。創造の病は哲学者、芸術家、宗教家によくみられる現象と指摘し、抑うつ、消耗、頭痛、神経症、心気症、精神病の形をとる...と考えられたよ。
【メタルのおまけ】
創造性は、人間が極限の状態において生み出されるもの... ...という考えのようだね。深い心理的葛藤が、マスターピースを作るという事実は、古今東西観察されていることなんだよね。みんなも、寝食を忘れて何かに没頭した経験があるのなら、その時に残した何かって自分史上最高だったりしないかな?
↓創造の病、福島章先生の名著です。
960.創造性と精神疾患に関連した用語でシルビア・プラス効果というのがあるよ。これは「詩人」が他の創造的作家よりも精神疾患に罹患しやすいという現象だよ。心理学者のKaufman Cによって提唱されたけど、これは30歳で自死した詩人シルビア・プラスにちなんで名付けられたよ。
【メタルのおまけ】
シルビア・プラスは米国の詩人で、人生の大半をうつ病と共に過ごしたと言われているよ。電気けいれん療法やインスリンショック療法まで受けたけど、寛解することはなく、自殺企図を何度か試みたんだよね。最終的にはオーブンに頭を突っ込み、一酸化炭素中毒で亡くなるんだけど、本当にすさまじい人生だったんだね。
↓未読ですが、興味深いですね。
【メタル君の考察】
今回は「創造性」に関係する精神医学ネタをポストしたよ!
昔から創造性と精神疾患の関連は指摘されているね。
個人的に今回のツイートで興味深かったのは、日本人の多くは自身を「創造的じゃない」と思っていることかな。
一方で世界は日本人を「創造的」と思っているようだから、もっと自信を持つべきと感じるね。
それからシルビア・プラス効果という用語も、マニアックだね。
これは個人的に思うところだけど、詩人ってうつ病の傾向がある人が多い気がするね。
詩は魂の叫びーー、と僕は思うから、やはりその副反応として気分の落ち込みがあるのか...、
或いは、うつ病という深淵で創造性が生まれるのか... ...、
よくわからないけど、今後も創造性と精神疾患について解説していきたいと思っているよ!
もう少しで僕のシリーズ、「メタル君の今日の精神医学豆知識!」も終わりそうだけど、
これからもマニアックな精神医学ネタを最後まで走り抜けて紹介するぞ😆
↓マスクポーチ、かわいいです!
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— 精神科医・鹿冶梟介(かやほうすけ) (@kayahosuke) March 22, 2022
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