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会食で人脈を10倍にする技術|一流の「食事の戦略」とは

著者プロフィール: 古河 久人
KIZUNA PRODUCER。連日開催する食事会・勉強会を通じて「人と人をつなげて」出会いを演出する「スーパーコネクター」。1959年生まれ。広島県出身。東京大学経済学部卒業。1981年住友生命保険相互会社に入社、主に管理部門に従事、執行役常務を経て2021年退社。
40代から「人と人をつなぐこと」の楽しさを知り、人脈活動(人活)を開始。自他ともに認める「内向型人間」にもかかわらず「食」を介することで政財界、学界、文化界、芸能界、スポーツ界と「各界につながっていない人はいない」といわれるほどの人脈を築く。
2021年に退社したのちも人脈活動でつながった人からのオファーで、50以上の団体・企業のアドバイザー、顧問、社外取締役、理事などを務め、会社員時代より多忙を極める。
一緒に食事をした人の数は25年間で累計2万人、この半年間ではじめて食事をした人は150人。年間800人と会食を行い、月平均5~10回開催する食事会はいつも数日で満席に。本書が初めての著作となる。

「最高のビジネス人脈」が作れる食事の戦略 Kindle版

今回の記事は、食事術に関する本です。以前、偶然著者の古河さんにお会いする機会があり、2回目にお会いする前に本を読んでいきました。


感想

  • 古河さんのネットワークの作り方がとても参考になる本でした。

  • 名前や人を覚えてもらうという点と、相手を喜ばせるためにどんなことができるか、内向型の人間がやるべきことについて書いてあり、内向型であまり人とご飯に行かない自分にも参考になる点が多かったです。

要点

人脈の定義を最初に変える(利害→人生を豊かにする関係)

  • 人脈は「得するための網」ではなく、「人生を救ってくれたり豊かにしてくれるつながり」。

  • 利害ベースの接続は長続きしにくい。だから設計思想は“長期の関係維持”に置く。

会食をインフラ化する(量×継続×設計)

  • 年間で多人数に会い、会食を継続することで、つながりが資産として積み上がる。

  • 「人脈は作るより維持が難しい」ので、会食は単発イベントではなく運用として回す。

内向型ほど「幹事」をやる(影響力の取り方が変わる)

  • 内向的な人ほど幹事向き。理由は、場の設計・運営で価値提供しやすいから。

  • 役割分担で弱点を補える(例:集客は外向的な共同幹事に寄せ、自分は運営を担う)。

  • 幹事は裏方だが、感謝が発生しやすく、結果的に紹介や次の招待につながりやすい。

3人会は最強のレバレッジ(紹介をイベント化する)

  • 会話の中で「Aさんと親しい」が出たら、その場で「3人で食事を。幹事は自分で」と依頼。

  • 3人会は「相手の心に刺さる設計」にする:相手が喜び、次は自分が役に立ちたいと思う状態を作る。

  • 偶然の隣席や店主の紹介など、店が出会いのハブになるケースもある。

フォローは“翌日すぐ”+“具体”が鉄則

  • コツは翌日すぐ連絡(印象が新鮮なうちに次のアポへ)。

  • メールは具体を書く(話題・持参物・印象に残った一言など)。
    →「覚えていてくれた」が最強の好意シグナル。

  • さらに一歩進めるなら「相手の関心×自分も興味あり×次の行動提案」(例:趣味に絡む人を紹介して一緒に行く)。

接触回数は10回を設計する(ザイオンス効果の運用)

  • 単純接触効果のピークは10回という前提で、10回を無駄撃ちせず設計する。

  • 対面に限らず、メール・オンライン面談でも回数にカウントして良い、という運用思想。

会う相手を層で設計する(年代・立場・ゆるいつながり)

  • 20〜60代で価値が異なる(新鮮さ、専門性、地位と経験、ギブ志向など)。

  • 仲の良い人とは年3〜4回に絞り、リソースを「ゆるいつながり」に配分して広がりを維持。

  • 上の人だけでなく「最近やりとりしてない下の層」に連絡するのも重要(ネットワークの目詰まり防止)。

30分前面談で密度を上げる(忙しい人攻略)

  • 会食の30分前に同じ場所で会って話す(夕方が狙い目)。
    →相手の追加負担が少なく、深い話ができる。

  • 維持面談は近況報告でOKだが、失望させないためにギブのネタ(情報提供)を準備する。

店は「武器」かつ「共同制作者」(店主・スタッフも会食の一員)

  • いい店を知っていること自体が社交術。「店を200以上知る」=呼べる場の選択肢が増える。

  • 店主・スタッフを会の一員と捉え、良いフィードバックを返す。
    →店側の“この人をもてなそう”が立ち上がる。

  • 「いい店は見つけるだけでなく完成形を作る」:通い方・紹介の仕方で店との関係も育てる。

  • 予約困難店も結局は人間関係。信頼ができると優先案内やキャンセル枠が回ってくることがある。

店選びの型(7ジャンルの持ち店+用途別)

  • まず7店を目標にストック:
    和食2(うちカウンター1)/フレンチ1/イタリアン1/中華2(うち個室強い店1)/とっておき1

  • 初対面〜浅い関係:洋食屋やイタリアンが使いやすい(リラックス、短時間、好き嫌い対応)。

  • 深い話・レクチャー・情報交換・3人会:落ち着いて話せる個室を複数確保。

会の運営ノウハウ(時間・人数・お金・継続)

  • 3時間以上にしない(飲みすぎ・ネガティブ化を防ぐ)。

  • 12人を超えない(全員が会話に参加できる上限)。

  • 継続のコツは「次回日程」と「店予約」をその場で決める。

  • 会計は「飲み放題+コース」で固定化し、事前に案内。到着順に先払いで幹事負担を減らす。

  • 割り勘は関係が長続きしやすい(仲間意識が生まれる)。※飲まない人も割り勘は事前告知が必須。

  • 「会を良くしよう」に共感しない人は遠慮してもらう(コミュニティ品質管理)。

記録で維持を自動化する(名刺ファイル+タグ+メモ)

  • 「今年会った人/これから会う人」を日付順に管理し、会ったら移動。

  • 「今年中に会いたいが未アポ」のファイルも別に持つ(数百枚規模で管理)。

  • 参加イベントや会をタグ付けして、誰を呼んだか履歴化。

  • 会の後に必ずメモ(誰が何を話したか、気づき)+店主と次回の打ち合わせ。


引用

これは私の意見になりますが、 いい店というのは「見つける」だけではなくて、「完成形をつくっていく」ものだと思うのです。

「最高のビジネス人脈」が作れる食事の戦略 Kindle版

私にとって人脈とは「自分とつながっている人の集団」であって、決して利害関係を軸としたものではありません。「この人とつながっておけば仕事上で有利だろう」というような利害関係を主軸にしたつながりは、結局のところ長続きしません。

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これはじつは意外に大事なことです。「忙しい、忙しい」と言っている人には声をかけづらいものです。

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また、この本のトップハイライトは以下のリンクよりご覧ください。

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