VRDJ×リアイベ 配信メモ in リアル電音研
はじめに
先日、2024年10月26日(土)の「リアル電音研」にてVRDJとして出演させて頂きました
その節は、主催のたまPさん・SHIRIA@さん、VJのShikiさん及びスタッフの皆さん、アドバイスくださった皆さん、出演者の皆さん、そして来場してくださった皆さん、本当にありがとうございました!
とても楽しくDJさせて頂き、最高の時間でした🥰
今回は自分自身のメモも兼ねて、リアル電音研での配信側の構成や工夫についてまとめてみます
今後同じようにVRDJとして出演される方々の参考になれば幸いです
※11/13:Shikiさんに現場側の資料を頂けたので簡単ながら説明を書いてみました。多少なりとも参考になればと思います!
全体図

⬇ 結果 ⬇
#リアル電音研 pic.twitter.com/7qhD2Cd3u4
— SHIRIA@ (@shiriajp) October 26, 2024
以下個別の説明をしていきます

ストリーミングサービス
基本的にVRCDNがお勧めです
色々なプロトコルに対応しているので受信側の環境に合わせられます

私が知っているだけでもこのうち3種、受け渡しに使うパターンがあります

配信タイプ
DJからの配信内容は大きく分けて5つあります
音声のみ:VJさんに音を送るのと同じ(映像はVJさんに頑張ってもらう)
普段のVRDJと同じ形式:普段と同じ(映像は同上)
VTuber形式:
VTuberさんとかでよくあるやつで、これも悪くはないです
VRDJならVMC+モーションキャプチャーが良いかな?
今回は触れませんので、気になる方はVTuber向けの記事や動画を参考にしてくださいVRChat映像ベース:
DJ音源とVRChat映像の組み合わせVRクラブ形式:
観客を入れた状態の配信
リアル側からの配信もあれば双方向やハイブリッドイベントも
今回私は(5)のVRクラブ形式を双方向でやったのですが、前段階の(4)VRChat映像ベースから解説していきます

VRChat映像ベース
DJ音声とVRChat映像を組み合わせた配信です

映像はVRC内でストリームカメラを使います
今ならSpoutで映像をOBSに渡すのが応用も効いて安定し確実でしょう
次のようにすれば使えます
obs-spout2-pluginをインストール
OBSのソースでSpout2 Captureを追加
VRCでストリームカメラにしSpout StreamをONにする

音声はいつも通りの方法でOBSに送ります
これでVRC内の映像とDJ音が合わさったストリームを出力できます
2023年に「SetOn Beats!@ 香川野外DJパーティー」にVR出演させて頂いた時はこの(4)方式でした

VRクラブ形式は通常の配信と双方向の2パターンがあります
VRクラブ形式(通常)
VRクラブで楽しんでる模様をリアル会場に届けます
ストリームは、自分からVRCクラブ内、VRC内からリアルの2本必要です

VRクラブ向けストリーム: いつものDJのときと同じです
リアル向けストリーム
「VRChat映像ベース」と同じくVR内映像とDJ音を混ぜたものです
VRクラブ向けの配信と一緒に1PCでやるのは厳しいのでサブアカを準備して2PCでやるのがお勧めです
(1PCも不可能ではないですが、OBSを2個入れてそれぞれで設定するなどの必要があります。負荷も当然2倍以上…)ただ2PCの場合、2nd PCに音を送る必要があります
私は1st PCのAudio I/Fから2nd PCのAudio I/Fに有線で送りました(要サウンドルーティング機能)
他にDJコンのMasterを1st、Boothを2ndにするなどの方法もあります

また、お客さんを入れる以上その様子はリアルにも伝えたいです
先にもあったSpoutを使い、さらにVRCカメラのピン機能を使ってカメラ切り替えをして観客も映すようにするといいでしょう
(DJしながらは結構大変ですが…)

個人的に、お客さんが目の前にいて反応してもらえるとこちらもテンションが上がり良いパフォーマンスがしやすいので、そう言う意味でも出来れば観客ありをお勧めしたいです!

VRクラブ形式(双方向)
リアル現場側がTwitch配信などをしてくれている場合、簡易的な双方向イベントにすることが出来ます
通常の配信に加えてリアルの映像を会場に流します

VRクラブ向けストリーム
リアルからのストリームを受け取りDJ映像にします
Twitch等ならOBSのブラウザソースで取り込みます
他の方式の場合はVLC Video Sourceを使うとまず大丈夫でしょう
リアル向けストリーム
一方向配信のときと同じです
リアルとVRの人が軽くでも交流できるように、一方向配信のとき以上にVRの観客を映すようにするのがいいでしょう

その他の工夫
トラブル対応用の動画
必ず本番と大体同じ感じで一本動画を撮りそれを渡しておきましょう
何かあっても最悪そちらを流してもらえますし、リハとしても良いです
可能なら会場の様子が分かるように
会場の映像があれば理想ですがせめて音だけでも助かります
discordでもSonoBusでもなんでもいいので会場のスマホ等から音を返してもらうと盛り上がりが分かっていいかも知れません(音楽が爆音で無理?)
特にMCの時間があるタイプの出演者だと声だけでも欲しい人は多いと思うので、リアル側の方も考えてあげるといいと思います
開始と終了
イベントによると思いますがリアイベは普通は音を止めないので、クロスフェードでスムーズに繋いでもらえるようBPMを確認してループから入りループで終われるよう考えておくと良いでしょう
声を入れる
1PCなら普通にOBSで取り込めばいいですが2PCだと別の方法が必要です
私はSonoBusで1st PCから2nd PCに送りました
(SonoBusの使い方はこちら)
DJ中の見た目を良くする
VRDJはHMDの隙間から色々見る関係で顔がうわずることが多いですが、アップで配信に流すとちょっと格好悪いです
手っ取り早いのはQuest3 + Virtual Desktopでクロマキーパススルーを使いPCとDJコンをVR内で見る方法です
(うちの クロマキーパススルー用ツールセット を使うと便利です😊)
あと手の動きも、コントローラーを持ちながらかハンドトラッキングを使うかして上手く反映させましょう
グリーンバック・ブルーバック
VJさんのやり方次第でグリーンバック・ブルーバックを載せたりもあります
VRCでこの辺を考える場合はワールドから考えた方がいいでしょう
(うちのSweetsDishは対応してます!😊)
配信オペレーター
ワンオペは大変なのでカメラマン兼配信オペレーターがいると理想です
ただしオペがリモートだと音を送る方法を考える必要があります
VR向けの配信を横取り(遅延数秒)、SonoBusで送る(遅延10-100ms)、などが考えられます
Now Playingを渡す
配信画面にNow Playingを入れる方法以外に、Now PlayingはHTTP(Web)なのでリバースプロキシを使うとVJさんに直接渡せます
詳しくはngrokやLocaltunnel、Cloudflare Tunnelあたりで検索してください
観客集め
VR側に観客を入れたくても、イベントによっては直前までVRDJ出演だったり配信がある事を伏せる必要があるかもしれません
その場合は当日インバイトを送りまくりましょう!笑
インバイト爆弾することが気になる方は(私も気になる方です…)SNSにひとこと書いておきましょう

まとめ
今回ワンオペでスムーズに行かなかった部分もありましたが、それでも双方向のVRクラブ配信が出来たのはとても楽しかったし自信になりました!
同じようにVRDJとしてリアル出演される方の参考になれば幸いです
またご相談などもお気軽にどうぞ!
私自身のVRDJとしてのリアル出演のブッキングもお待ちしてます!🥰

おまけ(?):現場側のルーティングについて
VJのShikiさんから現場側の資料をいただきルーティングも教えて頂いたので、私が分かる範囲で解説してみます

DJ側から来たストリームを、VJさんが映像と音それぞれに必要な加工をして、会場側のそれぞれの機材に流し込みます
音声ケーブルについて、ミキサーの入力は一般的にはRCA端子(アンバランス、LINEレベル)だと思いますが、接続方法は事前に会場に確認することをお勧めします
ケーブルよく分からない方はとりあえず、自分の出力できる端子とRCA端子のケーブルをSoundHouseのケーブル購入ガイドで買うと良いです
映像のPC内でのルーティングは次の通り

音声は次の通り

会場や使用機材や環境によって色々違ってくるとは思いますが、今回のリアル電音研ではこのようにしたということで、ご参考まで!

以下イベント時の写真など
#リアル電音研 VJ楽しかったです!
— Shiki (@Shiki_vrc) October 26, 2024
遊びに来てくれた方、配信見てくれた方、お疲れ様でした!
とかげさんとは時間合わせて綿密に打ち合わせしてやり遂げました🙌
なんとかなってよかったーー
ありがとうございました😘 pic.twitter.com/XMoix1yyP8

とかげさんVRCから参戦だ! #リアル電音研 pic.twitter.com/JAPoxzJqVo
— あさのあっぴー (@asanoappy) October 26, 2024

とかげさん #リアル電音研 pic.twitter.com/JuLuaUQMFF
— よっしー/yossy222@VRC (@yossy222_VRC) October 26, 2024

とかげさんー!!!!!!! pic.twitter.com/4mvltKdkrL
— Nazuna (@Nazunachan_VRC) October 26, 2024

今回もこれだった #リアル電音研 pic.twitter.com/Nfd6ej4tal
— SHIRIA@ (@shiriajp) October 26, 2024
History
2024/11/13:現場のルーティングについてを追加
2024/11/05:画像を充実・修正、"その他の工夫"を追加
2024/11/04:完成

