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避暑ハイキング。「森林浴の森100選」に選ばれた岡山県立森林公園。ブナ原生林と、空へ続く千軒平。

「今年の夏、どこか涼しい場所で、思い切り深呼吸がしたい」

そんな気持ちを抱えたまま過ごしていたある日、岡山と鳥取の県境に位置する  「岡山県立森林公園」  へ向かいました。

森林浴の森100選」にも選ばれているこの場所は、標高1,000m前後のエリアに広がる、知る人ぞ知る夏の避暑地です。

今回は、沢沿いの道、生き物との出会い、そして空へと続く山頂まで   一日のハイキングの記録をお届けします。



1. 管理センターから、水の森へ

アプローチの石碑が、旅の始まりを告げてくれます。


ここから森へ入る

まずは、しっかりとした構えの管理センターでコースを確認。
園内は非常に広く、見どころが点在しています。

今回は、沢沿いを歩いて「熊押し滝」を経由し、山頂の「千軒平(せんげんだいら)」を目指すルートを選びました。


立派な木造の管理センター。トイレや休憩スペースも完備で安心


センターの近くには、レトロな木造の公衆電話ボックスも。森の雰囲気に溶け込んでいて、思わず足が止まります。

歩き出してすぐに、透き通った沢の流れが迎えてくれます。

木陰のベンチに腰を下ろすと、水の流れる音も聞こえて身体の奥に溜まっていた熱が、すうっと引いていく感覚。
本格的に歩き出す前の、この静かな時間が、すでに贅沢でした。


木陰のベンチ

2. 苔の絨毯と、小さな住人たち

水が豊かなこの森では、苔がとても美しく育っています。


美しい苔の絨毯


苔むした岩や倒木を眺めながら歩いていると、小さな出会いがありました。

苔の上に現れた、ニホントカゲ。森の豊かな生態系を感じる

日向ぼっこをしていた、ニホントカゲ。こういう予期せぬ出会いが山の魅力の一つ。


3. 主(ぬし)のような巨木

森の奥へ進むと、存在感のあるブナの巨木が現れます。


ブナの巨木

見上げると、どのぐらいの年月ここでたたずさんでいたのか時間の重みを感じる。


4. マイナスイオンのシャワー「熊押し滝」


コースの途中に、涼しげな看板が現れました。「熊押し滝」です。



岩肌を滑るように落ちる水流


滝の近くまで寄ると、天然のクーラーのような冷たさ。水の跳ねる音と相まって、頭の中がすっきりと洗われる感じがします。ここまで歩いてきた身体に、いちばん沁みる瞬間でした。


5. 空が近くなる場所。千軒平(1,090m)の頂へ


沢沿いの道から離れ、笹原の斜面を登っていくと、視界がふっと開けます。辿り着いたのは「千軒平」、標高1,090m。


千軒平(1,090m)の山頂標と赤とんぼ。夏の終わり

山頂標に、一匹の赤とんぼが羽を休めていました。盛夏のさなかに感じる、秋の予感。この小さな光景に、季節を感じました。


中国山地の山並みが一望できる大パノラマ


空へ続く笹原の道。この開放感は格別


笹原の中を、空へ向かって伸びていく道。あの下界の暑さが、本当に遠く感じられる場所でした。


歩いたあとは、温泉へ


沢と滝、ブナの原生林、そして大パノラマの山頂。これだけの体験が、よく整備されたコースで楽しめました。

そして、歩き終えた足に待っているのが温泉。森林公園から車で少し走れば、「奥津温泉」  へ立ち寄ることができます。

森林浴で心を癒やし、温泉で身体をほぐす   岡山県北の休日として、最高のプランだと思っています。


走った後の温泉、奥津温泉についてはこちらの記事でも触れています
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