「市場のトレンドを見抜く分析力」マーケティング深掘り・メタ認知編②前編
「SNSでバズったから大成功……と思ったらすぐ沈下!? 第2話では、短命ブームに振り回されない“トレンド分析”を学びます。GoogleトレンドやSNSデータを活用しながら、いつ盛り上がっていつ終わるのか、さらに“そのトレンドは自社ブランドと相性がいいのか”を見極めるのがカギ。表面的な数値だけを追う危険を知り、短期バズと長期的ファン獲得を両立させるヒントが満載です!」
●マーケティング深掘り・メタ認知編
①「なぜあのマーケティングは失敗したのか?」
②「市場のトレンドを見抜く分析力」
③「マーケティングの誤算!ターゲット分析の落とし穴」
④「成功するブランドの共通点を探る」
⑤「ブランドの“らしさ”とは何か?」
⑥「社会と共に進化するマーケティング」
総仕上げ:「メタ認知的マーケティングの全貌——学んだすべてを繋ぎ、未来を拓く最終レッスン」
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浮かれるトレンド、確信の持てない歩み
都心の朝。オフィスビルに吸い込まれていく人の波が一段落したころ、社会人2年目のOL・ユキはいつものように会社のフロアへ到着した。彼女は最近、上司から「市場のトレンドを見抜く新しいマーケティング手法」を学ぶよう要請されている。だが正直に言うと、ユキは“トレンド”という言葉に少し抵抗を感じていた。
これまで、ユキの会社ではSNSや季節イベントなど“流行”を取り入れようとする施策を頻繁に打ち出してきた。しかし、何度か成功はあったものの、同じように空振りに終わった施策も多い。
上司は「データをもっと活かして、的確にトレンドを掴めないのか?」と急かしているが、ユキは「どうやればトレンドに乗るか」だけを考えるのは危うい気がして仕方がない。なぜなら、先月取り組んだSNSバズ狙いの企画は結果的に費用対効果が低かったからだ。
昼休み、社内のカフェスペースで同僚に愚痴をこぼす。「“トレンドに乗る”って上司が言うけど、正直怖いんですよね。バズ狙いとか、流行のハッシュタグ使うとか、短期的には盛り上がるけど、あっという間に飽きられることも多いし……。前にTikTokキャンペーンを試したときは最初だけ注目されて、その後さっぱりでした。何が悪かったんでしょう?」と溜め息まじりだ。
同僚は「まあ、流行り廃りが早い時代だからね。“トレンド=必ず成功”じゃないし、消費者が飽きるのも速い。俺たちが追うトレンドは一過性かもしれないし……。上司が言う‘データ分析’って、具体的に何を指してるんだろう?」と首をかしげる。ユキは「そこが謎ですよね。“GoogleトレンドやSNSデータ使え”って言われても、盲信していいのか不安だし……」とさらなる疑問を抱く。
夜、ユキは仕事を終えてアパートに帰宅し、ドアを開けるとリビングのソファにはやはり羊羹をかじるうさぎ先生の姿。ユキは靴を脱ぎながら「先生、ただいま……最近‘トレンドマーケティング’をやれって言われて困ってるんです。データ分析すれば流行が分かるって上司は言うけど、本当にトレンドを追うだけでいいのかなって不安で……」と悩みを打ち明ける。
先生はテレビを消し、「おかえり、ユキくん。確かに、トレンドを追いかけるだけじゃ本質を見失う恐れがあるね。メタ認知の力を使って‘なぜ流行が生まれ、どう消えていくのか’を俯瞰的に捉えるのが大事だよ」と穏やかに微笑む。ユキは「なるほど、またメタ認知……私、失敗事例から学んだ企業・顧客視点は少し掴めたけど、トレンドの生まれ消えも俯瞰できれば失敗を減らせるかもしれませんね」と意気込む。

トレンドの正体を見極める――メタ認知で分析する力
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