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『セリーヌ—ミニマリズムが紡ぐフランスのエレガンス』調査ノートハイブランド・バッグ編④全5話

「セリーヌのバッグは、シンプルなのに計算し尽くされたエレガンスが特徴。無駄を削ぎ落とした美しさが、なぜ世界中で愛されるのか?その秘密を探ります!」

🐰過去の業界シリーズ🐰
1.製造業界
2.IT・通信業界
3.小売・流通業界
特別編.飲食業界 ファストフード編


特別編.ハイブランド・バッグ編
『エルメス—一生モノのバッグが語る優雅な時間』
『シャネル—女性の解放を象徴する“2.55”の革命』
『ルイ・ヴィトン—旅を愛する人へ贈る、永遠のトランク』
『セリーヌ—ミニマリズムが紡ぐフランスのエレガンス』
『グッチ—伝統と革新が交錯する“GG”の軌跡』

全5話でお届けします!

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ラゲージってよだれ垂れている様に見えますよね


「最近、派手なデザインよりシンプルなバッグに惹かれるんだよね」
通勤帰りの電車の中、私は(ユキ)そんなことをふと思い、スマホでハイブランドのバッグを眺めていた。華やかな装飾や大きなロゴが目立つバッグも素敵だけど、なんだか最近は“シンプルなのに計算し尽くされた美しさ”を感じるものを持ち歩きたい。そんな気分になっていた。

家に着くと、いつものように“うさぎ先生”がソファで待っている。先生は闇の組織によってウサギ姿に変えられた元大学教授で、私がハイブランドのストーリーを知りたいと言うと、いつでも興味深い知識を教えてくれる頼れる相棒だ。今夜も私がドアを閉めるや否や、先生はピョコンと耳を立てながら「ああ、ユキくん、シンプルなバッグが気になるなら“セリーヌ”がおすすめだよ。ミニマリズムを徹底していて、でもどこかフランスのエレガンスを感じさせるんだ」と嬉しそうに声をかけてきた。

「セリーヌ…確かパリのブランドですよね。‘ラゲージ’とか‘トリオンフ’っていうバッグが有名なのは聞いたことあるけど、詳しくは知らないかも」
そんな私の疑問に、先生は耳をパタパタさせて「じゃあ今夜は“ハイブランド特集 バッグブランド編”の第3話として、『セリーヌ—ミニマリズムが紡ぐフランスのエレガンス』を深掘りしてみようか。派手さよりも洗練されたシンプルさを追求し、1945年の創業からバッグやプレタポルテに事業を拡大したその歴史と理念、功績、そして今後のサステナブル素材への転換なんかを探ってみよう」と提案してくれた。

その話に思わず私も「やりたいです! シンプルで上質なフレンチエレガンスってすごく興味があります。ラゲージやトリオンフって、どういう意味なんだろう…」とわくわくが止まらない。こうして私は、先生との夜更かし対話を通じてセリーヌの魅力をまとめることにした。


1. 歴史:1945年に子ども向け靴ブランドとして創業。1960年代以降、高級プレタポルテとバッグへ事業を拡大

1.1 もともとは子ども靴のブランドから始まったセリーヌ

セリーヌというと、大人の高級ファッション・バッグをイメージする人が多いかもしれないが、その原点は意外にも“子ども向け靴ブランド”だった。先生はソファから耳を動かしながら、「1945年、セリーヌ・ヴィピアナがパリで子ども靴のオーダーメイド店を立ち上げたのが始まりなんだ。最初は子ども靴の仕立て屋として評価を高め、やがて‘上質なものを日常に’という考え方から大人向けのファッションへと進出していった」と語る。

私が「えっ、そんな由来があったんですね…知らなかった。子ども靴からスタートして、あのセリーヌに成長するなんて」と驚くと、先生は「当時、戦後のフランスはまだ物資が不足していたが、セリーヌ・ヴィピアナは良い素材と丁寧な仕立てで子どもの足を守る靴を作り、それが上流階級のママたちの評判を得た。そこからブランド名が広がり、後にバッグやプレタポルテに拡張する基盤となったわけさ」と解説する。

1.2 1960年代以降、高級プレタポルテとバッグへ事業を拡大

その後、セリーヌ・ヴィピアナは子ども靴だけでなく大人向けの商品にも手を広げ、1960年代にはオートクチュール(高級仕立服)ではなく、高級プレタポルテ(既製服)の路線で事業拡大を図った。フランスファッション界では、まだ高級ブランド=オートクチュールが主流だった時代に、セリーヌは既製服で“日常に溶け込む上質”を目指したのだ。先生いわく、「これがセリーヌの‘ミニマリズム’とも通じる考え方で、日々の生活に寄り添いながらも優雅なエレガンスを提供する姿勢だった。さらに1960年代以降、バッグや小物の展開を本格化し、多彩なアイテムを扱うようになったんだよ」と耳をピョコピョコ。

私が「プレタポルテで高級路線を行くって当時は珍しかったんでしょうか?」と聞くと、先生は「そうだね。ディオールやシャネルなど大手メゾンもあったが、‘日常生活に取り入れる高品質’を訴求したのはセリーヌが一つの先駆けと言える。そこから‘デイリーなラグジュアリー’を標榜するブランドイメージが確立されていった」と答える。

1.3 セリーヌの拡大と世界進出

1980年代以降、セリーヌはフランス国内だけでなくヨーロッパ、アメリカ、アジアなどへ店舗を拡大し、バッグや革小物が特に人気を集めるようになる。クラシカルでシンプルなフォルムが特徴で、ロゴや装飾は控えめながらも、一目で上質と分かる仕立てや素材の高さで多くのファンを獲得する。先生は「セリーヌのバッグは上品なトーンで、どんな服にも合わせやすいから、洗練された大人の女性に重宝された。‘主張しすぎないけど品がある’というバランスがフランス流のエレガンスなんだ」と耳を動かす。

私も「華やかなロゴを前面に出すわけじゃないんですね。エルメスやルイ・ヴィトンみたいな強烈なアイコンとはまた違うかも…」とつぶやくと、先生は「そう。それがセリーヌの特徴さ。後にアイコンバッグの“ラゲージ”や“トリオンフ”でロゴを使ったデザインも生まれたが、それでも全体としてはミニマルかつタイムレスな美しさを追求している点が大きい。これが後に大ヒットにつながるんだよ」と語る。

白黒のラゲージだとこんな怪獣いましたよね?

2. 理念:ミニマリズムを追求し、「日常に溶け込む美しさ」を提供

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