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大河ドラマ「べらぼう」での写楽の正体に妄想力全開で迫ってみる!

こんにちは、きのころです。

今回は、「べらぼう」における写楽の正体について、
エンタメに全振りしたネタ考察をお届けします。

べらぼう未視聴の方でも、雰囲気で楽しんでいただけると思います。


以前の記事では、
自称「妄想歴史家」、foyouさんの考察記事を紹介しました。

私も、写楽の正体については、
「foyouさんと同じ」と書いたものの、
それ以上の考察は書かずじまいでした。

しかし、いよいよ物語が佳境を迎え、
第4コーナーを回って、最後の直線に入った今、
このタイミングを逃すと、完全に出遅れてしまいます。

たとえ、当てる気ゼロのネタ考察だとしても!

ということで、今日は、

(1)「べらぼう」における写楽の正体
(2)なぜ「写楽」が出てくるのか

について、

(1)は真剣に(ただし、メタ目線)、
(2)はネタ100%で、

楽しくお送りします。

長いですが、絶対に他では読めない考察になっていますので、
ぜひ最後まで読んでみてください♪


(1)「べらぼう」における写楽の正体

さっそく結論から言うと、
写楽=喜多川歌麿 です。

もちろん、史実ではなく、ドラマ「べらぼう」の話です。

その理由について、あくまで「ドラマ」であることを前提に、
制作の都合物語構造という「メタ視点」で考察します。

<理由>

①ドラマのシナリオ

ひとつ、思い返してみましょう。

べらぼう第1回から、ずっと出ている人物って、
蔦重以外に誰がいますか?

当時は、幼少期だったので、俳優こそ子役ですが、
「唐丸」という謎の少年が、なんと、第1回から出ていました。

この「唐丸」こそ、後の喜多川歌麿。

序盤は、吉原の人たちを中心に描かれていました。

その後、舞台が日本橋に移ってからも、
ずっと出ずっぱりの人物って、蔦重と歌麿ぐらいでしょう。

その歌麿(唐丸)も、途中、物語の都合により一時退場しますが、
喜多川歌麿として成長した(似ても似つかぬ)姿で再登場してからは、
主人公である蔦重より、はるかに掘り下げたストーリーが展開します。

・人真似の才能。
・過去のトラウマ。
・命を写し取る三つ目。
・つかんだ幸福と悲劇。
・蔦重との確執と愛憎。

とにかく、盛られすぎなのです。

「一人の絵師に、ここまでの作り込み必要?」
って思いませんか?

むしろ、
「これで写楽じゃなかったら、ドラマとして破綻するのでは?」
と心配になるレベルです。

シナリオ的には、最初から「最重要人物扱い」で、
それは、写楽の伏線と見なすのが自然です。


②ミステリの手法

ミステリにおいては、
「死んだと思っていた人が実は犯人」
という手法があります。

いわゆる「顔のない死体」のトリックです。

歌麿は当初、「記憶をなくした謎の少年」として登場したため、
「彼が写楽だ」と思っていた人が多いと思います。

ところが、意外にも、彼は「歌麿」でした。

「あ、なんだ、歌麿だったのか!」

と驚かされた我々は油断します。

写楽の「容疑者」から、歌麿が外れてしまうのです。

1.「写楽では?」と疑われる
2. 否定される(「写楽ではない」とミスリード)

ミステリの定石がキッチリ成立しています。

歌麿は、ミステリの構造上、
「嫌疑が晴れた人物=真犯人(?)」
として完璧なポジションにいるのです。

思えば、「べらぼう」は、作り込まれた設定や伏線など、
ミステリの手法を、そこかしこに取り入れた作品です。

ここで、写楽の正体についても、
極めてミステリ的な仕掛けが用意されていると考えるべきではないでしょうか?


③キャスティング

最後に、写楽を誰が演じるか、という配役的な話です。

写楽ほどの歴史的な大物。
べらぼう後半の最大の目玉。

ここで、未発表の新キャストが突然出てくるとは考えにくい。

いくらサプライズにしても、引っ張りすぎ。

となると、すでに出てきている人物と考えるのが自然です。

そして、歌麿なら、「人真似」としての属性も盛られているため、
まったく違う作風での二役も可能!

ちなみに、私の中では、「写楽=歌麿」はほぼ確定でしたが、
「写楽=北斎」説も、完全には否定できませんでした。

ところが、ドラマに北斎が登場した瞬間、
そのほんのわずかな可能性は跡形もなく吹き飛びました。

北斎が写楽であるかどうか以前の問題として、

まずは、視聴者に、
「あの獣じみた曲者が北斎であることを納得させる」
というのが最大のミッション(笑)。

北斎であることも信じられない人物が「写楽と二役」とか、
到底考えられないわけです。

キャスティングからの消去法でも、
ここは「歌麿一択」ではないでしょうか。


(2)なぜ「写楽」が出てくるのか

ここまでの論証で、「写楽=歌麿」であることは、
皆さん、ご納得いただけたと思います(笑)。

ただ、脚本の森下佳子さんが次のように語っている以上、
「誰なのか」だけにこだわっても意味はないんですよね。

私にとっての写楽の謎は、彼が誰なのかということよりも、その出し方です。なぜ蔦重があの時期に写楽を出し続けたのか。
(中略)
このときの蔦重はプロデューサーとして一体何を考えていたのか、何を狙っていたのか、そこに最大の謎を持っていきたいと考えています。

ステラnet(太字はきのころによる)

つまり、ミステリでいうなら、
「犯人だけ当ててもダメ。動機まで推理しろ」
ということです。

そこで、ここからは、最大の謎である
「なぜ写楽が登場するのか。なぜ歌麿は写楽を演じるのか」
を考えます。


とはいえ。

とはいえ、ですよ!

これが実に難しい。

私には、お手上げでした(笑)。

そこで、ガチな考察は、foyouさんの「プロジェクト写楽」をはじめ、
多くの考察班におまかせするとして。

私は、当てる気ゼロ、100%お遊びのネタ考察を展開したいと思います。

「ふざけた遊びは見たくない」という方は、
上に貼ったリンクから、foyouさんの記事をお読みくださいね。


<ここから先は完全ネタ考察につき、閲覧注意>

写楽が登場する理由はただ1つ。

「ラスボスを倒すため」です。

①蔦重の動機

「べらぼう」におけるラスボスは誰でしょうか?

「ラスボス」という言い方がふさわしいかどうかはさておき、
蔦重最大の敵……というより「べらぼう」という物語全体における「大魔王」的存在が「一橋治済」であることは間違いないでしょう。

ドラマで展開される悲劇や陰謀、不審死などのほぼ全部に関わっているわけですから。

一橋治済(演:生田斗真)

皇帝パルパティーン(演:イアン・マクダーミド)

――「完全に一致!」(笑)

それでは、
一橋治済の悪事を知っている人物は誰でしょうか?

もっとも直接的な描写があったのは先代の上様、
徳川家治(演:眞島秀和)の最期のシーン。

床に這いつくばりながら、
一橋治済につかみかかった徳川家治はこう言います。

「よいか…天は見ておるぞ!(中略)
 これからは余も天の一部となる。
 余が見ておることをゆめゆめ忘れるな!」

そして、「天の一部」となった徳川家治は、
完全に一橋治済の悪事を知ったのです。

なんとかして、徳川家に仇なす者に復讐したい。

徳川家治は、同じく天の一部となった田沼意次に相談します。

では、田沼意次はどうするでしょうか?

そう!
平賀源内に相談しますよね!

フットワークが軽く、妖しい術にも詳しそうな平賀源内なら、
蔦重の枕元に立つことくらい、朝飯前です。

そして、蔦重に、
一橋治済が黒幕であること」を告げるのです。


②歌麿の動機

ただ、いくら蔦重がその気になったとしても、
歌麿に、写楽を演じる動機はあるでしょうか?

まぁ、歌麿のことですから、蔦重から、
「おまえが当代一の絵師になるためには、
 写楽になる必要があるって言っただろ」と言われれば、

「そんなこと言ったっけな?」と言いながらも
協力はしてくれそうです。

でも、ちょっと弱い。

ここで、出てくるのが、
同じく天の一部となっている師匠、鳥山石燕です。

石燕と平賀源内には、電撃的なつながりがあります。

死の直前、石燕は、雷の光の中に浮かび上がった妖怪の姿を写しとります。そこに描かれた雷獣…一説には「以津真天」(いつまで)には、
平賀源内を思わせるひげが描かれていました。

そう、石燕は、死の直前、
雷光の中で、源内の霊と邂逅していた……!

これは、ドラマの遊びや演出ではなく、
平賀源内と鳥山石燕が電撃的につながった瞬間だったのです!
(雷だけに)

天で、飲み友となった源内と石燕。

源内から石燕に「歌麿の枕元に立つ」よう依頼したのは
容易に想像できますよね。


③写楽の役者絵の「呪い」

さて、一介の町人にすぎない蔦重が、
雲の上の存在である一橋治済に復讐するためには
どんな方法があるでしょうか?

直接的な接触が難しいのはもちろん、
物理的な手段でコロしてしまうことはできません。

史実に反するからです。

そこで、役者の「大首絵」の登場です。

くわしくはあとで説明しますが、
実は、写楽の「大首絵」には、
とんでもない呪いがかけられていました。

ご存知、
「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」。

呪いの対象となった人物が、この大首絵をひと目みるや、
一生、この通りの顔(表情)になってしまうのです。

※この呪いは、対象者である一橋治済がこの絵を見たときだけ発動します。

つまり、この顔が。

こうなってしまうんです!

一生、ですよ!?

私が生田斗真なら、もう町を歩けません。

……いや、一橋治済でした。

どちらでもいいです。

地味ですが、大変な呪いだと思いませんか!?

果たして、一橋治済がこの絵を見る可能性はあるのか?

あります。
一橋治済は、変装して市中を歩き回っているのですから。

ちなみに、なぜ歌舞伎の役者絵を使ったかというと、
一橋治済が好きな能に対抗するためでしょうね。


④呪いの情報源

ところで、このようなオソロシイ呪い、
誰が知っていたのでしょう?

「べらぼう」において、流行に敏感で、
どこからともなく重要情報を拾ってくる男といえば……。

そう、兄上です!

「最近、こんな呪いが吉原で流行ってるんだ」

相法(相学)と呪術を組み合わせた、
おっそろしい「顔面呪術」。

さすが、兄上!
「天下人の相」を持つ男です。


⑤なぜ「写楽」名義なのか?

これは、もう当然。

美人画として売り出している歌麿が、
まったく作風が違う役者絵を出す道理も必然性もありません。

ここは、謎の絵師「写楽」として売り出す方が
ビジネス的に得策、と蔦重は考えたのでしょう。

「写楽」という名前にも特別な意味が込められていました。

当然、「一橋治済がしゃらくせえ(生意気だ)」
という意味もあります。

でも、エンタメ精神あふれる蔦重のこと。

それ以上に、

呪いの顔をアイツに「写」して「楽」しもうぜ!

という意味が込められていることに、
もはや、疑問の余地はありません(笑)。


結論

「写楽」は、市中に変装して出歩く一橋治済を
呪いの力でおちょくるプロジェクトでした。

信じるか信じないかはあなた次第です。


<あとがき>
ネタ考察にお付き合いくださいまして、
ありがとうございました。

これからも、べらぼうファンの皆さんと一緒に、
ドラマの行く末を見守りたいと思います。



たくさんのnoteの中から、私の記事を見つけて読んでいただき、
ありがとうございました。
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