西洋占星術ワーク ②
自分の取扱説明書を作る/西洋占星術では、今まで書いていた記事を集大成しながら、項目別に、自分でも読み解けるような、そして本格的な鑑定の仕方を解説しています。
各項目は別々の記事にまとめていきます。
自分や知り合いの鑑定をしながら読み進めていただくと最後には西洋占星術がマスターできます。
2. ASC・DSC・MC・IC × ハウスカスプで自分軸を知る
ASC・DSC・MC・ICについては「ASC・DSD・MC・ICって何?」に詳しくまとめました。
アセンダント(ASC)
生まれた時に東の地平線に昇っていた星座。
チェック1 それがどのサイン(何座)にあるか
そのサインの性格が、
・この人が社会に出るときの顔
・無意識に取る行動パターン
・第一印象
・・・などを象徴します。
サインの性格は以下の記事を参考にしてみてください。
・ネイタルチャートの基本
・ネイタルチャートの読み方基本1
・ネイタルチャートの読み方基本2
なんどか同じ内容で書いているので重複していますが、ネイタルチャートの基本でサインやハウスの象徴するもの・テーマがわかります。
ディセンダント(DSC)
DSCはASCの真正面に必ずあります。
ここは「他者との関わり方の入口」。
人によって星座や度数は違いますが、ハウスは7。
DSCそのものが別のハウスに行くことはありません。
チェック 1 DSCのサイン・度数
ズレやすい関係性のパターンがわかります。
DSCは「他者の入り口」だから
無意識に引き寄せやすい人、関係がこじれやすいきっかけが出ます。
サイン:
どんなタイプの人・関係性でズレやすいか
度数:
そのズレが起きやすい癖・繰り返しポイント
ここを見ると、「毎回ここで噛み合わなくなる」「なぜかこのタイプに振り回される」・・・が言語化できます。
相手が悪いって話ではなく、反応グセの話です。
サイン(星座)の性質だけを暗記していると、これが読めません。
ここではサインの性質は一旦忘れてください。
火のサイン(牡羊・獅子・射手)
期待される役割:決断・情熱・主導・ノリ
ズレ方:いつの間にか引っ張る側になり、疲れる
キーワード:「私がやらなきゃ」
地のサイン(牡牛・乙女・山羊)
期待される役割:安定・実務・現実対応
ズレ方:便利に使われ、責任が増える
キーワード:「ちゃんとしなきゃ」
風のサイン(双子・天秤・水瓶)
期待される役割:調整・説明・空気読み
ズレ方:自分の本音が後回しになる
キーワード:「波風立てないように」
水のサイン(蟹・蠍・魚)
期待される役割:共感・癒し・受け止め
ズレ方:感情を抱え込みすぎる
キーワード:「私が我慢すれば」
度数
度数は「強さ」じゃないく、クセの出方・繰り返しポイント
0〜9度|無自覚ゾーン:ズレてることに気づきにくい
「いつの間にかこうなってる」
10〜19度|学習ゾーン:繰り返し経験して学ぶ
「またこのパターン…」と気づき始める
20〜29度|成熟・極端ゾーン:ズレがハッキリ出る
極端な人を引き寄せやすい
「もうこれは卒業だな」と判断しやすい
大きい=強い ではなく、意識化されやすくるということ。
チェック 2 ハウスの中身(入っている天体)
ディセンダントは 実際に起きやすい対人テーマ
次に、現場で何が起きているかを見てみます。
7ハウスに天体があると、
対人関係が人生の主要テーマになりやすいです。
太陽:人間関係が自己実現の場になる
月:感情が揺れやすく、依存・共感が起きやすい
火星:対人トラブルや競争が起きやすい
土星:距離感・責任・重さを感じやすい
(でも長期的には信頼)
天体が多いほど「人が絡まないと物事が進まない人生」といえます。
これは天体を読む回でも詳しく解説しますので、今回はこのくらい。
7ハウスの支配星
関係性の「持ち込み方」です。
支配星で、対人関係をどう扱おうとしているかがわかります。
支配星のサイン: 関係性で使う価値観・スタイル
支配星のハウス: どの分野に人間関係を持ち込むか
まずは支配性を知りましょう。7ハウスのカスプは何のサインかを見ます。
カスプというのは、境目・入口・切り替わりポイント。
ハウスの区切り方によっては2つにまたがっている場合もありますが、最初に7ハウスに入っているサインをみます。

この場合は、7ハウスは双子座で始まっているので、双子座となります。
蟹座のほうが面積が広いですが、双子座なので間違えないようにしましょう。
全12サインの支配星 一覧(基本)
♈ 牡羊座
火星→ 行動・決断・勢い
♉ 牡牛座
金星→ 安定・価値・心地よさ
♊ 双子座
水星→ 言葉・情報・つなぐ
♋ 蟹座
月→ 感情・安心・身内意識
♌ 獅子座
太陽→ 自己表現・誇り・中心性
♍ 乙女座
水星→ 分析・調整・役に立つ
♎ 天秤座
金星→ バランス・関係性・美意識
♏ 蠍座
冥王星(※伝統では火星)→ 深さ・極端・変容
♐ 射手座
木星→ 拡大・成長・意味づけ
♑ 山羊座
土星→ 責任・現実・継続
♒ 水瓶座
天王星(※伝統では土星)→ 独自性・改革・自由
♓ 魚座
海王星(※伝統では木星)→ 共感・境界の薄さ・溶け合い
12サインに対し天体は10個しかないので、重複しているものがあります。
たとえば双子座と乙女座は、どちらも水星です。
しかし
双子座:情報を広げる
乙女座:情報を整える
牡牛座と天秤座はどちらも金星です。
しかし
牡牛座:価値を守る
天秤座:関係で調和する
同じ天体でも、どのサインかで使い方が違うので注意しましょう。
読み方
さきほどのチャートでは7ハウスは双子座。双子座の支配星は水星。
水星の意味は情報を広げる。
水星は3ハウスにある。
3ハウスのテーマは、日常の会話・近しい人間関係・学び・やりとり・言葉・情報交換・・・
これらを咀嚼して読んでいくと・・・
この人は、
人間関係で起きたことを
「話す」「説明する」「言語化する」ことで
整えようとするタイプ。
・モヤっとしたら話したくなる
・理解し合えば解決できると思いやすい
・近しい距離感で関係を築こうとする
でも逆にいうと
話しても伝わらない相手、言葉が通じない関係 でズレやすく、消耗しやすい・・・・ってわかります。
ハウスのテーマはネイタルチャートの基本で確認してください。
MC(ミディアム・コエリ)
社会でどこにエネルギーを出すと「楽」か
「外の世界に向かって、自分のエネルギーをどう放電するか」
天職そのものでも、肩書きのゴールでもなくって、出力ポート みたいなものです。
MCは成功できるかどうか ではなく、
・どこに出すと摩耗しないか
・どこに出すと誤解されにくいか
・どんな役割だと自然体でいられるか
・・・を見ます。
チェック 1 MCの星座を読む
社会で期待されやすい役割の型がわかります。
火のサイン:前に出る・決断する人
地のサイン:形にする・支える人
風のサイン:つなぐ・調整する人
水のサイン:感じ取る・守る人
これは「向いてる」じゃなく期待されやすい という話です。
チェック 2 支配星がどのハウスにあるかをみる
これはDSCでやったのと同じです。
社会の用事をどこで処理しようとするか、仕事・社会の課題を
どの分野に持ち込みやすいか・・・
ここを見ると、「合わない相手を選び続けていた理由」も見えてきます。
チェック 3 MCの度数
さきほどのチャートであれば、天秤座の13°04′。
サンプル:MC 天秤座13° の読み方
① MCが天秤座→ 社会で期待されやすい役割の型
天秤座MCは
・調整役・橋渡し・公平さ・バランス感覚・人と人、立場と立場をつなぐ
前に出て引っ張るより、場を整えることで評価されやすいといえます。
※「向いてる」ではなくそういう役割を振られやすい、がポイント。
② 度数:13°(中盤)
度数は「強さ」じゃなくどの段階にいるか。
0–9°:手探り
10–19°:経験を積んで使い分けできるゾーン
20–29°:やり切り・極端化
13°はちょうど真ん中。つまり、すでに何度も天秤座MC的役割(調整・仲裁・配慮)をやってきたと自覚しています。
無意識にできる反面、やりすぎると疲れることも知っています。
鑑定としてまとめるなら
このMCの人は
社会で「空気を読む」「間に立つ」ことを期待されやすい
でも
常時その役をやる必要はない
必要な場面で出力すると楽。
イムム・コエリ(IC)
本当の安心ポイント・回復基地
「エネルギーを回復させる場所」
「何もしていなくていい状態」
MCとの関係
MC=放電(社会)
IC=充電(内側)
どちらかだけ使うと・・・
MCだけ → 燃え尽きる
ICだけ → 外に出られない
だから、セットで使って初めて正常運転ができます。
読み方はMCと同じです。
チェック 1 ICの星座
どんな状態だと安心するかがわかります。
ここは「頑張らなくていい自分」です。
火のサイン:自分のペースで動けると回復
地のサイン:生活が整うと回復
風のサイン:話せる・考えられると回復
水のサイン:感情を出せると回復
チェック 2 ICの度数
その安心をどれだけ体験してきたか
前半度数:安心の作り方がわからなかった
中盤度数:だんだんわかってきた
後半度数:もう十分味わった/極端になりやすい
ここも大きい=強い、ではありません。
チェック 3 ICの支配星
安心をどこで作ろうとするか
ICの星座 → 支配星を出す→その星がいるハウスを見る
回復のために持ち込む分野がわかります。
さっきのチャートだと
MCが天秤座13°ならICはその反対側 牡羊座13°
牡羊座IC:
「誰にも指示されない」
「自分で決められる」状態が安心
13°:その安心を、もう何度も探してきた
人に合わせすぎると消耗し、一人で即断即行できる時間で回復する。
今回の項目は、一般的な鑑定ではあまり使われず、その分、解説している本なども少ないかと思います。
その理由は、西洋占星術はいろいろな読みポイントがあるので、全部をやっているとキリがなく、逆に多すぎてわからなくなってしまうからです。
新米占い師に、師匠が伝えることは
「全部を伝えるな。全部伝えたところでクライアントは全部を受け止めて理解はできない。むしろ、難しい・わからないと思ってしまう。だから、本当のポイントだけを伝えるのが正解」
だから、だいたいは天体とサインとハウス。
ネイタルチャートとトランジットチャート、プログレスチャートで読むだけなんです。
でも、自分取説を作るので、今回はすべての項目を深く解説しています。
ワークリンク
西洋占星術ワーク①
西洋占星術ワーク②
西洋占星術ワーク③
西洋占星術ワーク④
西洋占星術ワーク⑤
西洋占星術ワーク⑥
西洋占星術ワーク⑦
西洋占星術ワーク⑧
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