🌸櫻坂46「光源」を聴いて思ったこと ― “アンパンマンのマーチ”と”光源”【ゆるBuddies生活⑤】
はじめに
先日櫻坂46の四期生の楽曲『光源』が公開されました。
『The growing up train』のシングルの中の一曲です。
個人的にも好きな楽曲ということもあり、MVを見て感じた印象をまとめました。
🍞1. ”アンパンマンのマーチ”
ふと思うことはあっても
真剣に考えたことはない
このままでいいのかなんて 自分を責めてみたところで・・・
いつだってファストフード
空腹が満たされればいい
夢を 叶えたいとか 恋したいとか
願望は何もない
「このままでいいとは思ってはいないけど、かといって自分がどうなりたいかもなにをしたいのかもわからない」というのは共感できますね。私も大学生の頃そんな感じでした。周りには目標があって活動している人がいたりして焦る気持ちもあるんだけど、自分は彼らとは違うし。
これは人間に普遍的なテーマなんでしょうね、そういえばどこかで最近聞いたことがあるような……
なんのために生まれて なにをして 生きるのか
こたえられないなんて そんなのは いやだ!
はい、我らのアンパンマンですね。
でも、アンパンマンの方が意志が強いですよね。「そんなのはいやだ!」って思える時点で一歩先を進んでるよなって思います。さらに極めつけに
今を生きることで
熱い こころ 燃える
ですよ。今を生きようと思って心が熱くなれればいいですよね。こっちはそんな簡単にいかないから悩んでいるのに。
🔍2. ”いつの間にか”?
いつの間にか 夜空に数多(あまた)の星が輝く
さっきまではなかった光
『光源』に戻ると、私が気になったのはこの歌詞です。”いつの間にか”夜空に星が輝くというのは、「すごいスピード感であっという間に昼から夜になって星が光っていた」という時間の流れという解釈もできます。
でも私としては『もともと夜空に星は輝いていた。私はそれにずっと気づいていなくてただの暗闇だと思っていた。でも気づいたら星が光っていることを見えるようになっていた。』のかなと思いました。
そしてもう1つのポイントは、なにか強いことやものの影響であれば”その瞬間から”星に気づいたってなりそうですよね。でも歌詞では”いつの間にか”光っていました。ということは、そのきっかけは強いものではなかったのかもしれません。
💡3. ”光源”の正体
アンパンマンのマーチでは「今を生きよう」という気持ちだけで前向きに心が燃えましたが、それではこの楽曲での光源とはなんでしょう。
何回かMVをみたり歌詞を読み返したりしたのですが、曖昧に
君と僕の出会いこそ
この光源さ
という表現しか描かれていません。『君』は固有の人間なのか、それとも気持ちなのか、それともそれが推しのようなものかもわからないですよね。明らかな答えがかかれていないことが不思議ですし、少し不安になりました。
でも、もしかしたらその曖昧さが光源でいいのではないか。
と思いました。みんなに共通しているものではなくて、その強さや大きさも違うし、形があるとも限らないもの。そして、貴重なものではなく、もしかしたら身近にあるかもしれないもの。
🌸4. まとめ
地方の田舎の夜を想像してみてください。家も街灯もない状況では、本当になにも見えない、影すらできない本当の暗闇です。見える範囲は0です。
逆にいうと、少しでも光があるからこそ悩んだり、先が見えないなって感じたりする。
その周りにある、弱くても、形がなくても、それでも確かにあるようなそんな小さい光を光源として『希望の灯』にできれば、MVの最後のように完璧な前向きさではなくても少しでも前を向いて歩き出せるのかと思いました。
🗒️余談:『They were on their way home in silence together.』
MVの最初に四期生9人が順番に映りながらでてくるこの英文についてです。ちょうど9単語でぴったり切り替わっています。
私はその演出もあって「They」はMVにでてくる四期生かなと思いました。また、”in silence”は直接的には「無言で」や「静かに」という意味ですが、MVや歌詞を踏まえると「空っぽで孤独に」というニュアンスでしょうか。
そしてこの英文は”They are"ではなくて”They were”という過去の時制になっているのも印象的です。つまり「過去のその時点はそうだったが、今はそうではない」というニュアンスを含んでいます。
だからこそ、彼女たちは“in silence”のままでは終わらず、それぞれの光源を胸に歩み出したのだと思います。
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