条文サーフィン~前文の波を乗りこなせ!!~<第23回>「地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律」
読み易さは正義!!
「読み」のハードルを下げて、
最速で法令の条文を読んで理解する
「条文サーフィン」。
「条文サーフィン」は、平面的な条文を立体的に読み込む一つの試みです。
条文サーフィン
【前文】編の
はじまり、はじまり。
前文は何を語ってきたか?
そして今、
前文は何を語りかけているか?
さて今回は、
「地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律(平成二十二年法律第六十七号)」の前文です。
では早速、「条文構造」を意識して編集した法令の条文、その一行一行を「波」に見立てて、かるーく乗りこなす「条文サーフィン」を始めましょう!!
〇地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律(平成二十二年法律第六十七号)
※前文は次の5つの項から成ります。
農山漁村は、長年にわたって我が国の豊かな風土と勤勉な国民性をはぐくみ、就業の機会を提供し、多様な文化を創造してきた。また、農林漁業の持続的かつ健全な発展は、その有する農林水産物等の安定的な供給の機能及び国土の保全等の多面にわたる機能が発揮されることにより、農山漁村の活力の維持向上に寄与するとともに、国民経済の健全な発展と国民生活の安定向上に貢献するものである。
農山漁村は、
↓
長年にわたって
↓
我が国の豊かな風土と勤勉な国民性をはぐくみ、
↓
就業の機会を提供し、
↓
多様な文化を創造してきた。
また、
↓
農林漁業の持続的かつ健全な発展は、
↓
その有する農林水産物等の安定的な供給の機能
↓
及び
↓
国土の保全等の多面にわたる機能が
↓
発揮されることにより、
↓
農山漁村の活力の維持向上に寄与するとともに、
↓
国民経済の健全な発展と
↓
国民生活の安定向上に
↓
貢献するものである。
しかるに、我が国の農林漁業及び農山漁村は内外の様々な問題に直面しており、農林水産物価格の低迷等による所得の減少、高齢化や過疎化の進展等により、農山漁村の活力は著しく低下している。
しかるに、
↓
我が国の農林漁業及び農山漁村は
↓
内外の様々な問題に直面しており、
↓
農林水産物価格の低迷等による所得の減少、
↓
高齢化や過疎化の進展等により、
↓
農山漁村の活力は
↓
著しく低下している。
我々は、一次産業としての農林漁業と、二次産業としての製造業、三次産業としての小売業等の事業との総合的かつ一体的な推進を図り、地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す六次産業化の取組と、地域の農林水産物の利用を促進することによる国産の農林水産物の消費を拡大する地産地消等の取組が相まって、農林漁業者の所得の確保を通じて農林漁業の持続的かつ健全な発展を可能とするとともに、農山漁村の活力の再生、消費者の利益の増進、食料自給率の向上等に重要な役割を担うものと確信する。
我々は、
↓
一次産業としての農林漁業と、
↓
二次産業としての製造業、
↓
三次産業としての小売業等の事業との
↓
総合的かつ一体的な推進を図り、
↓
地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す
↓
六次産業化の取組と、
↓
地域の農林水産物の利用を促進することによる
↓
国産の農林水産物の消費を拡大する
↓
地産地消等の取組が相まって、
↓
農林漁業者の所得の確保を通じて
↓
農林漁業の持続的かつ健全な発展を可能とするとともに、
↓
農山漁村の活力の再生、
↓
消費者の利益の増進、
↓
食料自給率の向上等に
↓
重要な役割を担うものと
↓
確信する。
同時に、これらの取組は、農山漁村に豊富に存在する土地、水その他の資源の有効な活用、地域における食品循環資源の再生利用、農林水産物の生産地と消費地との距離の縮減等を通じ、環境への負荷の低減に寄与することが大いに期待されるものである。
同時に、
↓
これらの取組は、
↓
農山漁村に豊富に存在する
↓
土地、水その他の資源の有効な活用、
↓
地域における食品循環資源の再生利用、
↓
農林水産物の生産地と消費地との距離の縮減等を通じ、
↓
環境への負荷の低減に寄与することが
↓
大いに期待されるものである。
ここに、このような視点に立ち、地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等に関する施策を講じて農山漁村における六次産業化を推進するとともに、国産の農林水産物の消費を拡大する地産地消等の促進に関する施策を総合的に推進するため、この法律を制定する。
ここに、
↓
このような視点に立ち、
↓
地域資源を活用した
↓
農林漁業者等による
↓
新事業の創出等に関する施策を講じて
↓
農山漁村における六次産業化を推進するとともに、
↓
国産の農林水産物の消費を拡大する
↓
地産地消等の促進に関する施策を
↓
総合的に推進するため、
↓
この法律を制定する。
(※地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律=令和7年10月1日現在・施行)
以上が、「地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律(平成二十二年法律第六十七号)」の前文です。
ここまで読んだ貴方は、読む前の貴方とはちょっと違うはず。その違いが「条文サーフィン」を続ける意味です。
ここだけの話。
「テキスト」を読んでから「条文」を読むより、先に「条文」を読んでから「テキスト」を読む方が理解がグーンと進みます。理解のカギは「先に疑問を持つこと」です。そうすることで、「疑問」に答えてくれる「テキスト」が”大切な宝物”となります。
イチから条文を読まないから、
速く読めて理解できる。
それが「条文サーフィン」。
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紙の六法で読む前に
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条文を何で読むか、その差は意外と大きい。
条文の通読(素読)は決して無駄ではない。
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☆~過去の連載記事(まとめ)から~☆
<こっそり☆おまけの穴埋め問題>
[地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律]
〔問 題〕次の前文三項中の( )内に入る語句はそれぞれ何か。
我々は、一次産業としての( )業と、二次産業としての( )業、三次産業としての( )業等の事業との総合的かつ一体的な推進を図り、地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す( )の取組と、地域の農林水産物の利用を促進することによる国産の農林水産物の消費を拡大する( )等の取組が相まって、農林漁業者の所得の確保を通じて農林漁業の持続的かつ健全な発展を可能とするとともに、農山漁村の活力の再生、消費者の利益の増進、食料自給率の向上等に重要な役割を担うものと確信する。
〔解 答〕
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( 農林漁 )、( 製造 )、( 小売 )、
( 六次産業化 )、( 地産地消 )でした。
我々は、一次産業としての( 農林漁 )業と、二次産業としての( 製造 )業、三次産業としての( 小売 )業等の事業との総合的かつ一体的な推進を図り、地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す( 六次産業化 )の取組と、地域の農林水産物の利用を促進することによる国産の農林水産物の消費を拡大する( 地産地消 )等の取組が相まって、農林漁業者の所得の確保を通じて農林漁業の持続的かつ健全な発展を可能とするとともに、農山漁村の活力の再生、消費者の利益の増進、食料自給率の向上等に重要な役割を担うものと確信する。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!!
ではまた。(^^)/
一期一会(いちごいちえ)。
