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医学部CBT 7月の過ごし方:本番2ヶ月前の総仕上げ戦略 ㉚【医学部CBTバイブル──リーフェ医学情報の全50講】



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📊 本記事の構成

・6,700字/読了目安17分

・対象:本番2ヶ月前の総仕上げに入る方

・読了後:7月にやるべき総仕上げの戦略が明確になります

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記事の概要


医学部CBT本番2ヶ月前の7月に、総仕上げに向けて何をすべきかを解説します。

7月は演習を本格化させ、全範囲の2周目を完了し、第2回模試で最終的な弱点を洗い出す重要な月です。
8月の直前期につなげる総仕上げ戦略を、具体的にお届けします。


「7月、本番まであと2ヶ月。この時期に何をすべきか」

医学部CBT対策も、7月に入ると本番が現実味を帯びてきます。
本番2ヶ月前のこの時期は、これまで積み上げてきた学習を総仕上げに向けて加速させる重要な月です。
7月の過ごし方が、8月の直前期の充実度、ひいては本番の得点を大きく左右します。演習の本格化、全範囲の2周目、第2回模試の活用など、やるべきことは明確にあります。


この記事では、本番2ヶ月前の7月にやるべき総仕上げ戦略を、具体的に解説します。


👇 その他の記事はこちらから、医学部CBTのマガジン、50講です



この記事で学べること


  • 7月(本番2ヶ月前)に取り組むべき総仕上げの3つの柱

  • 全範囲2周目の進め方と、第2回模試の活用法

  • 7月から8月の直前期へスムーズにつなげるための準備


著者:原田
所属:株式会社リーフェホールディングス 経営企画室 部長
資格・経歴:
法学部卒|政治学研究科 修士・博士|政治学者、政治学教員、学生指導歴20年以上 
医学生に特化した個別指導塾「医学生道場」のファウンダー

自己紹介:
幼少期より病気がちで、こんにち無事に生活できているのは、医療とそれに関わる人たちのお陰です。将来の医療者として、社会に貢献できる医療系学生の方を積極的にサポートしていきます。


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はじめに


医学部CBT対策において、7月は「総仕上げの起点」となる重要な月です。

本番まで残り2ヶ月。5月・6月で内科系を中心に基礎を固めてきた学習を、7月では全範囲に広げ、演習を本格化させ、総仕上げに向けて加速させます。

7月の位置づけを理解することが重要です。
8月は直前期であり、新しいことに手を広げるより、これまでの学習を固める時期です。
つまり、「新しい範囲を学び、全体を仕上げる」最後のチャンスが7月なのです。
この月をどう過ごすかが、8月の直前期の充実度を決めます。

医学生道場の指導現場では、7月にしっかり総仕上げをした学生ほど、8月に余裕を持って直前対策に臨めることを繰り返し見てきました。

逆に、7月の過ごし方が曖昧だと、8月に焦って新しい範囲を詰め込むことになり、直前期の効率が下がります。
この記事では、本番2ヶ月前の7月にやるべき総仕上げ戦略を、具体的にお届けします。


本論


7月が「総仕上げの起点」である理由

7月が総仕上げの起点となる理由を、3つの観点から整理します。


理由①:新しい範囲を学ぶ最後のチャンス

8月の直前期は、新しいことに手を広げるより、これまでの学習を固める時期です。
したがって、マイナー科・公衆衛生など、まだ手をつけていない範囲を学ぶのは、7月が最後のチャンスになります。
7月中に全範囲を一通りカバーすることが、8月の直前対策の前提になります。

理由②:演習を本格化させる時期

7月は、問題演習を本格化させる時期です。
5月・6月で基礎を固めた知識を、7月では問題演習を通じて得点力に変えます。
全範囲の2周目を進め、演習量を増やすことで、本番で通用する実戦力を養います。

理由③:第2回模試で最終的な弱点を把握できる

多くの学生は7月下旬に第2回模試を受験します。
第2回模試は、本番1ヶ月前の実力を客観的に把握できる貴重な機会です。
ここで見えた弱点が、8月の直前対策の重点になります。
7月は、この模試を通じて最終的な弱点を洗い出す時期でもあります。


総仕上げの柱①:演習の本格化と全範囲2周目

7月の総仕上げの第一の柱は、「演習の本格化と全範囲2周目」です。


演習量を段階的に増やす

7月は、問題演習の量を段階的に増やす時期です。
5月の1日30〜40問から、7月は1日40〜50問へとペースを上げ、演習量を確保します。
演習量を増やすことで、知識が得点力に変わり、本番で通用する実戦力が養われます。


全範囲の2周目を完了させる

7月の重要な目標は、QBの全範囲2周目を完了させることです。
1周目で全範囲を体験し、間違えた問題をブックマークしてきたはずです。
2周目では、その間違えた問題を中心に、弱点を潰していきます。
第25回で解説したとおり、2周目は「間違えた問題を中心に潰す」周回です。


👇 第25回の記事はこちらからです


周回ごとの伸びを確認する

2周目を進める際は、周回ごとに正答率が伸びているかを確認します。
1周目より2周目で正答率が上がっていれば、学習が機能している証拠です。
伸びが小さい科目は、解説の精読が不足している可能性があるため、回し方を見直します。


4連問形式に慣れる

7月は、4連問形式(順次解答型)の演習にも本格的に取り組む時期です。
4連問は「前の問題に戻れない」という特殊な形式のため、慣れが必要です。
7月から4連問を集中的に演習し、時間配分と解答の流れを体に染み込ませます。


総仕上げの柱②:マイナー科・公衆衛生の仕上げ

7月の総仕上げの第二の柱は、「マイナー科・公衆衛生の仕上げ」です。


マイナー科を短期集中で仕上げる

7月は、これまで後回しにしてきたマイナー科(皮膚科・眼科・耳鼻科・整形外科・泌尿器科・放射線科・麻酔科)を、短期集中で仕上げる時期です。
第24回で解説したとおり、マイナー科は深掘りせず、頻出疾患の典型像を1週間程度の短期集中で押さえるのが効率的です。


👇 第24回の記事はこちらからです


公衆衛生・社会医学を固める

公衆衛生・社会医学も、7月に固めるべき分野です。
感染症法・予防接種・統計・医療倫理など、暗記で対応できる分野が中心です。
出題ウェイトも比較的高いため、7月中に確実に押さえておきます。


必修問題の最終確認

7月は、必修問題の正答率を最終的に高める時期でもあります。
第22回で解説したとおり、必修問題は足切りに直結します。
7月中に必修問題の正答率を80〜85%に引き上げ、8月に安定させる準備をします。


👇 第22回の記事はこちらから


全範囲をカバーする意識

7月の終わりまでに、全範囲を一通りカバーすることが目標です。
内科系・外科系・小児産婦・精神神経・マイナー科・公衆衛生・必修と、全分野に手をつけた状態を作ることで、8月の直前期に「まだ手をつけていない範囲」がない状態にします。


総仕上げの柱③:第2回模試で最終的な弱点を洗い出す

7月の総仕上げの第三の柱は、「第2回模試の活用」です。


第2回模試を本番形式で受験する

7月下旬に、第2回模試を本番形式で受験します。
本番と同じ形式・時間配分で受験することで、実力だけでなく時間配分やスタミナも確認できます。
第2回模試は、本番1ヶ月前の実力を測る、最後の大きな機会です。


第1回模試からの成長を確認する

第2回模試の結果を、第1回模試(6月)の結果と比較します。
第21回で紹介した模試分析テンプレートを使えば、科目別の正答率の推移が可視化されます。
「どの科目が伸びたか」「どの科目がまだ弱いか」を客観的に把握できます。


👇 第21回の記事はこちらからです!


残った弱点を8月の重点にする

第2回模試で明らかになった弱点が、8月の直前対策の重点になります。
第2回模試で赤(正答率が低い)だった科目を、8月に集中的に補強する。
この流れを作ることで、直前期の学習に明確な方向性が生まれます。


時間配分の最終チェック

第2回模試では、時間配分もチェックします。
時間内に解き切れたか、4連問で時間を使いすぎなかったか、を確認します。時間配分に課題があれば、8月に本番形式の演習を繰り返して修正します。


7月の進捗別・重点の置き方

7月の重点の置き方は、現在の進捗状況によって変わります。


順調な場合

  • QB全体正答率が65%以上

  • 内科系が2周目に入っている

  • 必修問題が80%前後


順調な場合は、全範囲の2周目を計画通り進め、マイナー科・公衆衛生を仕上げます。
第2回模試で残った弱点を確認し、8月の重点を決めます。油断せず、ペースを維持することが重要です。


やや遅れている場合

  • QB全体正答率が55〜65%

  • 内科系の一部が未完了

  • 必修問題が70〜80%

やや遅れている場合は、優先順位を明確にします。
内科系3科目と必修問題を最優先で固め、マイナー科は頻出論点に絞ります。
全範囲を完璧にするより、出題ウェイトの高い分野を確実に仕上げることを優先します。


大幅に遅れている場合

  • QB全体正答率が55%未満

  • 全範囲の1周が未完了

  • 必修問題が70%未満

大幅に遅れている場合は、戦略を絞ります。
必修問題を最優先で対策し、内科系の頻出疾患に集中します。
マイナー科は思い切って後回しにし、合格に直結する分野に時間を集中させます。
第14回のEさんのように、伸びしろの大きい分野から集中対策すれば、まだ巻き返せます。


👇 第14回の記事はこちらからです


8月の直前期への引き継ぎ

7月の総仕上げは、8月の直前期にスムーズにつなげることが重要です。


8月にやることを明確にする

7月の終わりに、8月にやるべきことを明確にします。
第2回模試で見えた弱点、まだ不安な分野、必修問題の最終確認など、8月の重点を具体的にリストアップします。


8月は「新しいことをしない」準備

8月の直前期は、新しい範囲に手を出さず、これまでの学習を固める時期です。
そのため、7月中に全範囲をカバーし、「8月に新しく学ぶ必要がない」状態を作っておくことが理想です。
7月の総仕上げは、この状態を作るための準備でもあります。


復習の仕組みを整える

8月は復習中心の学習になります。
7月のうちに、間違えた問題のブックマークや、弱点リストを整理しておくことで、8月の復習をスムーズに進められます。
第25回で解説した演習管理や、第27回の得点最大化カリキュラムのテンプレートを活用すると、8月の重点が明確になります。


👇 第27回の記事はこちらから


体調管理の意識を高める

8月の直前期は、体調管理が学習効率を左右します。
7月の終わりから、睡眠・食事・生活リズムを整える意識を高め、直前期に万全の状態で臨めるよう準備します。


結論&むすびに代えて


医学部CBT本番2ヶ月前の7月は、総仕上げの起点となる重要な月です。

7月の総仕上げは、3つの柱で構成されます。
演習を本格化させて全範囲の2周目を完了すること、マイナー科・公衆衛生を短期集中で仕上げること、第2回模試で最終的な弱点を洗い出すこと。
この3つを実践することで、8月の直前期に余裕を持って臨めます。

7月が「新しい範囲を学ぶ最後のチャンス」であることを意識してください。
8月は直前期であり、新しいことより固めることが中心になります。
だからこそ、7月中に全範囲をカバーし、「8月に新しく学ぶ必要がない」状態を作ることが、総仕上げの目標です。

自分の進捗状況に応じて、重点の置き方を調整することも大切です。
順調ならペースを維持し、遅れているなら出題ウェイトの高い分野に集中する。
第2回模試で見えた弱点を、8月の重点につなげる。
この流れを作ることで、7月から8月へスムーズに移行できます。

まずは、7月にやるべきことを整理し、全範囲2周目と第2回模試という2つの大きな目標に向けて動き出してください。
7月の充実した総仕上げが、本番での得点を支えます。


次回の記事では「CBT問題演習「弱点科目の克服プログラム」:苦手分野を得点源に変える6週間計画」をお届けします。

引き続き、リーフェ医学情報の医学部CBTシリーズをご活用ください。


👇 その他の記事はこちらから、医学部CBTのマガジン、50講です


FAQ

Q1. 7月末までに全範囲の2周目が終わりそうにありません。間に合いますか?

全範囲を均等に2周する必要はありません。
重要なのは、出題ウェイトの高い分野(内科系・必修問題)を確実に2周し、弱点を潰すことです。
マイナー科や出題ウェイトの低い分野は、頻出論点に絞れば1周でも対応できます。
全範囲を完璧に2周することにこだわるより、「合格に直結する分野を確実に仕上げる」ことを優先してください。
第27回の得点最大化カリキュラムのように、出題ウェイトとギャップに応じて優先順位をつけ、限られた時間を効率的に使えば、8月の直前期でも十分に巻き返せます。


Q2. 第2回模試の結果が悪かったら、8月でどこまで挽回できますか?

8月でも十分に挽回可能です。第14回で紹介したEさんは、第2回模試で過去最低の結果を出した後、弱点に絞った対策で逆転合格しました。
重要なのは、第2回模試の結果を分析し、弱点を特定して集中的に対策することです。
第2回模試は本番1ヶ月前なので、ここで見えた弱点を8月に集中補強すれば、本番までに大きく改善できます。
模試の結果に落ち込むのではなく、「本番前に弱点が見えてよかった」と捉え、8月の重点対策につなげてください。
模試は弱点を発見するための道具です。


Q3. 7月は演習と暗記のどちらを優先すべきですか?

7月は演習を中心に据えつつ、暗記が必要な分野(マイナー科・公衆衛生・必修)は並行して固めるのが理想です。
7月は「演習の本格化」の時期なので、問題演習を通じて知識を得点力に変えることが中心になります。
ただし、マイナー科・公衆衛生・必修問題など暗記の比重が大きい分野は、7月中に集中的に暗記して仕上げる必要があります。
演習と暗記を対立させるのではなく、「演習で全範囲の実戦力を高めつつ、暗記分野は短期集中で固める」という並行アプローチが効率的です。
第11回の暗記と理解のバランスを参考に、分野ごとに適したアプローチを使い分けてください。


参考文献・出典

  • 公益社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構(CATO)公式サイト:医学系CBTの実施概要

  • 株式会社メディックメディア「QB Online クエスチョン・バンク・オンライン」公式情報

  • 文部科学省「医学教育モデル・コア・カリキュラム」

  • リーフェ医学情報・医学生道場 指導現場での観察事例


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