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行政書士試験を卒業しました

令和2(2020)年度の行政書士試験を受けたあとです。
記述にも自信がなく、これは落ちたな、と思っていました。

令和3(2021)年1月末、合否通知のハガキが届きました。
結果は186点で、なんと予想外の合格。

しかし、この結果には納得できないものがありました。
もやもやした感情が残ったのです。

あのボロボロな記述で16点ももらえるなら、
前回、平成30(2018)年度に書いた「わりとよくできた」記述の、合計たったの6点は何だったんだ。

…仕方がないですね。
ここが、
「行政書士試験の記述式は『ブラックボックス』だ」
と言われるゆえんです。

ともあれ、結果は『合格』です。
さあ、これから忙しくなるはず…。

とはいえ、時はコロナ禍の真っ最中。

例年なら、各種予備校で開催されるはずの
『合格祝賀会』は、
すべてが中止になっていました。
私が受講していたアガルートも、むろん例外ではありません。

がっかりです。

せっかく合格したのに、
それを祝福してもらったり、同期の合格者と喜びを分かちあう機会が
すべて奪われてしまったのですから。

ただひとつだけ、救いがありました。
それは、アガルートの合格特典
『全額返金制度』です!

この特典は、アガルートの特定カリキュラムの受講者が、見事に合格を勝ち取った場合に
「全額返金」or「お祝い金5万円」
が還元されるというものです。

私はすぐに、この「全額返金制度」を申し込むことに決めました。
「演習総合カリキュラム」(現:「中上級総合カリキュラム」)を受講したので、この制度に申し込む資格は持っています。
(注:私が受講した「ライト」は、現在では対象から外れています。
   現在は「フル」を受講した場合のみが特典の対象です)

「全額返金」を受けるには、いくつかの条件があります。
まず、合格通知書のデータ提出。
次に、合格体験記の提出。
そして、「合格者インタビューへの出演」です。
(注:現在はこれに加えて「再現記述の提出」も必要です)

やりますよ。
合格ハガキのデータを送るのは簡単だし、
合格体験記とか、チョチョイのチョイです。

さて、問題は「合格者インタビュー」でした。
これは、東京のアガルート本校へ出向いて、顔出しでカメラの前に立たなければいけません。

まあ、逆に言えば。
合格祝賀会が全滅している現在、
カリスマ講師の豊村慶太先生に会えるチャンス。
そう、生で会える、最初で最後の機会ということです。

2月12日、旅費節約のため、夜行バスで東京へ。
翌13日、池袋で朝食後、飯田橋のアガルート本社へ向かいました。

他にもインタビューを受けに来ている合格者が数人いました。
みなさん、自信に満ちあふれて貫禄たっぷりな様子です。
身なりも自信も貧相な私は、なんだか場違いな感じがして
どうしようかとひたすら緊張してしまいました。

しかし、ナマの豊村先生に会えたのは感動でした。
思えば毎日、数時間もひたすら豊村先生の講義を浴びていました。
いわば「超おなじみ」の声と姿です。

実際は、思ったより小柄でしたが、
あのパワフルなオーラはそのまま、
こういった場所に不慣れな私を気遣ってくださる、
気さくで優しいお人柄でした。

その日はインタビューが無事に終わってから、
軽く東京見物をして、夕方の新幹線で帰途につきました。
これで「全額返金」の条件クリアです。

(注:これは2021年当時の記録です。
   現在は条件や内容が変わっていますので、ご注意ください)

ほどなくして、昨年度の受講料全額分が戻ってきました。
東京まで往復した旅費を差し引いても、10万円ほどの臨時収入になりました。

こうして、2月も半ばになりましたが。

さて、私の手元にある物が残っていました。
「神様、仏様、『アシベツ』様~!!」
という思いで購入した、アレ。

そう、今年(2021年)度版の「肢別過去問集」です。
これが、未使用でまっさらなままの状態で置いてありました。
放っておけば「特級呪物」になりそうなシロモノです。

結論から言えば、ヤフオクで売りました。

書きこみなどはありませんが、いちおう中古品です。
新品で購入して定価が4,180円の本でした。

まず、2,200円で開始設定。
これは半額ちょいプラスの値段なので、最悪この値段で売れたとしても、まあ悔しくはありません。

それで即決価格を、3,000円にしました。
「中古なのに、ちょっと強気かな…」と思いましたが、これだけ取り戻せるなら、御の字です。

即決価格をつけたのは、受験生が時間に追われていることを知っているからです。
オークションが終了する数日間を待つくらいなら、他の即決できる商品を選ぶかもしれません。

それで、結果はどうだったか。
わずか開始から3分後、即決で落札されました。
これだけすぐ売れるなら、もう少し価格設定を上げておけば良かったと思いましたが、あとの祭りです。

まあ、そりゃそうだな。
自分が受験生だったら、3,000円で未使用・最新版の「肢別過去問集」(定価4,180円)が手に入るんだったら、こりゃ買いだわ。

あとヤフオクでは、未使用だった模試も売りました。
昨年度のアガルートのカリキュラムに入っていたものです。
開始価格を200円、即決を700円にしましたが、
なんとこちらも、開始から4分後、即決で落札されました。

えっ、去年の模試1回分を700円で買っちゃうの!?
解説の小冊子はついていますが、講義映像は当然ありません。
これには、少し驚いてしまいました。

さて。

あ、最後にひとつだけ。

2月半ばに届いた「行政書士試験合格証書」は、
父の仏前にお供えしたことを、付記しておきます。

父のことだから、ほめたり、ねぎらったりするようなことは決して言わないでしょう。
それでも、心のどこかで、少しでも認めてくれるようなところがあったならば…。
まあ、言っても詮ないことですが。

では、本当に。

私の受験体験記は、これでおしまいです。

宅建からかぞえて、5年間。
行政書士だけだと、まる4年間におよぶ勉強の日々でした。

ほぼ、自由時間すべてを勉強に捧げたと言っていいでしょう。
SNSなども、当時は全然やっていません。

テレビも、ほとんど見ることはありませんでした。
まあ、「半沢直樹」などは観ましたが。
好きなドラマだけ「これ」と決めて、不必要にテレビを見ることはやめるようにしました。

試験日というリミットが決まっているなかで、
その時に向けて、勉強を必死でがんばっていくのは
まあ、先の見えない不安やプレッシャーと戦う毎日でした。

まず、フォーサイトで2年の学習体験記。

ひとつ言えるのは、フォーサイトは学習を始めるのが楽しいということです。
教材を信じて、何周もやりこめば、合格ラインに達する内容だと思います。

次に、アガルートで2年の学習体験。

講義のボリュームが半端ないことは、覚悟しておいていいと思います。
しかし、すべて履修したうえで、さらにやりこめば、必ず合格できるでしょう。

ただし、これは当時の感想です。
数年たった現在では、内容が多少変わっていることもあるかと思いますが。
もしも、読んでいただいた方に、なんらかの形で参考になることがあれば、幸いです。

当初の予定を越えて、えらい長丁場になってしまいましたが。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。


おしまい。


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