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「また今度」って言われた時、どこまで本気かちょっと考えてしまう

駅まで一緒に歩いて、

改札の前で別れる時、

相手が笑いながら言いました。

「また今度、あのお店行こうね」

私も、

「うん、行こう」

と返しました。

その場では、

何も気になりませんでした。

楽しく話して、

いつも通りに別れただけでした。

でも、

電車を降りて家へ向かう頃、

ふと考えました。

「また今度」は、

次の予定の話だったのでしょうか。

それとも、

今日をやわらかく終える言葉だったのでしょうか。


空気説明


「また今度」は、

断る言葉ではありません。

でも、

約束が決まった言葉でもありません。

だから、

その場ではとても自然に受け取れます。

「また会おう」

「次も話そう」

そんな空気だけを残して、

会話を終えられる言葉です。

相手も笑っていました。

別れ際の空気も、

悪くありませんでした。

それでも、

家へ帰ってから、

声の調子や表情を思い返します。

本当に行きたそうだったか。

社交辞令のようではなかったか。

予定を聞いてもよかったのか。

答えは何も増えていないのに、

別れたあとから、

言葉の意味だけを何度も見直していました。

温度差観測


言った側にとっては、

その瞬間の気持ちを、

そのまま口にしただけかもしれません。

今日は楽しかった。

また会えたらいい。

今度はあのお店にも行きたい。

そこまでは本当でも、

いつ行くのかまでは、

まだ考えていないことがあります。

そのあと、

仕事が忙しくなる。

別の予定が入る。

話題に出すきっかけを逃す。

そうして、

気持ちはあったまま、

予定だけが決まらないこともあります。

一方で、

聞いた側は、

その言葉を小さな約束として覚えていることがあります。

お店の前を通った時。

似た話題が出た時。

何か月かたった時。

「あの時、また今度って言っていたな」

と、ふと思い出します。

言った側は、

その場の気持ちを置いて帰った。

聞いた側は、

その言葉を次の予定として持ち帰った。

どちらが間違っているわけでもありません。

ただ、

同じ一言の中に、

少し違う未来を見ていたことがあります。

実現しなかったからといって、

あの時の気持ちまで嘘だったとは限りません。

「また今度」は、

予定が決まっていない言葉というより、

気持ちと予定が、

まだ同じ場所まで来ていない言葉なのかもしれません。

ここまで読んで、
少し思い当たることはありましたか。
ここで少し整理してみます。

ちょっとあるある


・「また今度」を、予定として覚えているのは自分だけだった。

・自分からもう一度誘うか、少し迷う。

・相手から話が出るまで、何となく待ってしまう。

・何か月かたってから、お店の前で思い出す。

・振り返ると、自分も誰かへ同じ言葉を使っている。

空気診断


今の自分に近いものがあれば、

一つだけ心に置いてみてください。

【タイプA】

「また今度」と言われた時、

次の予定があるように感じます。

【タイプB】

その場では普通に受け取れても、

あとから声や表情を思い返してしまいます。

【タイプC】

本気だったと思いたい気持ちと、

社交辞令だったかもしれない気持ちが、

少しずつ残っています。

【タイプD】

自分からもう一度誘いたいのに、

相手へ予定を迫るようで迷っています。

【タイプE】

実現するかどうかより、

あの時の気持ちまで疑わなくてもよいのかもしれないと、

少し見え方が変わっています。

こんな返し方もあります

正解ではありません。
今の距離感に近いものがあれば、一つだけ持ち帰ってください。

① やわらかめ

「また行こうね。タイミングが合う時を楽しみにしてる😊」

相手の言葉をそのまま受け取りながら、

予定を急がせない返し方です。

会いたい気持ちだけを、やわらかく残せます。

② 少し自然に

「うん、また都合が合う時に行こう」

その場で具体的な日程を決めるほどではない時に、

自然に返せる言葉です。

相手と同じくらいの温度で会話を終えられます。

③ 仲が良い相手向け

「忘れないうちに、また声かけてね😂」

軽く笑える関係なら、

予定を急かさずに、

次のきっかけを残せる返し方です。

④ 空気をやわらげる

「次に会った時、あのお店の話またしよう😊」

約束を確定させるのではなく、

次の会話へつながる言葉を残します。

相手も構えず受け取りやすくなります。

⑤ 少し違う見方

「本当に行けそうな時が来たら、こっちからも声かけるね」

相手任せにせず、

自分からも次の機会を作る返し方です。

言葉だけで待ち続ける形になりにくくなります。

こんな返しは少し気をつけたい

同じ言葉でも、
相手によって受け止め方は少し変わります。

① 強く聞こえやすい

「いつ? いつ空いてる?」

予定を決めたい気持ちは自然です。

ただ、

「また今度」と言った直後では、

相手がすぐ答えを求められたように感じることがあります。

② 誤解されやすい

「また今度って、どうせ行かないやつでしょ」

冗談のつもりでも、

相手の言葉を最初から疑っているように伝わることがあります。

本当に行きたい気持ちがあった人ほど、返しづらくなる場合があります。

③ 相手を急がせやすい

「じゃあ、今日中に日程決めよう」

その場で決めた方が進みやすいこともあります。

ただ、

まだ予定を確認できない相手には、

気持ちより先に日程だけを求められたように感じることがあります。

④ 理由を求め過ぎやすい

「本気で行く気ある?」

はっきり確認したくなることはあります。

ただ、

相手自身も予定までは決めていない場合、

気持ちの証明を求められたように感じることがあります。

⑤ 距離感によって変わりやすい

「五年以内くらいには実現させよう😂」

仲の良い相手なら、

笑って返せる言葉です。

予定が決まらないことを少し気にしている相手には、

責められているように伝わる場合があります。

最後に、少しだけ


「また今度」は、

約束としては少し曖昧です。

けれど、

何も思っていない人にしか使わない言葉でもありません。

その時は本当に、

また会えたらいいと思っていた。

ただ、

その気持ちが予定になる前に、

時間が過ぎてしまった。

そんな言葉もあります。

実現しなかった未来から、

あの時の気持ちまで決めなくてもよい日があります。

この話が少し気になった方へ。
やわらか返信室では、
現在は主に4つの企画を書いています。


📮少し昔の相談員が現代の悩みに答える話


📰編集部がどうでもいいことを真面目に考える雑誌


🌙生活の途中で思い出す、景色や気持ちの話


📖人間関係の小さい温度差を観察する話


もし今回の記事が少し気になったら、

他の企画や自己紹介ものぞいてみてください。

どこかで、自分だけだと思っていたことに出会えるかもしれません。

最後にひとつだけ


予定にならなかった言葉にも、

その日の気持ちは残っています。


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