LINEヤフー広告のディスプレイ、始めて1ヶ月で必ずぶつかる5つの壁と、その超え方
LINEヤフー広告のディスプレイ、始めて1ヶ月で必ずぶつかる5つの壁と、その超え方
この記事はこんな人に向けて書いています
・LINEヤフー広告のディスプレイ広告を始めたばかりの方
・始めて1ヶ月前後だが、思うように成果が出ていない方
・何が問題なのかわからず、とりあえず設定を触っている方
ディスプレイ広告は、検索広告と違って「興味がある人」ではなく「まだ知らない人」に届ける広告です。そのぶん、始めたばかりのころは特有の壁にぶつかりやすい。
まずLINEヤフー広告 ディスプレイ広告の基本的な仕組みが気になる方はこちらから確認できます。
→【初心者向け】LINEヤフー広告のディスプレイ広告とは?仕組み・特徴・始め方を完全解説
この記事では、サポート窓口に寄せられる問い合わせをもとに、始めて1ヶ月で多くの方がぶつかる5つの壁と、その超え方を解説します。全文無料です。
■ 目次
壁① バナーを作ったけど、どのサイズが正解かわからない
壁② インプレッションは出るのに、クリックされない
壁③ クリックはあるのに、CVがまったく取れない
壁④ オーディエンス設定が多すぎて、何を選べばいいかわからない
壁⑤ レポートの数字は見ているが、次に何をすべきかわからない
壁① バナーを作ったけど、どのサイズが正解かわからない
「とりあえず1種類作ってみた」——始めたばかりのころ、多くの方がここでつまずきます。
なぜぶつかるのか
ディスプレイ広告は、配信先の枠(スロット)によって表示されるバナーのサイズが異なります。用意したサイズが配信先の枠と合わなければ、そもそも表示されません。1種類しか用意していないと、配信できる枠が大幅に限られ、impressionが出にくくなります。
LINEヤフー広告ではLINE面・Yahoo面それぞれに配信枠があり、面ごとに推奨サイズが異なります。配信面の詳細はこちらで確認できます。
→ LINEヤフー広告の配信面はどこ?LINE面・Yahoo面の特徴と使い分けを解説
どう超えるか
まず優先して用意すべきサイズは以下の3つです。
・1280pixel x 720pixel(16:9のアスペクト比:ブランドパネル(YahooTOP画面の一番大きな広告枠)やLINE広告枠用サイズ)【最重要】
・1200pixel x 1200pixel(1:1のアスペクト比:最も配信量が多い基本サイズ)
・600pixel x 500pixel(6:5のアスペクト比:1:1のアスペクト比と同じく多くの配信面に掲載可能な画像サイズ)
この3サイズを揃えるだけで、配信できる枠が大幅に広がります。はじめはデザインにこだわりすぎず、この3サイズを確実に用意することを優先してください。
余裕があれば、レスポンシブ広告(テキストと画像素材を入稿してシステムが自動生成)も活用すると、より多くの枠をカバーできます。
壁② インプレッションは出るのに、クリックされない
表示はされている。でも誰もクリックしない。この状況はCTR(クリック率)の問題です。
なぜぶつかるのか
ディスプレイ広告のCTRは、検索広告と比べて構造的に低くなります。検索広告は「今まさに探している人」に届けるのに対し、ディスプレイ広告は「まだ興味を持っていない人」に届けるためです。
クリックされないバナーに共通するのは、「何の広告かが一瞬でわからない」ことです。ユーザーがバナーを見る時間は0.5秒以下とも言われています。その短時間で伝わらなければ、スルーされます。
どう超えるか
クリックされるバナーには、以下の3要素が0.5秒以内に伝わる必要があります。
・何のサービス・商品か(一目でわかるビジュアルまたはロゴ)
・自分に関係あるか(ターゲットへの訴求文言)
・次に何をすればいいか(「詳しくはこちら」などのCTA)
改善の優先順位は、まずビジュアルとキャッチコピーの見直しです。複数パターンを用意してA/Bテストを行い、CTRが高いクリエイティブに絞り込む方法が効果的です。
CTRの目安として、ディスプレイ広告では0.1〜0.3%程度が一般的です。この数値を大幅に下回っている場合は、クリエイティブの改善を優先してください。
壁③ クリックはあるのに、CVがまったく取れない
クリックはある。でもCVがゼロ、あるいはほぼゼロ。この状況で設定を触り始めると、機械学習の悪循環に入ります。
なぜぶつかるのか
クリックがあってCVがない場合、原因は広告ではなくランディングページ(LP)にあることがほとんどです。ディスプレイ広告でクリックしたユーザーは、検索ユーザーよりも購買意欲が低い状態でLPに到達します。そのため、LPがディスプレイ経由のユーザーに最適化されていないと、離脱が起きます。
また、CV計測タグが正しく設置されていないケースも多く見られます。実際にはCVが発生しているのに計測できていない、という状態も確認してください。
計測タグの設置方法はこちらで詳しく解説しています。
→ LINEヤフー広告 計測タグの設置方法【コンバージョン設定・サイトリターゲティング完全解説】
どう超えるか
まず確認すること:
・CV計測タグが正しく動作しているか(テストコンバージョンで確認)
・LPの表示速度は問題ないか(3秒以上かかる場合、離脱率が急増します)
・LPの冒頭で「このページが自分に関係ある」とわかるか
LPの改善ポイントとしては、バナーのクリエイティブとLPのメッセージを一致させることが最優先です。バナーで訴求した内容がLPにも反映されていないと、ユーザーは「思っていたのと違う」と感じて離脱します。
→ CV計測と機械学習の詳しい解説はこちら(有料)
【サポートより】LINEヤフー広告でimpressionもCVも出ないときに、まず確認してほしいこと
壁④ オーディエンス設定が多すぎて、何を選べばいいかわからない
LINEヤフー広告のオーディエンス設定は選択肢が多く、始めたばかりのころは何を選べばいいか迷います。絞りすぎてもリーチが取れず、広げすぎても成果につながらない。
なぜぶつかるのか
ディスプレイ広告のオーディエンスには、インタレストカテゴリ・サーチキーワード・デモグラフィック・リターゲティングなど複数の種類があります。それぞれの特性を理解せずに組み合わせると、ターゲットが意図せず極端に狭まったり、逆に関係のないユーザーに配信されたりします。
オーディエンスリストの種類と使い方を詳しく知りたい方はこちら。
→【初心者向け】YDAのオーディエンスリストとは?種類と使い方を完全解説
https://note.com/mare_adsupport/n/n7ece3bced19b
どう超えるか
始めて1ヶ月以内は、設定をシンプルに保つことが最優先です。
▼ 優先順位
1位:オーディエンスリストターゲティング(リターゲティング)
自社に一度接触したユーザーへの配信。最も成果に結びつきやすい。
2位:高度なセグメント【キーワード】(サーチキーワードターゲティング)
関連するキーワードを検索したユーザーへの配信。購買意欲が比較的高い。
3位:共通オーディエンス
興味・関心ベース。リーチは広がるが成果との連動は弱め。始めたばかりの段階では補助的に使う。
複数のオーディエンスを同時に設定する場合は、広告グループを分けてそれぞれの成果を別々に確認できる構造にしてください。まとめて設定すると、どのオーディエンスが効いているかわからなくなります。
壁⑤ レポートの数字は見ているが、次に何をすべきかわからない
毎日レポートを確認している。でも、何をどう判断して、次にどう動けばいいかわからない。数字を「見ている」だけで「読めていない」状態です。
なぜぶつかるのか
レポートには多くの指標が並んでいます。すべての数字を追おうとすると、判断の基準がぼやけます。また、始めてすぐの時期は機械学習の学習中であることが多く、数値が安定しないため、日次の変動に振り回されやすくなります。
どう超えるか
始めて1ヶ月の時期に見るべき指標は、以下の3つに絞ってください。
・インプレッション数:配信が正常に行われているか
・CTR(クリック率):クリエイティブが機能しているか
・CV数・CPA:成果が出始めているか
この3つを週単位で確認し、大きく外れている指標があれば、その指標に対応する改善を一つだけ行う。複数の改善を同時に行うと、何が効いたかわからなくなります。
▼ 判断の基準(目安)
・impressionが極端に少ない → 入札・予算・ターゲット範囲を見直す
・impressionはあるがCTRが低い(0.1%未満)→ クリエイティブを見直す
・CTRはあるがCVがない → LPとCV計測を確認する
→ 計測タグの設置方法はこちら
https://note.com/mare_adsupport/n/nef3ff7484e05
この順番で確認するだけで、次のアクションが明確になります。
最後に
5つの壁は、どれも「知らなかっただけ」で発生するものがほとんどです。順番に確認して、一つずつ解決していくことで、ディスプレイ広告は必ず動き始めます。
壁③(クリックはあるのにCVが出ない)の背景にある機械学習の仕組みと、やってはいけない設定変更については、以下の記事で詳しく解説しています。
→【サポートより】LINEヤフー広告でimpressionもCVも出ないときに、まず確認してほしいこと
LINEヤフー広告の統合に関する全体像や管理画面の使い方については、以下の記事もあわせてご覧ください。
→「あれ、管理画面が変わった?」LINEヤフー広告 統合後に最初にやること
→ LINEヤフー広告 管理画面の使い方【LINE広告からの移行後ガイド】
次回は、ディスプレイ広告のオーディエンス最適化について解説予定です。フォローしておくと更新通知が届きます。
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