『イクサガミ 人』感想。全部クライマックス。“人”が一番怖かった【ネタバレ有】
『イクサガミ』原作3巻『人』を読み終えました
クライマックスが何個も来る。
むしろ全部クライマックス。
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響陣のバトルが、開始3秒で手に汗
物語の冒頭から、いきなり富士山のふもと。
敵の忍者集団に囲まれる響陣。
「さすがにヤバい!」
そう思った瞬間から始まる、忍者 vs 忍者の超絶バトル。
何人出てくる!?
ページをめくるたびに敵が増える。
1ページ1ページが、命を削る戦い。
槐が現れたときには、
「まさか…」と息が止まりそうになった。
でも、響陣は死なない。
だから、カッコいい。
読んでいる間ずっと緊張しっぱなしだった。
さらにこの巻では、
響陣の幼少期や、蟲毒に参加した理由も描かれる。
ほらーー!(そういうとこ!)
ますます好きになってしまった。
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蟲毒、ついに“人間”が見えてくる
この巻では、蟲毒の生き残りメンバーにもスポットが当たる。
それぞれの過去。
それぞれが背負ってきたもの。
そこで、はっとする。
「みんな、人だったんだ」
化け物みたいな強さを持っていても、
心の奥には、ちゃんと理由がある。
ただの“デスゲーム”じゃない。
物語の温度が、ここで一段階変わる。
愁二郎たちと戦うことすらなく、
負けて、名もなく死んでいく人たちにまで光が当たる。
それがもう、やるせなくて。
そして、運営側にも心の揺らぎが生まれていく。
「これが正しい」と信じて参加したはずなのに、
少しずつ、確実にヒビが入っていく。
最初はどこかファンタジーだった世界が、
ここにきて急に生々しくなる。
血が通い始める。
怖い。
でも、目を逸らせない。
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甚六、まさかの英雄的死
涙腺、総崩壊。
この巻、最大の衝撃。
京八流の兄弟、甚六が命を落とします。
幻刀斎との壮絶な戦いの中、
紛れ込んだ少年を胸に抱いて守りながら、
自分の奥義を兄・愁二郎に託して散っていく。
……小説読んでて、泣いたの久しぶり。
一人でこっそり読んでて、本当によかった。
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最後の最後で、無骨が刀を渡す
もう限界、と思ったところに追い打ち。
貫地谷無骨との死闘。
狭い汽車での、愁二郎との一騎打ち。
その戦いで、愁二郎の刀が折れてしまう。
そのとき、
やられた無骨が、刀を差し出す。
それじゃぁ、東京は楽しめんだろう。持ってけ
線路の上に大の字になって果てる無骨。
その姿は、まるで“童”のようだったという描写。
とんでもない男だった。
でも最後に、刀くれた。
いよいよ愁二郎たちが、
すべてを背負って東京へ向かう。
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「人」って巻が、一番“人”だった
タイトル通り、
この巻はとにかく「人間」が生々しい。
誰も無敵じゃない。
誰も化け物じゃない。
みんな、人だった。
東京で何が起きるのか。
残された最後の9人。
次巻『神』を読んだら、
また感情、ここに置きに来ます。
読む前から緊張する。
***
イクサガミ原作

シリーズは全部で4冊完結。「天」「地」「人」「神」
1冊目「天」の感想はこちら👇
2冊目「地」の感想はこちら👇
4冊目「神」の感想はこちら👇
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