里見八犬伝聖地巡礼【安房九】大山寺
2026年1月24日
里見八犬伝の悲劇のヒロインにして、物語の中心となる伏姫。
父・里見義実の軽はずみな戯言がきっかけで、玉梓の怨念を宿した妖犬・八房とともに富山の洞窟で暮らすことに。
義実の奥方は娘の安否を気づかいすぎて、病の床に伏せてしまう。
「姫の様子が少しでもわかれば、それだけで薬になる」
義実は「長狭富山の麓の大山寺へ詣でる」という“もっともらしい口実”を使い、実際にはこっそり富山へ登って伏姫の様子を見に行くのでした。
今回の里見八犬伝聖地巡礼【安房】編は、手始めにその「口実」に使われた大山不動尊からスタート!
早朝の静寂に包まれる、大山不動尊
愛車うさぎ号で高蔵山の中腹まで登ると、不動堂のすぐ横が駐車場になっている。

境内からは長狭平野と太平洋を一望でき、千葉県最高峰・愛宕山まで見渡せる絶景スポット。
早朝の澄んだ空気が肌を刺すように冷たくて、でも気持ちいい。

参拝者はまだ誰もいない。
静寂の中で、不動堂と向き合うことができるなんて贅沢すぎる。

案内板には「戦国時代には、当地を治めた里見氏・正木氏の加護を受けました」とある。
物語では義実は“今回は来てないことになってる”けど、実際には絶対来たことあるよね……うん、来てる(確信)。
北斎もびっくり⁉️ 彫刻マスター「波の伊八」
大山不動堂の見どころのひとつが、国の重要文化財にも指定された彫刻。
鴨川出身の名工「波の伊八」が手がけたものだという。
「波を彫らせたら天下一」と言われ、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」に影響を与えたかも?なんて噂されるほど、ダイナミックな波の表現が有名。
そのうねりの中で睨みをきかせる二体の竜。 細部まで彫り込まれた迫力に、思わず息を呑む。

脇を固める獅子たちも、今にも駆け出しそうな躍動感。
朝日に照らされて黄金色に輝く姿は、まさに神々しいの一言✨

想定外のハードモード!? 山頂の高蔵神社へ
参道の急な階段を降りて仁王門へ。
お目目くりくりの仁王様にご挨拶して境内へ戻ろうとしたら……
目の前にそびえる階段に一瞬ひるむ。
でも、がんばらせていただきますぅ😅
境内の奥には、歴史を感じる石碑や、山頂へ続く登山口のような道が。
駐車場側からは歩きやすそうな参道があったので、そちらから挑戦してみると…
めっちゃ急だし、滑るし、怖いんですけどぉぉぉ〜〜😅
気温2度で寒いはずなのに、汗ダラダラ💦
登山靴とトレッキングポールがなかったら無理だったかも。

山頂付近になると、ようやくなだらかな階段が現れ、高蔵神社が見えてきた。
三等三角点もあって「高蔵山、登頂~!」なんて、ちょっとした登山気分。

高蔵神社で、今日の旅の安全祈願。
これから鴨川へ向かい、物語の時系列ではもっと前、伏姫が生まれる前の時代、義実が小湊で旗揚げした頃の聖地巡礼へと向かう予定なのにゃ〜。
こんな霊験あらたかな場所から旅が始まるなんて、なんだか縁起が良さそう。
それでは、里見八犬伝聖地巡礼。
安房・鴨川の地へ、行ってまいりま〜す❣️
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