ユルゲン・クロップ(Jürgen Klopp):ボルシア・ドルトムント、リバプールFCを「復活」に導いた名将が、サッカードイツ代表監督に就任か
ユルゲン・クロップ

Jürgen Norbert Klopp
生年月日:1967年6月16日(59 歳)
出身:シュトゥットガルト, ドイツ
クロップが成し遂げた「偉業」

もし21世紀のサッカー界で、最も大きな偉業を成し遂げたドイツ人を挙げるなら、誰になるだろうか?マヌエル・ノイアー、ヨアヒム・レーヴ、ハンジ・フリック。あるいはフィリップ・ラームの名前を挙げる人もいるかもしれない。しかし最も多くの名前が挙がるのは、間違いなくユルゲン・クロップ監督だろう。彼が成し遂げてきた「仕事」は、紛れもない偉業だからだ。
1.FSVマインツ05のクラブ史上初の1部昇格、ボルシア・ドルトムントでのブンデスリーガ連覇と2013年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出、そして凋落したリバプールFCを「不死鳥」の如く復活させてのビッグイヤー獲得と30年ぶりの国内リーグ優勝。クロップは、誰も想像できないような「奇跡」を起こしてきたのである。クロップ最大の魅力は、その「戦術」だ。
「ゲーゲンプレス」を世界に広めた男

サッカー界を見渡せば、人格者は数多くいる。しかしクロップのように明確なサッカースタイルを志向しながら、それをチームに落とし込む「情熱」を兼ね備え、限られたリソースで最大限の力を発揮させられる人物は一握りだ。何よりクロップ本人が「ヘビーメタル・フットボール」と称した彼のプレッシング・スタイルは、観客だけではなく、多くの戦術家をも魅了する。
クロップの発言でも最も有名なのは、「ゲーゲンプレスこそが最大のプレーメイカーだ。」だろう。ヴォルフガング・フランクのもとでゾーンプレスを学んだクロップは、相手がカウンターを狙うトランジション時の「ひずみ」を狙って最大成果を得たうえ、多くの対戦相手を圧倒。長くコンビを組んだジェリコ・ブヴァッチやペーター・クラビーツと共に強靭なチームを作り上げた。
クロップのもとで輝いた選手たち

クロップのもとで世界的な名声を得た選手たちは数知れない。ドルトムント時代でいえば、ネヴェン・スボディッチ、ヌリ・シャヒン、ロマン・ヴァイデンフェラー、マルセル・シュメルツァー、ヤクブ・ブワシュチコフスキ、ロベルト・レバンドフスキ、香川真司、マリオ・ゲッツェなどが大きな成功を収めた。リバプール時代でいえば、まず強力な3トップが印象的だ。
サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラーは恐ろしいほどに強力なアタッカー陣だ。中盤でいえばジョーダン・ヘンダーソン、ジョルジニョ・ワイナルドゥム、ファビーニョがチームの心臓で、コウチーニョとアダム・ララーナの2人の攻撃的MFも輝いた。アンドリュー・ロバートソンとトレント・アレクサンダー=アーノルドの両SBも躍動した。
サッカードイツ代表監督に就任?

そんなクロップが、ユリアン・ナーゲルスマンの後任としてサッカードイツ代表就任間近だというニュースが飛び交っている。2030とプリントされたドイツ代表ユニフォームを持つクロップの写真と共に、「JÜRGEN KLOPP IS BACK!」とフロリアン・プレッテンベルクがツイートしたことを考えても、本日7月24日に就任発表がされるという噂も現実味を帯びている。
クラビーツに加えてアシスタントコーチ就任が噂されるのは、オランダ出身の戦術家ペピン・リンダース、元ドルトムントのMFでSpVggウンターハヒンクの前監督でもあるスヴェン・ベンダーの2人だ。2026年のワールドカップではベスト32敗退と、不完全燃焼に終わったドイツ代表。レッドブル・グループから加わった名将のもとでどのような「復活」を遂げるかに注目だ。
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