バイエル・レヴァークーゼン(レバークーゼン, Bayer 04 Leverkusen)のクラブの歴史を紹介!
バイエル・レヴァークーゼン(レバークーゼン)

Bayer 04 Leverkusen Fußball GmbH
クラブ創設年:1904年
ホームスタジアム:バイアレーナ(1958年建設)
クラブ史:
1904年 レバークーゼン設立
1979年 ブンデスリーガ1部初昇格
1988年 UEFAカップ初優勝
1993年 DFBポカール初優勝
2024年 ブンデスリーガ初優勝
製薬会社バイエルの街、レバークーゼン

ノルトライン=ヴェストファーレン州の大都市ケルンの北部に位置する街、レバークーゼン。1891年、カール・レヴァークスが建設した染料工場をバイエル社が買収し、本社を構えたことでできたこの街には、現在、ブンデスリーガを代表する強豪クラブが本拠地を置く。バイエル・レバークーゼンだ。シャビ・アロンソに率いられた同クラブは、2023/24シーズン、28勝6分けの無敗で、ブンデスリーガ史上13番目のチャンピオンとなった。
レバークーゼンのクラブ史を振り返ると非常に興味深い。1904年、バイエル社の労働組合チームとして設立された同クラブは、1907年に独立したサッカー部門を結成。2.ブンデスリーガ北部で優勝し、ブンデスリーガ初昇格を果たしたのは、1978/79シーズン。1部で安定した成績を残したレバークーゼンに1988年、2つの転機が訪れる。
1つはUEFAカップでの優勝。エーリッヒ・リーベック監督に率いられたクラブは、決勝でRCDエスパニョールに勝利し、同クラブ初のメジャータイトル獲得を果たした。そしてもう1つの転機が、サッカー部門のマネージャーにライナー・カルムントが就任したことだった。1976年からクラブの運営に携わるカルムントのもとで、クラブは大きな発展を遂げることになる。
ライナー・カルムント期(1988-2004)

マネージャーに就任したカルムントは、ドイツにおけるスカウティングの先駆者的存在だった。東ドイツとブラジルの才能ある選手に注目したカルムントは、バイエル社の資金力を背景に、彼らをクラブに勧誘した。1989年にCRフラメンゴから加入したブラジル人のジョルジーニョ、1990年にSGディナモ・ドレスデンから加入したストライカーウルフ・キルステンは代表例である。
1990年代前半、レバークーゼンはリーグで上位に定着した。1993年には、キルステンの決勝ゴールでヘルタ・ベルリンⅡに勝利し、初のDFBポカール優勝を飾る。クリストフ・ダウムが監督に就任した1996/97シーズンからの4シーズンは、3度にわたって2位となる脅威的な成績を残し、レバークーゼンがドイツ屈指の強豪となったことを印象付けた。
なかでも、カルムント期のクラブが絶頂期を迎えたのは2001/02シーズン。クラウス・トップメラー監督に率いられたレバークーゼンは、ブンデスリーガで2位、DFBポカールで準優勝したことに加え、チャンピオンズリーグ決勝に進出し、レアル・マドリードと対戦した。チームの中心だったミヒャエル・バラックの契約はカルムントが主導し、ルシオなど才能あるブラジル人選手がクラブに在籍したのも、まさにカルムント期の象徴だった。
ルディ・フェラー期(2005-2022)

2004年6月、健康上の理由で事実上の解雇となったカルムントに代わり、ルディ・フェラーがスポーツディレクターに就任した。フェラー期前半のレバークーゼンの特徴は、ドイツの才能ある若手選手を獲得し、チームの主軸とするチームづくりだった。2005年に加入したジモン・ロルフェス、2006年に獲得したシュテファン・キースリンク、2009年に加入したラース・ベンダーなどはその先駆けである。
またフェラー期のドイツ人若手選手の獲得で顕著だったのが、2011年。アンドレ・シュールレ、ベルント・レノ、エメル・トプラク、カリム・ベララビなどが加入し、チームの主力として活躍した。2013年以降になると、レバークーゼンは資金力を背景に高額な移籍金で選手を獲得するようになる。
2013年にソン・フンミン、2014年にハカン・チャルハノール、2015年にヨナタン・ターを獲得するなどハンブルガーSVの主力を引き抜いた時期や、ケヴィン・フォラント、レオン・ベイリーを獲得するなど計6300万ユーロを費やした2016/17シーズンの選手獲得など以降、移籍市場に多くの資金を投じている。
ルディ・フェラーがディレクターを務めた17シーズンのうち、レバークーゼンが5位以下でシーズンを終えたのは、わずか4度のみだった。TSG 1899 ホッフェンハイムやRBライプツィヒなどの新興勢力が台頭するなかでも、驚異的な成績を残し続けてきた。
ジモン・ロルフェスとシャビ・アロンソ

1993年のDFBポカール優勝以降、メジャータイトルと縁がなかったレバークーゼンは2023/24シーズン、クラブ史上初のブンデスリーガ優勝と史上2度目のDFBポカール優勝の2冠を達成する。立役者となったのは、名将シャビ・アロンソとSDのジモン・ロルフェスだった。
2023年夏、ロルフェスSDは見事なスカウティング能力を披露した。グラニト・ジャカやヨナス・ホフマンのような実力あるベテラン選手や怪物ヴィクトール・ボニフェイスの獲得に資金を投じ、アレハンドロ・グリマルドやヨシップ・スタニシッチを移籍金なしでチームに迎えた。
アロンソ監督は既存の実力者と新加入選手を的確に配置し、新星フロリアン・ヴィルツを輝かせる攻撃的なスタイルと相手の良さを消すプレッシングスタイルを組み合わせた戦術をチームに落とし込んだ。その結果、ブンデスリーガやDFBポカール、ヨーロッパリーグでチームは躍進し、ヨーロッパリーグ決勝のアタランタBC戦までシーズンの公式戦無敗を記録する成績を残した。
以下、バイエル・レバークーゼンに言及した個人的な記事を紹介します。

