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収納グッズにワクワクしますか?捨てられない「お菓子の缶」で叶える、心躍る収納術

「棚や引き出しをきれいにしたい」と思い立ったとき、まず無印良品や100円ショップへ行き、収納グッズを買い揃えていませんか?
もしそうなら、少しだけ立ち止まってみてください。

きれいに並んだ無機質なプラスチックケースを見て、あなたの心はワクワクと躍るでしょうか。

実は、人は「空いている空間(ケース)」があると、無意識のうちにそこを何かで埋めたくなる生き物です。
つまり、収納グッズを買うことで、本来は不要なモノまで「とりあえずしまっておく」という現象が起きやすくなります。

整理収納において最も大切なのは、収納グッズを買ってキレイに収めることではありません。
「整理(要不要を分ける)」をした後、
・残ったモノたちを「いかに自分や家族が心地よく、無理なく使えるか」
という順番で環境を整えること
です。
(整理収納アドバイザーの「整理収納」の順番はとても的を射ていると思っています。)

そして、その際の判断基準はとてもシンプル。
「扉を開けたとき、目に入ったときに、自分の心が『凪(なぎ)』になるか、幸せを感じられるか」です。



収納グッズは買わない。私のルーツと「箱や缶達」

我が家にはいわゆる「収納グッズ」はありません。
では何を収納に活かしているかというと、お菓子などの箱や缶達です。
(箱や缶以外もありますが、特によく活かしているのがこの2つです。)

なぜ私が、市販の収納グッズを買わずに「家にある空き箱や缶」に心惹かれ、しまい込まずに活かそうとするのか。
最近になって、自分のルーツにハッと気づく出来事がありました。

雑多なものが見事に調和している実家の玄関収納です


これは、築80年以上経つ私の実家の玄関を入ってすぐにある、大きな収納棚です。
インテリアが好きな母は、美しい箱や缶、植物、絵、書籍、そして好きな雑誌の切り抜きに至るまで、あらゆる「自分の好きなもの」をしまい込むのではなく、日常の風景として見事に飾って暮らしていました。

私は今まで、47㎡のマンションで自分オリジナルの暮らしを作ってきたつもりでしたが、無意識のうちに「大好きなパッケージは隠すのではなく、愛でて活かす」という母の美意識をそのまま受け継いでいたのです。

だからこそ、無機質な収納グッズで覆い隠すよりも、ご縁があって我が家にやってきた「箱や缶達」をどう活かすかを考える方が、ずっと自然で心地よいのだと腑に落ちました。

お菓子をいただく機会が多く、本当に「ご縁」で我が家にきてくれた箱・缶達です。


最近のパッケージはとても頑丈で、デザインが美しいものがたくさんあり、見ているだけでワクワクします。
私も一つとして捨てられません。
「もったいなくて捨てられない」と罪悪感を持つ必要は全くないのです

大好きなものを無理に捨てるのではなく、「どう活かすか」を考えることこそが、心もお財布も豊かになる取り組みだと考えています。

整理収納は、自分へのギフトです。
私はライフワークの刺繍の道具を、KENZOとTiffanyの箱に収めています。使うたびに心が凪く収納は、作業を効率化するだけでなく、私という人間を一番近くで支えてくれる『環境』そのものです。

好きなモノを愛でる仕組みを作ることは、自分を大切にすることとイコールなのだと、この道具たちに教わりました。

作品作り中の刺繍道具は箱に入れてすぐ使える・すぐ仕舞える状態にしています


意志の力に頼らない。0円で作る心躍る収納実例 −3選−

では、具体的にどのように収納に活かしているのか。
我が家の3つの実例をご紹介します。

① ガジェット類のノイズを消す「籐のカゴ」

ピクニックにぴったりな籐のカゴにガジェットを入れています。

スマホの充電器や延長コードなどのガジェット類は、どうしても生活感が出る無機質なアイテムです。
これを無造作に袋に入れたり、元の箱に戻したりすると、使いたいときにすぐ取り出せずストレスになります。

我が家では、フォルクスワーゲンでいただいたノベルティの「籐のカゴ」にざっくりと入れています。
ピクニックにぴったりなカゴですが、中は無造作でも、棚を開けたときに目に入るのは温かみのあるこの素材感。

無機質な電化製品が視界に入らないだけで、心はスッと凪になります。

カゴの中の収納は「適当」が一番です。
パッと出せる・パッと仕舞える、というワンアクションが大事なのです。


② 家賃の無駄を防ぎ、美しく隠す「トイレ収納」

トイレは整理と共に清潔感も大事だと思っています。
そのため基本的には「白」を基調にしています。

トイレの収納も生活感が出やすい箇所です。
また身長156cmの私は、天井に近い棚は踏み台がないと手が届かない不便な場所。
そんなレッドゾーンは「何も置かない」が鉄則です。
(レッドゾーンに関連する記事は、末尾で紹介しています)

トイレットペーパーの在庫は過剰には持たず、徒歩1分のスーパーを「外部倉庫」と捉え、必要な分だけを購入しています。
大量の在庫を抱えることは、場所と家賃の無駄遣いになるからです。

そして、生活感が出やすいトイレクリーナーはスイスの大好きなチョコレート缶に。
生理用品はCLINIQUEのシンプルな白いバックに収納しています。

扉を「開けた瞬間に心が躍るか」を基準にすれば、トイレも特別な空間に変わります。

ノベルティでいただいたCLINIQUEのバックは本来メイク用品を入れるモノです。
スイスのチョコレートは夫が出張のお土産で買ってきてくれました。


③ 何も考えずにポンと入れるだけ。経費を管理する「Minimalの缶」

PCモニター下の茶色いモノがMinimalの缶です。本来はもっと奥に置いています。

個人事業主として避けて通れない領収書やレシートの管理。
毎日入力するのは大変なので、週に1回まとめて処理しています。

その際、とりあえずレシートを保管しておく場所として、大好きなチョコレートショップ「Minimal」の缶を活用しています。

家に帰ったら、何も考えずにPCモニター下にあるこの缶にバンバン入れていくだけ。
美しい缶のおかげで散らかって見えませんし、週末に缶を開けて処理する行動もスムーズになります。
(確定申告用のソフトに週一で入力するほど経費管理は完璧です)

大好きな缶を開けるという行動から始まるので、経費管理や家計簿も溜まらずに処理できます。


美しくあることは、行動をシンプルにすること

取り出しにくく、戻しにくい収納は必ず破綻します。
人間は、気合や意志の力だけで行動を継続することはできません。

だからこそ「全く無理をしていないのに、常に自分の好きな空間になっている」という環境の構造改革が必要なのです。

専用の収納ケースを買う前に、家で眠っている「心躍るお菓子の箱や缶」を探してみてください。
中身は生活感のあるものでも、外側が自分の大好きなものであれば、扉を開けるたびに心が満たされるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、捨てられない箱や缶をどうしようか迷っている、生活感があるモノの収納に困っている方のヒントになれば幸いです。

少しでも共感していただけたら、ぜひ「スキ」を押していただけると励みになります。


▼関連記事
レッドゾーンの考え方や対処方法は以下の記事も参考になると思います。


【シリーズ】凪の暮らし(全3部作)
本記事を含む、心地よい空間を作るための3部作です。
ぜひ合わせてご覧ください。


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今井萌美|暮らし愛好家・人材育成コンサルタント 応援、心から感謝いたします。あなたの応援を励みにこれからも楽しく、また少し役立つ記事を書いていきます。