AIより先に教えたいことがある① 評価が上がったことを喜ぶ生徒を見て、教師として考えたこと
英語を教えることが全てではない…。
では、何を教えているのか。
↓前回記事↓
最近、他教科の振り返りを読んでいて、考えさせられる出来事がありました。
ある生徒が、AIを使って振り返りを書いてきたのです。
数日後、その生徒はうれしそうに話しかけてきました。
「先生!前より評価が高かった!」
その言葉を聞いた瞬間、私は少し複雑な気持ちになりました。
「それカンニングでは!?」
…
なぜ私は違和感を覚えるのだろう…。
なぜ、不正行為と感じるのか…。
悩んだ先に思ったのは
「その評価は、何のためにあるんだろう。」
ということでした。
AIを使うことには賛成です
誤解してほしくないのですが、私はAIを使うことには賛成です。
むしろ、これからの時代、AIはパソコンやインターネットと同じように、使えて当たり前の存在になっていくでしょう。
思い返せば、パソコンが学校に普及し始めた頃も、
「パソコンに頼りすぎると考えなくなる。」
そんな声があったはずです。
インターネットやスマートフォンも同じでした。
しかし今では、「使わない」という選択肢はほとんどありません。
AIも、きっと同じ道をたどるでしょう。
だから私は、「AIを使うな」という教育をしたいわけではありません。
私が気になったのは、「目的」です
振り返りをAIに書いてもらう。
宿題を解いてもらう。
感想文を書いてもらう。
その結果、評価が上がることもあるでしょう。
でも、その評価は誰の力なのか?
もっと言えば、その評価は未来の自分に何を残してくれるのでしょうか。
目の前の評価は上がるかもしれません。
先生から褒められるかもしれません。
でも、自分で考えるはずだった時間は、その瞬間に失われています。
「今の評価」と「未来の成長」
学校では、点数や評価は大切です。
私も教師ですから、それを否定するつもりはありません。
ただ、それ以上に大切なのは、
未来の自分が成長しているか。
ということではないでしょうか。
例えば、
自分の考えをAIに整理してもらう。
「他にどんな視点がある?」と質問する。
文章を添削してもらい、自分で書き直す。
そんな使い方なら、AIは自分の成長を支えてくれる存在になります。
同じAIでも、使い方によって未来は大きく変わります。
AI時代だからこそ持ちたい問い

私は、生徒だけではなく、教師にも、保護者にも、同じ問いを持っていてほしいと思っています。
「そのAIの使い方は、5年後、10年後の自分の成長につながっていますか。」
目の前の評価のためだけに使っていないか。
今、楽をするためだけに使っていないか。
AIは、とても便利な道具です。
だからこそ、使う目的が何より大切になります。
AI時代に本当に必要なのは、「AIを使える人」になることではありません。
何のためにAIを使うのかを考えられる人になること。
私は、その力こそ、これからの教育で最も大切になると考えています。
第2回では、「AIは答えを出す道具なのか、それとも成長を支える道具なのか」という視点から、未来につながるAIの使い方について考えていきます。
この記事を読んで、皆さんはどのように感じましたか。
ぜひ、いいねやコメントで皆さんの考えを教えてください。教師、保護者、生徒、それぞれの立場からのご意見もお待ちしています。
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