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姿勢とメンタルヘルスその2〜姿勢は他人をも変える〜

なんかあの人に言われると、納得しちゃうんだよなぁ

そんな相手と出会ったこと、ないですか?

『この人に頼られると断れないんだよな…』

あれよあれよという間に首を縦に振っていたり、
根拠はないけれど信頼できそうと感じたり。

どうして他者にそのような印象を与えられるのでしょうか?

それがわかれば、
「自分も人を動かせるかも…?」

そんなコツがあったら聞きたい、という人へ。
一つの答えとして「姿勢が他者に及ぼす影響」をテーマにした記事を書いてみました!

前回の内容の続編になっておりますので、
よろしければそちらも。

それでは早速みてみましょう!




プレゼンの時は胸を張って、真っ直ぐ立つべき


自信に溢れる、堂々とした立ち振る舞いは人を惹きつける

人前で話をする時(例えば、顧客に対してのプレゼンなど)には、
自分への信頼感を高めるような立ち振る舞いが求められますよね。

こちらの研究では、34名の参加者に4姿勢(直立・前傾・中立・猫背)のメディアプレゼンを見せ、生体反応を計測しています。

結果としては、

▸ 直立/前傾姿勢が信頼性・関与度・権威性で最高評価
猫背姿勢が全指標で最低評価

https://ojs.sin-chn.com/index.php/mcb/article/view/622

とあります。

聞き手のドーパミン放出を促進する神経回路に働きかける作用、
つまりは、聞いている側が話し手の言葉を期待するような印象を与えられる
というように考えられますね。

逆に猫背姿勢では全ての評価が悪かったということで、やはり猫背は相手にとっても良い印象を与えないということです。

こちらと、
こちらのどちらが説得力あるか?ということですね

先ほどのは海外の論文ですが、国内でも同様な研究がされており、結果も似たようなものになっています。



良い姿勢が引き起こす悪影響

前回の記事にも書いていますが、
良い姿勢の弊害もお伝えしなければなりません。

まず一つは、パフォーマンスが落ちるということ。

こちらは論文ではなく、記事ですが、ある調査をもとにした内容が書かれています。

この記事に書かれている調査によると、
過度の力みは認知機能を低下させる可能性がある
ということなんですよね。

要は、良い姿勢を保持しようとし過ぎることによって、
脳のキャパシティをそちらに注いでしまい、パフォーマンスが落ちるということなんです。

この姿勢を維持するのは(腕を止めるわけではないですが…)大変ですよね。

姿勢を保持するために筋肉を緊張させると、
交感神経を働かせることにもつながります。

交感神経は、
思考や言語能力を司る前頭葉の機能を抑制する
といった点からも、姿勢をよく保とうとし過ぎるのは良くないですね。


また、他にも性別によって受け取られ方が異なる場面もあるようです。

こちらの研究では、男性と女性の医師それぞれの画像を見せてどのような印象を抱いたか、ということを調査しています。

結果は、

男性医師:
開放的な姿勢を取ることで、すべての職業的役割においてより高く評価された。

女性医師:
開放的な姿勢は、医学的能力やリーダーシップに関しては高評価を得た。
しかし、共感性やコミュニケーション能力に関しては、閉鎖的な姿勢の方が高評価を受ける傾向があった。

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8978719/より抜粋して改編

開放的な姿勢とは、

両肩が後ろに引かれている
胸が開いている(胸郭が広がっている)
腕が身体から離れている(腕組みしていない)
足もやや広げている
視線が正面を向き、相手に向けられている

といった特徴を持っています。

こうした姿勢は、自信・安心感・信頼性・好意的な意図などを非言語的に伝えるとされています。

閉鎖的な姿勢とは、

肩が前にすぼまり、猫背になっている
腕や脚を組む
身体を丸めて、スペースを取らないようにしている
視線が下を向いている、もしくは相手から外れている


このような姿勢は、自信のなさ、緊張、防衛的、拒否的な印象を与える傾向があります。

です。

この画像はちょっとネガティブに移りすぎるかも…

これについては、受け手のステレオタイプも影響していると考えられます。

相手がどのようなイメージを元々持っていて、
そのイメージと実際の姿に乖離があると、このような結果になるのかもしれません。

この研究では、女性医師について「開放的な姿勢が良いわけではない」という結果が出ていましたが、
少し和やかな印象を与える必要がある場面では、胸を張った良い姿勢を避けても良いのかもしれません。
例えば、1on1ミーティングの時とか。ランチを食べている時とか。

自分が聞き手に回るべき時、オフの時などは良い姿勢でなくても良いのではないかと思います。


良い姿勢を「自然と」作るためにオススメなのは、散歩

良い姿勢を作るために、
体幹のトレーニングをしたり、
座る姿勢を気を付けたり、
プレゼンの練習の時に鏡を見ながら行ったり。

色々な対策があると思いますが、
僕の一番のオススメは、「散歩中にいい姿勢を意識する」です。

胸を張り、しっかりと視線を前に向け、歩幅を広げて歩くことが大事

歩行というのは、無意識に行われている動作です。
先ほど述べたように、良い姿勢を意識し続けると、パフォーマンスが落ちていくんですよね。

なので、無意識の動作に組み込んで、良い姿勢も無意識に行うことができるのがベストです。

歩行する際に意識するべきことは、以下の3つのどれか1つがオススメです。
①歩幅を広くする
②腕を大きく振る
③頭の位置を普段よりも後ろに置く(ようなイメージ)

このうちのどれか一つだけ意識して歩いてみましょう。

慣れてくると段々良い姿勢を保つことへの負担が減ってきます。


まとめ

2回にわたって、姿勢とメンタルヘルス(自身や他者の感情面への影響)についてお話してきました。

姿勢の崩れ、というのはなかなか自分で意識しづらいものですが、
体だけでなく、心にも影響が出てきてしまいますし、それが他者への印象にも関わってくると考えると、
できるだけ姿勢にも注意を払って過ごしていきたいですね。

メンタルヘルスを整える方法についても書いてありますので、
こちらもシリーズものですが参考にしてみてくださいね。

自律神経ケアがビジネススキルの向上につながる、という記事を書いています。
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