合格率60%台のデスゲーム?歯科医師国家試験
こんにちは。はぐれゴリラです。
自己紹介での意識高い系発言からの落差をお楽しみください。
今回はタイトルにもあるように僕たち歯科医師の最初の競争を書いていきます。
自分自身のルーツを知ってもらいたいのはもちろん、この業界の実情を知って少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
同業の先生方は、「ああ、あの地獄ね……」とノスタルジーに浸ってください。
【2026/01/15 追記:今年の受験生へ】
いよいよ国試直前ですね。
かつての受験生として「直前期の過ごし方」と「体調管理のライフハック」を記事にしました。
勉強の合間に休憩がてら読んでみてください。
歯科医師国家試験てどんな試験?
歯科大学で6年間勉強し、卒業試験に合格すると最後に待ち構えているのが歯科医師国家試験です。
試験時期は毎年極寒の1月末から2月頭の土日にかけての2日間。
久しぶりに調べてみると10年以上前ですが自分が受験した時とガラッと内容が変わっていて驚きました。
〜試験概要〜
試験はA、B、C、Dの4ラウンド制。土日2日間をフルに使って行われます。
1日目午前A問題、午後B問題
2日目午前C問題、午後D問題
このように計4ラウンドあり、ここまでは僕との時と変わっていませんが、中身が別物になっていました。
今は総合格闘技状態なんです。
〜僕の時代のスタイル〜
• 午前(A/C): 一般問題・必修(文字ばっかり、ちょいと画像あり、知識勝負)
• 午後(B/D): 臨床実地問題(写真ばっかり、現場対応力)
〜今のスタイル〜
・ A・B・C・D すべての冊子に、必修、一般、臨床問題が入り乱れているようです。
・しかもしかも全てのラウンドで135分という時間配分になってるみたいです。
あれ、僕の記憶だと午後のB、Dとか確か180分あって、試験だけじゃなくてトイレとの戦いだったような…?
今まで何十、何百の試験受けてきましたけど後にも先にもトイレに立った試験は歯科国試だけでした笑
しかし午前中から臨床問題もランダムで出てくるのは時間配分難しい(臨床実地問題は時間取られること多い)ですよね。ある意味難易度上がってるんじゃないかな…?
ざっくり説明するとこれが試験のスタイルです。
どうでしょうか?
おそらくみなさん率直な感想「長っ!」
だと思います。
そうなんです、2日間かつ1ラウンドが長いんです。
試験に潜む3つの仕掛け
そんな試験にいろんな仕掛けが潜んでます。
1. 「実は超・相対評価」という残酷さ
勉強すれば必ず受かる試験ではなく、「下位4割を絶対に落とす」という椅子取りゲーム。国家資格系ではよくある相対評価ですね。
毎年偉い人たちが合格ラインここだっ!って線引きして決めています(と思っています笑きっと一定の基準があるのでしょう)。
受験生全員が1日10時間以上勉強している中での削り合い。みんなピリピリしてくるんですねぇ勉強グループ内での衝突なんてのも珍しくありません笑
2. 「必修問題」という名の即死トラップ
他が満点でも、特定の基本問題を数問間違えただけで即終了、というプレッシャー。この領域は得点率80%を切ると終了です。諦めてなくても試合終了です。
3.消えた「禁忌肢(きんきし)」という名の地雷
「どんなに点数が良くても、これを数問踏んだら即終了」という恐怖のルール。
著しく不適切な選択肢を選ぶと作動する地雷。
例えば「虫歯一本治すのに顎の骨全部取ります。」みたいな「いやワイルドすぎだろ!」という選択肢を選ぶと作動します。
ちなみに、みんな死ぬ気で勉強してる人がほとんどなのでこれで不合格になる人は少ないイメージです。
実は解体された地雷
今回調べてて1番の衝撃だったのがこれです。
この禁忌肢ですがなんと…今は廃止されてるみたいです。
いやこれ先生方からしたらびっくりじゃないですか?嘘だろ?
震えながら過ごしたあの夜は…?
…調べてみたらざっくり言うといろんな意味で「時代遅れ」てことみたいです。

結果、僕たちは生き残った
「歯医者なんて、親が医者か歯医者のボンボンでしょ?」
そういうイメージ、否定はしません。確かに大学の同級生も大半は二世、三世でした。
しかしその争いの現状はなかなかハードでして、努力、友情、勝利でスパーン!と合格できるものじゃないんですね。敷かれたレールを走るのも一筋縄じゃいかないと言うことですね。
一説にはストレート(留年、国試浪人なし)で合格するのは入学者全体の50%くらいなんて話も聞くくらいですから、おそらく世間のイメージと比べてかなり狭き門なのではないでしょうか。
そんな地獄の釜の底から這い上がってきたのが、僕たち歯科医師です。
今はのらりくらりと仕事している「意識低い系おじさん」に見えるかもしれません。
でも、その背中には「3時間のトイレ我慢」(行ったけどね!)と「かつての地雷原の突破」という、修羅場をくぐり抜けた勲章があるんです。
……と、自分に言い聞かせて、明日からの診療も頑張ろうと思います笑
いかがだったでしょうか?興味持っていただけたら嬉しいです。
今回この話書いてて、他にも結構ハードな国家試験あるのを知ったんでその辺の比較とかも面白いかなと思ってます。
お読みいただきありがとうございました。
追伸:そんな歯科医師が選ぶ「武器」と、受験生へのアドバイス
ここまで読んで、「歯科医師って意外とめんどくさい…」と呆れた方もいるかもしれません。
そんなめんどくさい僕がプライベートで何を使っているのか興味はありませんか?
コンビニの棚には並んでいない、僕が10年間近く浮気せず愛用している「至高の歯ブラシ」について記事を書きました。
受験生のみんなへ。(歯科以外もね)
直前期の体調管理、一番の敵は「風邪」や「インフルエンザ」です。
実は、口腔内を清潔に保つことがウイルス感染を防ぐ強力なバリアになります。
勉強の合間のリフレッシュも兼ねて、「至高の歯ブラシ」で効率よくコンディションを整えてください。↓
そして住宅系記事もよかったらお読みください。
