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【心理学】メタ認知が高い人・低い人の特徴と違い|5段階レベルを図解

3分で読めて「メタ認知」の各レベルがわかる~

自分を客観視する能力【メタ認知】。

実は、メタ認知能力には、個人差が大きいことが科学的にもわかっていて・・

人間の【メタ認知の進化段階】は、ざっくり、次の五つの層で進化していきます。

第1層、メタ認知なし。

第2層、感情メタ認知。感情には気づける。

第3層、思い込みメタ認知。思い込みにも気づける。

第4層、本能的な自我のメタ認知。

第5層、メタメタ認知。

そう、この記事を読むと、以下のことがわかるだけでなく・・

①メタ認知が低い人の特徴

②メタ認知が高い人の特徴

自分や、気になる‘あの人’が、【どのメタ認知レベルか?】まで、わかります。

自己理解と、他者理解に、ご活用ください。

こんにちは。名無き仙人です。

1.メタ認知とは?メタ認知の各レベル

心理学『メタ認知』とは、思考や感情を、観察・モニタリングする脳機能。

この自分を客観的に見る力であるメタ認知の能力は、個人差が大きいことがわかっています。

で、人間の【メタ認知の進化段階】は、ざっくり、次の五つの層で進化していきます。

第1層、メタ認知なし。

第2層、感情メタ認知。感情には気づける。

第3層、思い込みメタ認知。思い込みにも気づける。

第4層、本能的な自我のメタ認知。

第5層、メタメタ認知。

あなたは、どの段階にいますでしょうか?

では、さっそく見ていきましょう。

2.メタ認知が低い人の特徴

メタ認知能力が低い人には、以下のような行動特性がでやすいです。

①感情的になりやすい

②衝動的に行動しやすい

③自分が正しいと思い込みやすい

④他人の立場で考えるのが苦手

⑤同じ失敗を繰り返しやすい

⑥人や環境のせいにしやすい

⑦被害者意識を持ちやすい

⑧プライドが高くなりやすい

⑨マウントを取りやすい

⑩批判されると過剰に反応する

⑪目先の快楽を優先しやすい

なぜか?

実は、これらは、本能の反応なんですね。

例えば「感情的になりやすい」。

感情とは、本能から発生する【お知らせ】【センサー】です。

例えば、怒りは「怒ることで、自分を守れ!」という本能の反応。

で、その本能反応を、観察・モニタリングする脳機能が、メタ認知です。

ゆえに。

メタ認知が低い人は、感情の制御がきかない。

怒ったら、そのまま怒る。すぐキレる。

しかも、「自分は今、怒っている」という自覚も、伴わない

「え?そんなこと、ありうるの?」

はい、ありえます。

人間は「自分だったら」と自分を元に、他人の脳内を推し量るので・・

「え?自分の感情に、自覚が伴わない!とか、ありうるの?」

そう、驚かれるかもしれませんが、実際に、ありえます。

だって、考えてみてください。

メタ認知を使わない場合、どうやって「今、自分は怒っている」と、自分自身を観察・自覚しますか?

できませんよね。

つまり、普段、メタ認知を、ほとんど使わずに生きている人は・・

自分が怒っていることすら、自覚が伴わない。

ただ、本能のままに、反応しているだけ。

だから【我を忘れてブチ切れる】という現象も、存在するわけですね。

そう、この、普段、メタ認知を、ほとんど使わずに生きている人が・・

メタ認知階層1【メタ認知なし】の人。

メタ認知能力が低い人ですね。

これらの人が、経験している脳内世界って、想像しにくいですよね。

で、これ、夢の世界を思い出すと、わかりやすい。

睡眠中に見る夢の世界って、全てが無意識領域にあり、メタ認知が使われません。

ゆえに、夢の中で「あ、これ夢だ」と気づくことができませんよね。

ただただ、全自動で、自分の思考も行動も行われていき・・

自動で世界が展開していき、自分はただ、「怖い」とか「嬉しい」とか、各種の感情を味わうだけ。

で、その感情すら「あ、今、私は不安に感じているな」などと、自覚も伴わない。

超没入の状態で、夢の世界に入り込んでいる。

そう、これが、メタ認知階層1【メタ認知なし】の人が、経験している脳内の主観現実に近いです。

ちなみに。

このように、自分とは違うメタ認知階層の人の脳内世界を、客観視するスキルが、他者メタ認知です。

他者メタ認知について詳しくは、プロフィールページに、YouTube動画があります。

気軽にチェックしてみてください。

さて、このように。

メタ認知なしの人は、現実世界に超没入していて、自分の思考・感情・行動に、無自覚なんですね。

自分を客観的に見れない。

だから、先ほどの行動特性がでる。

例えば、あなたの職場にも、いるかもしれません。

意地悪で、性格が悪く、しかも反省しないで、繰り返す人。

あれって実は、「性格が悪い」というより、本能反応のままに動いているだけ・・

つまり、メタ認知階層1【メタ認知なし】の人なんですよね。

そう、「もう、どうしようもない人」って、大抵、階層1の人。

「この人、話が通じない」「この人、理解できない」

そう感じる人は、だいたい、階層1の【メタ認知なし】の人です。

こう聞いてみて、例えば職場などで、思い当たる人は、いませんか?

では、次は・・

2.メタ認知能力が普通の人の特徴

第2層は、感情メタ認知。感情には気づける人です。

つまり「あ、私は今、イライラしてるな」そう気づける人。

この人達は、社会を支える中心ゾーンです。

感情には、気づける。

でも、さらに、その奥にある、思い込みまでは、客観視ができません。

3.メタ認知能力が高い人の特徴

第3層は、思い込みメタ認知。思い込みにも、気づける人です。

この層からは、(相対的に)メタ認知能力が高い人と言えそうです。

人口比にして、10~20%程しか、いないからです。

というのも、例えば、第二次世界大戦の頃を思い出してみてください。

社会の空気感は「戦争すべき」であり・・

学校でも「戦争が正しい」と教えられていました。

この際、思い込みを疑えない場合は、こうなる。

「日本がんばれ!鬼畜米兵を倒せ」

実際、当時の多くの日本人は、こう思い込んでいましたよね。

つまり、国民の大半は、メタ認知階層2まで!なんですよね。

で、少数ですが、こっそり手帳に「この戦争は、よくない」などと、書いていた人達もいた。

つまり、「戦争すべき」という思い込みすら、疑える人達がいた。

階層3の人達ですね。

ちなみに、数十年の短期間では、国民のメタ認知レベルは、そう変わらないです。

さて、このメタ認知能力が高い階層3の人達には、こういう行動特性がでやすいです。

①自分の思い込みを疑える

②多角的な視点で物事を見られる

③感情に振り回されにくい

④他人の立場や価値観を理解しやすい

⑤柔軟に考え方を変えられる

⑥常識や社会の空気を鵜呑みにしない

⑦自分の失敗から学べる

⑧問題を自分事として捉えられる

⑨人を頭ごなしに否定しない

⑩冷静で客観的な判断をしやすい

⑪本質を考える癖がある

⑫一人で考える時間を好みやすい

⑬孤独を苦にしにくい

⑭精神的に自立しやすい

⑮人生脚本や固定観念を書き換えられる

こう聞いてみて、思い当たることは、ありませんか?

あるいは、「あ、あの人、そうだな」と、該当する知り合いは、いますでしょうか?

一般社会で語られる【メタ認知能力が高い人】が、この階層3の人達です。

この層に到達すると、人は、思い込みを書き換えて、自ら人生を本質的に変えていけるようになります。以下の記事が詳しいです。

さて、ここからが本題。

4.メタ認知能力が、超高い人の特徴

第4層は、本能的な自我のメタ認知。

本能的な自我の反応すら、客観視できるレベルの人達です。

この層の人達に、日常生活で遭遇するのは、環境にもよりますが、非常に稀です。

この層の人達は、『』という主体感覚の位置が、観察者側にある特徴があります。

つまり、普通は、こうですよね。

が、考えた」

でも、この人達は、こうなんです。

「思考が浮かんでいるのを、は見ている」

そう、『私』という感覚の位置が、メタ認知側、観察者側にある。

ゆえに、思考や感情、さらには本能反応すら、脱同一化してしまっており・・

思考にも、感情にも、本能にすら、振り回されない・・

まるで、高僧のような内面の状態で、生きています。

あまりに視点が、視座が、違いすぎるがゆえに、武器にも、弱点にもなる段階です。

スピリチャルでいう、観察者意識の人達であり・・

「私は思考でも感情でもない。私は、それらを見ている観察者だ」

まるで、悟りを開いた人かのように、周囲には感じられますが・・

4.メタメタ認知をする人の特徴

第5層は、メタメタ認知の段階。

本能的な自我を観察する、観察者すら、客観視できるレベルの人達です。

メタ認知を、メタ認知する段階。

観察者を、観察する段階。

伝統的に「悟り」とされてきた段階です。

というのも・・

第4層では、「私は、思考や感情を見ている観察者だ」という主体感覚があります。

【私】という感覚が、残っているんですよね。

ちなみに、この【私】という感覚が、自我です。

でも、第5層では、その**「観察している私」**すら、観察対象になるんですね。

つまり、こう疑問が生じます。

「では、その観察者とは、一体、何者なのか?」

「『私が見ている』と言う、その『私』とは何なのか?」

ここを徹底的に観察していくと・・

驚くことに、「観察している私」という実体も、見つからない。

あるのは、ただ、思考が浮かび、感情が生まれ、それらを観察する意識が生まれ、世界が展開している現象だけ。

「私が考えている」

ではなく・・

「思考が浮かんでいるのを、私は見ている」

ですらなく・・

「思考を眺めている私」を、観察する。すると・・

「私」という主体感覚そのものが、思い込みだったと見破られる。

自我の最終形態(観察者)すら、見破られる。

これが、究極にまで、進化したメタ認知のレベルであり・・

伝統的に「悟り」「ワンネス」「無我」などと呼ばれてきた段階です。

つまり、悟りとは、何か特別な能力を得ることではありません。

最後まで残っていた『私』という思い込みの正体を、見破ること。

それが、第5層【メタメタ認知】です。

だから、この段階では・・

「私は観察者です」という認識すら、卒業していきます。

観察者という概念にも執着せず、ただ、あるがままに現実が展開している。

それゆえ、伝統的な禅や仏教、アドヴァイタ・ヴェーダーンタなどでは、この段階が「悟り」と表現されてきたわけですね。

ちなみに。

悟りに到達するルートは、主に2種類あって。

①明け渡しルート

②観察ルート

ブッタは、②観察ルートで悟りに到達しています。

つまり、実は、メタ認知を鍛えていくと、最終的には、悟りにまで到達してしまうんですね。

いや~面白いですよね。メタ認知。

旅には、2種類ある。

①客観的な物理現実の旅(世界1周旅行など)

②脳内の主観現実の旅(メタ認知による内観)

私は①も好きですが、②も楽しんでいます。

②は、お金かからないし、1人でマイペースでやれる楽しさもあるんですよね。

メタ認知の進化は、自己探求であり、世界探求。

そう、「現実世界とは何か?」の探究にも繋がるんですよね。

なぜなら、現実世界の正体を理解するうえでの最大の障壁が、『私』だからです。

人生、最大のバイアスは『私』です。

だから、『私』の正体が見破られると、同時に、現実世界の正体が、姿を現すんですよね。

いや~面白い。

まあ、つまり、メタ認知による意識進化って、大人の趣味的なものだとも思うのですが、どうでしょうか?

なお、第四層や第五層について、YouTube動画をだしています。

「名無き仙人 観察者」
「名無き仙人 メタメタ認知」
「名無き仙人 メタ認知5階層」

YouTubeにて、こういったワードで、検索すると、動画がでてきます。

まとめ

今回は、メタ認知のレベルを、5つの階層で見てきました。

第1層は、メタ認知なし。

自分の思考・感情・行動に無自覚で、本能反応のままに生きている段階です。

第2層は、感情メタ認知。

「あ、今イライラしているな」と、自分の感情には気づける段階です。

第3層は、思い込みメタ認知。

自分の常識、価値観、人生脚本、社会の空気感すら、疑える段階です。

一般的に「メタ認知能力が高い人」と言われるのは、この階層3の人達ですね。

第4層は、本能的な自我のメタ認知。

思考や感情だけでなく、本能反応すら、観察者として眺められる段階です。

そして第5層は、メタメタ認知。

「観察している私」すら観察し、最後まで残っていた『私』という主体感覚の正体を見破る段階です。

つまり、メタ認知とは、ただ「冷静に考える力」ではありません。

進化していくと、感情、思い込み、本能、自我、そして『私』という感覚そのものまで、客観視していく力なんですね。

だから、メタ認知は、自己理解であり、他者理解であり・・

最終的には、「私とは何か?」「現実とは何か?」にまで繋がる、深い探究でもあります。

<補足 メタ認知には2種類ある>

今回の話は、自分の内側を観察する自己メタ認知の話でしたが・・

実は、他人の脳内を、仮想的に読むスキル『他者メタ認知』も、あるんですよね。

自己メタ認知と、他者メタ認知は、相互に影響し合うので、他者メタ認知も、超重要です。

これらの話【自己メタ認知と他者メタ認知】について・・

私に起きた実話と、ともに解説しているYouTube動画が、プロフィールページにあります。

気軽にチェックしてみてください。

ラスト

あなたは今、どのメタ認知レベルにいるでしょうか?

そして、あなたの周りの人達は、どの階層にいそうでしょうか?

これがわかると、人間関係の見え方が、かなり変わります。

「なぜ、あの人には話が通じないのか?」

「なぜ、あの人は感情的に反応するのか?」

「なぜ、自分は他の人と、見えている世界が違うのか?」

その理由が、性格や相性だけではなく・・

メタ認知階層の違いとして、見えてくるからです。

すると、無駄に期待しなくなる。

無駄に怒らなくなる。

そして、自分自身も、少しずつ自由になっていく。

メタ認知を鍛えるとは、自分を責めることではありません。

自分を冷たく分析することでもありません。

思考や感情、本能や自我に飲み込まれず・・

それらを、やさしく観察できるようになっていくこと。

その先に、より自由で、より静かで、より深い人生の楽しみ方が、待っているのだと思います。

ともに、大人の趣味的に、メタ認知進化を楽しんでまいりましょう。

なお、メタ認知について、以下の記事も詳しいです。

また、プロフィールページに、メタ認知系のYouTube動画もあるので、気軽にチェックしてみてください。

この記事は、名無き仙人(ななきせんにん)のnoteの記事でした。

面白かったら、スキやシェア、フォローで応援してもらえると嬉しいです。

さて、最後まで、ありがとうございました。感謝しています。

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