どのNASを買えばいい?容量・費用から考えるUGREEN DXPシリーズの選び方
UGREEN NASync DXPシリーズを検討している方の中には、「どの容量を選べばいいのか分からない」という方も多いと思います。
実は、公式サイトに書かれている"最大容量"と、実際に安心して使える容量は少し違います。
この記事では、最初に結論をシンプルにお伝えし、その後に理由を説明します。
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結論(容量の目安)
HDDだけを使う場合の最大容量は以下のとおりです。
DXP2800 → 30TB
DXP4800 → 90TB
DXP4800 Plus → 90TB
DXP6800 Pro → 150TB
DXP8800 Plus → 210TB
さらにSSD(最大8TB)を追加すると、それぞれに+8TB加えることができます。
DXP2800 → 38TB
DXP4800 → 98TB
DXP4800 Plus → 98TB
DXP6800 Pro → 158TB
DXP8800 Plus → 218TB
なぜ「最大容量」と「実際の容量」が違うのか?
公式サイトにある"最大容量"は、HDDやSSDをすべて詰め込み、しかもバックアップを取らずに使った場合の数字です。
この方法だと、もしHDDが壊れてしまったときにデータをすべて失う可能性があります。そのため、実際に使う際には「RAID」という仕組みを利用し、データを守りながら保存することが一般的です。
DXP2800 は RAID1 に対応
それ以外のモデルは RAID5 / 6 / 10 に対応
これで、モデルごとに"実際に使える容量"のイメージはつかめたと思います。
ここからは、実際に購入するときにかかる金額を見ていきましょう。
本体価格とHDDの費用
たとえば UGREEN NASync DXP2800 の場合、本体価格は 55,880円 です。ただし、実際に使うためには 最低でもHDDを2台 用意する必要があります。つまり「本体+HDD代」がかかるため、55,880円より高くなると考えてください。
必要な容量が 2TB なら、2TBのHDDを2台。4TB なら、4TBを2台。このように 同じ容量のHDDを2つ 用意する形になります。
DXP2800以外のモデルの場合
DXP4800 以上のモデルでは、基本的に RAID5/6/10 のどれかで運用することになります。一般的には HDD4台構成 で使うことが多いです。
RAID5を例にすると、
1TBのHDDを4台入れる → 実際に使えるのは約3TB
4TBのHDDを4台入れる → 実際に使えるのは約12TB
という計算になります。
HDDの選び方
ここでは、NAS用におすすめされている Seagate IronWolf を例にして、「容量ごとにどれくらいの金額がかかるのか」を整理していきます。
詳細・購入はこちら(Seagate IronWolf 8TB)
DXP2800 の場合(RAID1 / HDD2台必要)
本体価格:55,880円
2TB HDD × 2台 → 12,127円 × 2 + 55,880円 = 80,134円(実容量 2TB)
4TB HDD × 2台 → 19,980円 × 2 + 55,880円 = 95,840円(実容量 4TB)
8TB HDD × 2台 → 31,980円 × 2 + 55,880円 = 119,840円(実容量 8TB)
DXP4800 の場合(RAID5 / 4ベイ想定)
本体価格:88,880円
2TB HDD × 4台 → 12,127円 × 4 + 88,880円 = 137,388円(実容量 6TB)
4TB HDD × 4台 → 19,980円 × 4 + 88,880円 = 168,800円(実容量 12TB)
8TB HDD × 4台 → 31,980円 × 4 + 88,880円 = 216,800円(実容量 24TB)
DXP4800 Plus の場合(RAID5 / 4ベイ想定)
本体価格:99,880円
2TB HDD × 4台 → 12,127円 × 4 + 99,880円 = 148,388円(実容量 6TB)
4TB HDD × 4台 → 19,980円 × 4 + 99,880円 = 179,800円(実容量 12TB)
8TB HDD × 4台 → 31,980円 × 4 + 99,880円 = 227,800円(実容量 24TB)
DXP6800 Pro の場合(RAID5 / 4ベイ・6ベイの両想定)
本体価格:169,880円
4ベイ構成(参考)
2TB × 4台 → 12,127円 × 4 + 169,880円 = 218,388円(実容量 6TB)
4TB × 4台 → 19,980円 × 4 + 169,880円 = 249,800円(実容量 12TB)
8TB × 4台 → 31,980円 × 4 + 169,880円 = 297,800円(実容量 24TB)
6ベイ構成(最大利用を想定)
2TB × 6台 → 12,127円 × 6 + 169,880円 = 242,642円(実容量 10TB)
4TB × 6台 → 19,980円 × 6 + 169,880円 = 289,760円(実容量 20TB)
8TB × 6台 → 31,980円 × 6 + 169,880円 = 361,760円(実容量 40TB)
※6ベイでRAID5にすると「(6−1)=5 台分」が実際に使える容量になります。
DXP8800 Plus の場合(RAID5 / 4ベイ・8ベイの両想定)
本体価格:188,880円
4ベイ構成(参考)
2TB × 4台 → 12,127円 × 4 + 188,880円 = 237,388円(実容量 6TB)
4TB × 4台 → 19,980円 × 4 + 188,880円 = 268,800円(実容量 12TB)
8TB × 4台 → 31,980円 × 4 + 188,880円 = 316,800円(実容量 24TB)
8ベイ構成(最大利用を想定)
2TB × 8台 → 12,127円 × 8 + 188,880円 = 285,896円(実容量 14TB)
4TB × 8台 → 19,980円 × 8 + 188,880円 = 348,720円(実容量 28TB)
8TB × 8台 → 31,980円 × 8 + 188,880円 = 444,720円(実容量 56TB)
※8ベイでRAID5にすると「(8−1)=7 台分」が実際に使える容量になります。
SSDの使い方について
NASにはHDDだけでなく、SSDを追加することもできます。SSDを追加する目的は大きく分けて2つです。
1. 速度を優先する場合(キャッシュとして使う)
キャッシュとは、一時的にデータを置いて処理を速くする場所です。
SSDをキャッシュにすると、NASの読み込みや書き込みが速くなります。
この場合、SSDの容量は増えません。データ保存用としては使えず、あくまで作業を速くするためのものです。
選び方の例:
1台だけ入れる → 書き込みの速度が速くなる
2台入れる → 読み書き両方が速くなる(より快適になります)
2. 容量を優先する場合(保存領域として使う)
SSDを保存用にすると、HDDと同じようにデータを保存できます。
UGREEN NASでは、最大 8TBまでのSSDをRAID1 で使うことができます。
RAID1とは、2台で同じデータを保存して安全にする方法です。
選び方の例:
小さめのSSD(1〜2TB)を1台だけ → 書き込み用として使う
1〜2TBを2台 → 書き込み・読み出し両方で高速化
8TBを2台 → 保存容量として使う → 実際の使える容量が SSD分だけ増える
具体例:DXP2800 でHDD最大+SSD追加する場合
DXP2800 はHDDを最大 30TBまで 搭載可能です。
まず、保存したい容量を確保するために HDDを最大まで使います → 実効容量 30TB(RAID1で安全に保存)
それでも容量が足りない場合、SSDを追加して保存容量を増やすことができます。
例:SSD 8TB × 2台をRAID1で追加 → 実効容量 +8TB
この場合の合計容量は HDD 30TB + SSD 8TB = 38TB になります。
SSDは値段が高いため、容量を増やしたい場合はまず HDDを最大まで使う のが現実的です。足りない分だけSSDを追加することで、コストと容量のバランスを取ることができます。
速度を優先してSSDを追加する場合(キャッシュ利用)
NASの速度を上げたいときは、SSDを「キャッシュ」として追加します。
書き込み専用:SSD 1台
読み書き両方:SSD 2台
おすすめのSSD:Western Digital WD Blue SN580 1TB
追加パターンと料金
書き込み専用キャッシュ → SSD 1TB × 1台 = 11,580円
読み書き両方キャッシュ → SSD 1TB × 2台 = 11,580 × 2 = 23,160円
合計金額の計算イメージ
先ほどの 各モデルのHDD構成の金額 に、このSSD代を足すと、大まかな総額がわかります。
例:DXP2800(2TB HDDのみ 80,134円)
書き込み用SSD追加 → 80,134 + 11,580 = 91,714円
読み書き両方用SSD追加 → 80,134 + 23,160 = 103,294円
同じように、他のモデル(DXP4800 や DXP6800 Pro など)でもHDD構成金額にSSD代を足すだけで、大体の予算を計算できます。
ポイント
SSDをキャッシュとして追加しても、実際の保存容量は増えません。
追加する目的は「作業のスピードを上げる」こと。
金額もSSD代だけ追加されるので、コスト計算が簡単です。
まとめ
UGREEN NASync DXPシリーズ を選ぶときは、公式サイトの最大容量だけで判断せず、実際に安全に使える容量を意識することが大切です。
HDD最大容量を使う → 大容量データの保存にはまずHDDをフル活用
SSD追加
容量を増やしたい場合 → RAID1で保存領域として追加
速度を上げたい場合 → キャッシュとして追加
実際の費用も、本体価格+HDD+必要に応じたSSDで計算することで、大まかな予算の目安がつかめます。
ポイントは、
まずHDDで大容量を確保する
それでも足りない場合や速度を上げたい場合にSSDを追加する
RAIDを活用してデータを安全に守る
この順番で考えると、コストと容量のバランスが取りやすく、安心してNASを運用できるでしょう。
