【ウチノハハ伝説 #25】トイレでレベルアップ!?ドラクエを愛しすぎた母の話。
こんにちは☆
4歳の娘を育てている、もちこです。
今日は、ちょっと変わったうちの母の話をひとつ。
うちの母は、とにかくゲームが大好きです。
母が人生で初めてハマったゲームは、なんと昔、喫茶店のテーブル代わりに置いてあった「パックマン」だったそうです。
「私、ものすごく上手かったのよ!」
と本人は今でも自信満々に話しますが、それが本当かどうかを知る術は誰もいません。
そんなゲーマーな母が、人生をかけて大ハマりしたのが、今年40周年を迎えたあの国民的RPG「ドラゴンクエスト(ドラクエ)」でした。
母は『ドラクエ3』からの年季の入ったファンです。
今みたいにネットで調べればすぐに、攻略サイトが出てくる時代ではありません。
村人たち全員に何度も何度も話しかけ、ヒントになりそうな怪しいセリフをすべてノートにメモしながら、自力で広大な世界を冒険していたそうです。
あの懐かしい2頭身のドット絵。
仲間がやられると、後ろで棺桶をズルズルと引きずりながら歩くシュールな姿。
そして、すぎやまこういち先生が手掛けた独特の音楽の数々。
朝目覚めた時。
戦闘が始まった時。
ファンファーレとともにレベルアップした時。
今でもあのメロディを聞くだけで、当時の冒険の記憶が蘇ってワクワクするんだそうです。
スライムを愛し、最新グラフィックに敗北する
母のドラクエ愛は、ゲーム画面の中だけにとどまりません。
とにかくモンスターの「スライム」が大好き。
昔は会社のデスクにまでスライムのフィギュアを飾っていたそうです。
「見て!キングスライムの目薬が出たのよ!」と、まるで子どものように目を輝かせながら限定グッズの報告をしてくれたこともありました。
ちなみに、今でも母が毎朝の洗顔時に使っているのは、私がプレゼントしたスライムのヘアターバンです。
毎朝、鏡の前で頭にスライムを乗せながら、ニヤニヤして顔を洗っていることでしょう。
最近のドラクエは技術が進化し、映像も映画のようにとても綺麗になりました。
しかし、母の冒険はあるところでピタッと止まってしまったのです。
「私はやっぱり、あのドット絵の頃が好きだったのよねー……」
画面が綺麗に、リアルになりすぎたことで、
「あれ?私、この街のこの人にさっき話聞いたかしら……?」
と画面酔いと記憶が混乱するようになり、最近のドラクエは疲れて進めなくなってしまったのだとか😂
カフェの「トイレ」で起きた奇跡
それでも、母のドラクエ愛は消えていません。
今はないらしいのですが、母がずいぶん前にドラクエの世界観を楽しめるというカフェへ、お友達と行ったときのことです。
入店した直後は、店内を見回しながら、
「あれ?思ったよりドラクエ感が薄いかしら……?」
と、少し拍子抜けしていたそうです。
ところが、母が席を立って「トイレ」に入った瞬間、事件は起きました。
🎵タッタ タッタ タッタッター🎵
ドアが開く瞬間流れてきたのは、ゲーム内で「宿屋に泊まって朝を迎えた時」のあの全回復の音楽でした。
「えっ!?」と母が感動に打ち震えながら用を足し、今度はトイレを出ようとした瞬間、
🎵パパッパ パパッパー🎵
なんと、ドアの動きに連動して、今度はあの「レベルアップ」のファンファーレが鳴り響いたのです。
これには母、大興奮。
限界突破したテンションのまま猛ダッシュで席に戻るなり、一緒に行ったお友達に、
「ねえ!!今すぐトイレに行ってきて!!」
と大興奮で勧めたそうです(笑)。
その後は、他のお客さんが席を立ってトイレに向かうたびに、
「あ、あの人も今からあの個室で感動するのね……」
と、密かに他人のトイレ行きを見守っていた母。
周りの大人たちも、みんな声には出さないけれど、なんだかちょっと嬉しそうに、誇らしげな顔をしてトイレから戻ってきたそうです。
好きなものを全力で共有できる場所って、それだけで本当に幸せですよね。
ドラクエをあまり知らない私にも、その時の母の「レベルアップした感動」の熱量はしっかり伝わってきました。
綺麗な3Dグラフィックにはついていけなくても、母はこれからも、お気に入りのスライムグッズを身につけて、大好きな世界を全力で追いかけていくようです。
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