物事の見方をいかに変えるか? 課題だけでなく、クリエイティブな解決策を提示する。挑戦するメディアに学ぶ「発信」のあり方 ~「IDEAS FOR GOOD」創刊者の加藤佑氏に聞く~
「ソート(未来の構想、思い、ビジョン)」をつくり、共感を生み、社会実装を行う一連の流れとして、IISEが定義する「ソートリーダーシップ活動」。その重要性を多角的に考察し、成功のヒントを見出して新たな知見を浮上させるために、各専門家にインタビューしていきます。今回のお相手は、「社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン」として、社会課題と解決策の両方を届けるというユニークなコンセプトのWebメディア「IDEAS FOR GOOD」創刊者のハーチ代表取締役の加藤佑氏。「ありたい未来」への移行を仲介するメディアの形とは何か。指標や体験の設計など、新たな気づきや共感を生むアプローチ、異なる立場の人々をつなぐ勘所は。そして、AIとの向き合い方まで——新しい「発信」の実践者である加藤氏に、ソートリーダーシップ活動のヒントになるポイントを幅広くお聞きしました。
幅広い読者に届けポジティブなアウトプットにつなげるために、ユニークな「解決策」まで提示する
――加藤さんは2015年12月に「コンテンツとメディアの力で社会が『もっと』よくなる仕組みを作る」ことを目指して、ハーチを創業されました。どのような思いや考えが背景にありましたか。
加藤 自分自身がこの社会に対し、生きづらさを感じてきたように思います。ずっと「誰もが生きやすくなれる社会をつくりたい」という思いを持ち続けてきました。そのためにまずは経験を積もうと、人材会社の営業やWebマーケティング会社など幅広く仕事をしてきた中で、私が人から最も喜ばれたのが「文章を書く仕事」でした。Webデザインのスキルがあったので、それと組み合わせてサステナビリティや社会課題の解決をテーマにしたWebメディアを立ち上げようと考えたのです。それで2015年にハーチを創業しました。
振り返ると子供の頃から、社会課題に触れる機会が多かったようにも思います。地元の横浜で都市開発が進み、遊び場だった自然環境が失われていく過程の中でも環境教育に熱心な先生がいて、中庭にビオトープをつくったり、そこへやってくる野鳥を観察するバードウォッチングのクラブ活動などに参加したり。大学では教育を専攻しながらNPOを立ち上げ、非営利の教育プロジェクトに取り組んでいました。

ハーチでは現在、主に2つの事業を展開しています。1つはWebメディアです。「IDEAS FOR GOOD」を中心に5つほどのメディアを運営しています。もう1つは、(サステナビリティを軸とした)企業や自治体との共創事業。メディアに掲載されるような「面白い」ケーススタディを、共創しながら生み出していく事業です。
――IDEAS FOR GOODのコンセプト「社会をもっとよくするアイデアを集めたWebマガジン」について、その狙いを教えてください。
加藤 最大のポイントは「解決策に出会えること」にあります。気候変動やプラスチックの海洋汚染など、課題だけを伝えるメディアはたくさんあります。しかしそれでは、課題に興味のある人にしか見てもらえません。課題をテクノロジーやデザイン、アート、マーケティングといった解決策と一緒に発信することで、デザイナーやプランナーなども含めたより多くの方に向けて届けることができるのです。
それも、ただの解決策ではありません。IDEAS FOR GOODでは「面白く、クリエイティブに解決する」アイデアを紹介しています。
例えば、デザイナーは常にデザインのアイデアを探しています。カラーリングやタイポグラフィなどの情報を検索している中で、突然、IDEAS FOR GOODが発信した「気候変動を解決するデザイン思考」の記事も引っかかってくるわけです。
もう1つ、情報のインプットとアウトプットの関係性に対する問題意識もありました。情報のインプットはアウトプットに影響します。ネガティブな情報が多く流通する社会では、「もうダメなのでは」という感覚も生まれやすい。だからこそ、課題に向き合う人の挑戦や解決策といったポジティブな情報の流通を増やしたいと考えています。
課題だけでなくその裏側にある希望や挑戦を伝えることで、読者が「自分にも何かできるかもしれない」と感じ、行動が前向きになる——。このような広がりがあるからこそ、私たちは解決策を伝えることにこだわっているのです。
「眼差しを変える」「見方を変える」「既成概念を取り払う」
――「社会をもっとよくする」ために「解決策を伝える」加藤さんの姿勢には、「ソート(思い)」を形にして共感を生み、社会実装まで共創によって実現を目指すソートリーダーシップ活動を推進していくためのヒントがあるのではと考えています。加藤さんは、ソートリーダーシップ活動をどのように捉えていますか。
加藤 ソートリーダーシップ活動における一連のプロセスは、まさにいま、私たちが取り組んでいることと同じだと実感しています。
私は、「誰もが自分の可能性を信じられる世界」をつくりたいのです。自分の好きなことや、やりたいことを生かして社会の役に立つ。社会をよりよい方向に変えていく。そう実感できる社会をつくりたいというのが私のビジョンであり、すべての活動の根底にある思いです。
「人」は、社会課題の解決に欠かせない資源です。ある場所ではまったく活躍できなかった人が、別の場所へ行ったとたんに本来の能力を発揮するケースがよくあります。それこそが「眼差しの変化」です。「役に立たない」とか「無駄だ」と思われているモノやコトに、眼差しの変化を通じて新たな価値が見出され、解決策が生まれることが多くあります。

――加藤さんがメディアで発信をする中で、「クリエイティブな解決策」にこだわるようになったきっかけは何ですか。
加藤 学生時代に出会った「KATHARINE HAMNETT LONDON」という英国のファッションブランドです。私はそのデザインがすごく気に入り、愛好していました。このブランドは1980年代から「No War(戦争反対)」や「Stop Acid Rain(酸性雨防止)」などの文字をTシャツに大きくデザインし、社会への強い問題提起を続けています。サステナブル・ファッションとして、オーガニックコットンの普及や農薬被害の改善などにも貢献しています。
ファッションをメディアとして活用し、社会課題をクールに伝える。「これなら伝わる」と思いました。IDEAS FOR GOODがクリエイティブにこだわる背景には、そこから得たインスピレーションが多分にあります。私たちが使うアイデアやクリエイティブといったキーワードの中には、「物事の見方を変える」とか、「既成概念を取り払う」という意味が含まれます。
IDEAS FOR GOODが考える「アイデア」には、解決アイデアという意味だけではなく、新しい概念やモノの見方という意味も含まれます。サーキュラーエコノミーだけでなく、ウェルビーイング・エコノミー、ディグロース、コモンズ、リジェネレーションなど様々な概念を紹介し、「こういう考え方があるのか」と知ってもらうことを重視しているのです。
人々の興味を惹きつけ、伝えたいことをしっかりと届ける手法は、ソートリーダーシップ活動にも通じる重要なアプローチではないかと思います。
――「眼差しを変える」「見方を変える」「既成概念を取り払う」といったキーワードは、ソートを発信して共感を生むためのヒントになりそうです。しかし一方で、これらを実行するのは難しくはないでしょうか。
加藤 多くの人の眼差しは、コレクティブな幻想、つまりその社会が「当たり前だ」と信じている既成概念や常識に縛られています。例えば、サーキュラーエコノミー(循環経済)もその一例です。もともと「経済は直線的だ」という共同幻想がまずあり、その上でリサイクルなどを通じて「直線型ではなく循環型に変えていこう」という発想が生まれました。
でも、本来の自然を物質レベルで見れば、人間も含めてすべてが循環しています。動物は死ねば土に還り、養分となって植物を育て、その植物を動物が食べ、また分解されて土に戻る。こうした大自然の循環の中に私たちは最初から組み込まれており、そこから逃れることはできません。その循環している世界から経済だけを切り離して「直線的だ」と捉えること自体がおかしいと言うこともできます。結局のところ、重要なのは「世界をどう見るか」。まさに、私たちの眼差しそのものなのです。
「眼差しを変える」という概念は、クリエイティブにとって非常に重要です。IDEAS FOR GOODが新しい見方や概念を伝えようと努力している理由も、そこにあります。
指標を変えれば、見方は変わる。頭だけでなく、身体も使う
――眼差しを変える、既成概念を取り払うための効果的な方法はありますか。
加藤 1つは「指標を変える」ことです。
例えば「生産性」というと、普通は分母に時間や人数を置き、分子に売上や成果を置きます。でも、その分子を 「ウェルビーイング」に変えてみたらどうでしょう。指標は 「時間あたりのウェルビーイング」 になります。分母を「資源」に変えれば、「資源あたりのウェルビーイング」になります。
指標というのはとてもクリエイティブで、僕たちの物事の見方それ自体を変えてくれる存在です。経済成長の指標が「時間あたりの経済の伸び」であるとするならば、例えば分母を資源に置き換えて「資源あたりの経済成長」にした瞬間、トップ企業のランキングは大きく入れ替わります。さらに、経済成長をウェルビーイングに置き換えたなら、結果はもっと変わってくるでしょう。指標には、ものの見方を根底からひっくり返す大きな力があります。

ただし、ここまでは「頭の使い方」の話です。私は最終的には、身体的な体験が重要だと思っています。IDEAS FOR GOODは「読むメディアから体験するメディアへ」というコンセプトで「Experience for Good」という取り組みを、2025年8月から本格的に始めました。「読者を社会課題や解決策の現場にお連れする」というツアープログラムです。既に国内は瀬戸内や伊勢志摩、海外はベトナムや欧州、台湾などで行いました。
――なぜ身体的な体験を重視されているのでしょうか。
加藤 メディアの限界を感じているからです。メディアの本質はどこまで行っても「媒介」です。例えば、海外の方をインタビューした記事を書くときに、記者が「I(アイ)」を「私」と訳すか「俺」と訳すかで、もう相手の人格が変わってしまいます。メディアには、必ず伝える側の「レンズ」が入ります。完全に客観的な事実などは存在し得ません。「レンズ」をつくる力がある半面、リアリティからはどうしても遠ざかってしまうのです。
ならば、その「I」と言っているインタビュイー本人に、直接会ってもらおうと。読者の方々を本人の前にお連れして、主観として感じた事実をそのまま受け取ってもらうのです。そうして体験したリアリティ、感覚、気づきがなければ、自らの思いを人に伝えようとする時、自分の言葉で語れないし、人を巻き込んでいくことなどもっとできないでしょう。
だから私たちはメディアで情報を伝えるだけでなく、読者に「原体験」を提供しようと考えています。実際に現地へお連れし、体験として理解してもらうのです。とはいえ、ツアーとなるとなかなかハードルも高いので、気軽に参加できるワークショップも行っています。サーキュラーデザインのプロトタイプづくりや、端材を使ったアップサイクルのものづくり体験などを提供しています。
また「レンズ」を掛け替えて、事実を受け取るためには、「自分の内側にある多様性(イントラダイバーシティ・インターダイバーシティ)」を育むことが不可欠です。そのためには、多様な人に会うしかありません。企業文脈では「越境リーダーシップ」にも通じる部分がありますが、例えば世界各地のサーキュラーエコノミー系カンファレンスを回っても、参加者の価値観が近く、ある程度の共通言語も有しているので、視点は大きく変わりません。しかし高校や中学の同級生と久しぶりに会うと、カンファレンスでは「当たり前」とされていたサステナビリティの話が通じないことも多いでしょう。そうしたコミュニティを越えた「社会的な移動」が重要で、私たちが目指すのはそうした体験の提供です。
――今の話とも少しつながりますが、社会を動かすメディアの役割として加藤さんが意識されていることは何でしょうか。
加藤 メディアには「現状」と「ありたい未来」への移行を仲介し、否定でも肯定でもなくファシリテートする役割があります。「点」としての個々の事象に「線」を引く、コンテクスト/ナラティブメイクが重要と考えています。さらに読者と取材先同士をつなぎ、未来の社会がもっとよくなるための出会いをつくるという役割もあります。
――ソートリーダーシップ活動における「発信」の際にも、意識したい点です。
加藤 ただし、点と点を線で引く行為には、解釈の暴力性も伴います。そのことを理解する謙虚さが必要ですね。
背景や考えの異なる人々の間で、共創を生み出す「2つの方法論」
――少し触れたように、ソートリーダーシップ活動では共感による輪を広げ、仲間を増やしていくことが欠かせません。それを実現するために有効なコンセプトや手段には、どのようなものがありますか。
加藤 2つ述べたいと思います。1つは「バウンダリーオブジェクト(Boundary Object)」です。考え方もバックグラウンドも違う人々の間で「共通の理解の足場」となるものや概念のことを指します。
例えば、先ほど述べた「サーキュラーエコノミー」もそうです。サーキュラーエコノミーという言葉には、たくさんの定義や考え方があります。この言葉を聞いて思い浮かべるものは、十人十色でしょう。それを逆手に取り、「みんなが同じではない理解のまま、それでも協働できるようにする概念」として利用することができます。
それは、当社が横浜市で行っているプロジェクトでも起きました。みなとみらい21地区の商業施設らと連携し、街全体でサーキュラーエコノミーを進めようとしているのですが、ここで私たちは 「サーキュラーマテリアルフロー図」 を共通のバウンダリーオブジェクトとして活用しました。
そこでは「各施設にどんな資源がどれだけ入り、どれだけ排出されているか、また、そのうちどれだけの割合が循環しているのか」を可視化したグラフをつくりました。最初は3~5施設分のデータだけで試作版をつくったのですが、これを共有した瞬間、背景が異なる多くの人たちの間で直感的な理解が進み、議論が加速して、行政の上部まで一気に話が伝わり、参加施設も急速に増えていきました。「立場の異なる方々が共通で語れる土台」を持ち込むことは、大きな推進力になります。

もう1つは、「受信すること」です。近年では発信する人や情報量が非常に多く、フォロワーの獲得も難しくなっています。つまり「発信したい人」が多すぎて、「受信してくれる人」が圧倒的に不足しているということです。だからこそ、発信者の話を丁寧に聞く力の価値が急騰しています。
メディアとしても、発信力より受信力の方が重要で、多様な人が集まる場では、しっかり聞いてくれる存在が大きな価値を生みます。この能力があると、ファシリテーションが非常にうまくいくと思っています。
「できるけど、あえてやらない」という判断を下せるか
――注目しているソートリーダーや、ソートリーダーシップ活動のヒントになるような事例はありますか。
加藤 最近、私がソートリーダーとして注目しているのは、サーキュラー建築で世界的に知られるオランダの建築家、トーマス・ラウ(Thomas Rau)氏です。大阪・関西万博のオランダパビリオンのサーキュラーデザイン設計を手がけた方です。『マテリアル循環革命 サーキュラーエコノミーが拓くビジネスと社会の未来』という著作(彰国社、2025年、サビーン・オーバーフーバー氏との共著)もあります。
例えば、ラウ氏はサーキュラーエコノミーの説明として、美術館を例に出します。ゴッホやレンブラントを、誰もゴッホ枯渇やレンブラント枯渇だとは言いません。その代わりに、私たちは限定版である彼らの作品を美術館で鑑賞し、多くの人とその価値を共有します。同じように、本来的には資源枯渇などはなく、マテリアル(素材)とは地球が生み出した限定版の作品(リミテッド・エディション)なのだから、それを同じように所有することなくシェアすれば良い、と説明します。面白い見方だと思います。ラウ氏はそうしたナラティブをつくるのがとても上手です。講演の機会があれば、ぜひ聞いてみてください。驚くほどインスパイアされるはずです。
▼IDEAS FOR GOOD編集部が、トーマス・ラウ氏の建築事務所に訪問した際のレポート記事
――AIについてどう捉えていますか。そこにソートリーダーシップ活動と関連する領域はありますか。
加藤 AIの進化が加速する中で、AIとの心地よい付き合い方が求められています。イヴァン・イリイチ氏というオーストリアのウィーン生まれの哲学者が提唱した「コンヴィヴィアリティ(conviviality=自立共生)」ですね。個の自立を重視しながらも、人々が互いに支え合い、共に成長する社会のあり方を指す概念。これは今後、大きなテーマになっていくと思います。
AIによって「できること」の範囲が大きく広がっています。AIと関わるソートリーダーシップ活動も増えていくでしょう。そこでソートリーダーに問われるのは、「AIでできることをどんどんやっていく」という視点と同時に、「できるけど、あえてやらない」という判断をしていくことだと思います。
AIには、ポジティブとネガティブの両面があります。社会のためにポジティブな面を伸ばしていくと同時に、ネガティブな使い方を食い止めていく視点が重要です。例え可能であっても世の中の正義や幸せのために手を出さない領域を明確にし、広げていける人こそ、これからの時代に大きな価値を持つと思います。
――最後に、今は本当に価値観が多様な時代と言えますが、その中でどうやって社会にとって「よい」「悪い」を判断していくのでしょうか。今後の展望含めて教えてください。
加藤 その判断は正直、本当に難しいというか、究極はできないことなのかもしれません。あくまで自分たちがこれは社会にとってよいと、よい方向に働くと思えるかという、最終的には主観でしかありません。
今の状況では、ここまで述べた解決策を提示するというあり方、いうなれば「ソリューションジャーナリズム」だけでは、不十分ではないかと考えつつあります。よいと思って進めたことが、かえって別の問題を生んだりすることもあります。「クエスチョンジャーナリズム」、すなわち、そもそも何が問題なのか? というところからメディアは始めたほうがよいのではないかと考えています。
たとえば気候変動対策には「緩和」と「適応」があり、それらは異なるアプローチと捉えられています。しかし、「緩和としての適応」「適応としての緩和」があるのではないか? そうした「問い」を投げかけることで、新たなアイデアが生まれるかもしれません。また、そもそも気候危機は何が問題なのか、誰にとっての何の危機なのかを、共に問うていくこと。そうやって生まれた対話を通じ多様な視点を身につける場づくりを目指すのが、今の私たちの役割なのではないかと思っています。
昨秋実施したIDEAS FOR GOODのクラウドファンディングページでも、「解決策を見せるジャーナリズム」から「問いのジャーナリズム」へ、というメッセージを投げかけました。
メディアのあり方を、読者の方々と一緒にこれからも考え続けていきたいと思っています。

<取材を終えて>
「面白く、クリエイティブに解決する」アイデアを提示する。そうしてより多くの人に届け、社会を動かしていく。加藤氏の取り組みはメディアのあり方を問い直し変えていく根本的な試みであるとともに、ソートリーダーシップ活動の推進を目指す人にとっていかに自らの思いをソートとして発信し、共感を生み共創につなげていくか、強い示唆となる内容ではないかと思います。
「眼差しを変える」「既成概念を取り払う」ことでソートを、その領域に関心のなかった自人にも届ける。それを実現するために「指標を変える」。頭の中だけでなく身体的な体験の場も設け、発信の相手に自らの言葉で考える契機を与える。こうしたインパクトが連鎖していくことで、ソートはさらに広がっていき、共創の輪が拡大していくのだと感じました。
今回の取材時も「バウンダリーオブジェクト」や「自分の内側にある多様性」など、様々なキーワードを提示くださった加藤氏。「IDEAS FOR GOOD」の中に世の中をもっとよくするヒントがたくさん示されているように、ソートリーダーシップ活動を進めるための実践的なヒントも大いにあります。ぜひ「発信」のヒントを学んでいただければと思います。
インタビュイー:IDEAS FOR GOOD 創刊者 ハーチ 代表取締役 加藤佑氏
リクルートエージェントにて企業の中途採用支援、リアにてWebデザイン・マーケティング・メディア事業に従事した後、2013年にニューラルを共同創業し、サステナビリティ専門メディアの立ち上げに従事。2015年12月にハーチを創業。社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」、サーキュラーエコノミー専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜のサーキュラーエコノミープラットフォーム「Circular Yokohama」など、サステナビリティ領域のデジタルメディアを運営。企業・自治体・教育機関との連携でサステナビリティ・サーキュラーエコノミー推進にも従事する。英国ケンブリッジ大学サステナビリティ・リーダーシップ研究所 Sustainable marketing, media and creative 修了。大学院大学至善館 Circular Futures Design Center センター長/特命准教授。慶應義塾大学SFC研究所所員。
企画・制作・編集:IISEソートリーダーシップHub(藤沢久美、寺田亜紀子、崎村奏子、福井衛)
