
「本とか読む必要ある?動画で全部わかるし」
「AIに聞けばいいじゃん」
と、子供に聞かれたとき、あなたは自身をもって答えられるでしょうか?
アインシュタインが思いついたこと、
平安時代の恋文、
トランプ大統領の野望、
夢の宇宙旅行、
人類史を動かす思想…
いかなる偉人の言葉や名文・名作を、
「活字」というなんとも平等な形で、
しかしながら永続的に伝えるモノ、
それが「本」です。
私たちは、
タイムスリップや大金など必要とせず、
それらをいとも簡単に味わうことができます。
「読書」という行為は、
人類の財産を”お手軽に”味わい尽くすことに他なりません。
この記事は、
・読書が育てる4つの力
・スマホ・動画時代での読書の必要性
・子どもに読書習慣をつけるには
・おすすめ書籍
を紹介。
「読書の効果とは」
「なぜ読書が必要か」
「読書を根付かせるには」
の疑問にお答えする内容となっております。
読書が育てる「4つの力」
① 読解力
すべての学びの基盤は「読む力」です。
国語だけではなく、
数学の文章題、
理科の実験レポート、
社会の資料問題に至るまで、
学力の土台には読解力が欠かせません。
本を読むことで、
文章の流れを正確に追い、意味をつかむ習慣が自然に身につきます。
※関連おすすめ記事|読む力は「算数・数学力」にも直結することを解説しています。
② 創造力
読書は知識の蓄積にとどまりません。
登場人物の行動を追いながら「なぜ?」と考える。
「文字」という限られた情報を組み立て、
自分の頭で「こうなのでは?」と想像する営み。
そうした繰り返しが思考を鍛え、
やがて新しい発想を生み出す力=創造力につながります。
③ 感受性
物語の中で喜怒哀楽を共有することは、
子どもの心を柔らかくし、
他者への共感を育てます。
友達関係や家庭生活、
将来の社会生活で欠かせない
「人の気持ちを理解する力」を磨いてくれるのです。
④ 幸福感
本を読む時間は、
単なる勉強や情報収集を超え、
「自分と向き合う豊かなひととき」になります。
また、読書を通じて人として成長するための大切なものを得ること、
これが未来の幸福につながります。
スマホ・動画時代になぜ読書が必要か
「今は、スマホや動画からでも十分に知識は得られる」
「文章を読まなくても、映像や解説でわかりやすく理解できる」
確かに部分的にはその通りです。
実際、動画やSNSから新しい知識を得たり、興味を広げたりすることはできます。それらには、読書に無い利点が多くあるのも事実です。
しかし、全てとは言いませんが、
多くは以下の点で大きな違いがあります。
・情報の深さ/信頼性
ネット記事やSNSは注目を得やすい表現で、
短く要点を伝えるものが多いです。
一方、本は体系的に書かれており、
数百ページを通して一つのテーマを深掘りしています。
また、SNSやネット記事は誰でも発信できるため、
その質は玉石混交です。
その日のうちに誤情報になることも珍しくありません。
対して本は、
多くが専門家の監修や編集にしっかり時間をかけて世に出ます。
そのため内容の精度や検証度が高く、より信頼できる情報源となります。
・持続性
SNSの投稿やネットニュースは流れて消えていきます。
しかし本は何百年、何千年も残り続けることがあります。
シェイクスピアや夏目漱石の作品が今も読まれているように、
良書は時代を超えて価値を持ち続けるのです。
また、最初はSNSの話題にすぎなかったことも、
書籍になることでしっかりと残り続け、
次世代へと伝えられる言葉となるのです。
・主体性
本は、
四六時中あなたが沸く話題を届けたりしません。
あくまで本人が手に取って、
主体的に読むことが前提です。
タレ流し・受動的な情報のつまみ食いと、
能動的に文章と対話する姿勢。
そこに浅く流される人と、
深く考えが及ぶ人との差が出てきます。
確かにスマホや動画は面白い・豊富・ためになるコンテンツを、スピーディーに届けてくれます。
しかしそれだけでは、「浅く」「すぐ流される」思考から中々抜け出せず、考える力を育むには片手落ちと言わざるを得ません。
自ら深く考え、
持続的に力を育てるためには、
やはり本を読む必要があるのです。
子どもに読書習慣をつけるには
ではどうすれば、
子どもに読書習慣をつけられるのでしょうか。
方法はいくつかありますが、その中で最も重要なものを紹介します。
それは、「親が読書する姿を見せる」です。
子どもに「本を読みなさい」と躾ける一方で、
自分はスマホばかりいじっていないでしょうか?
大人の背中を、子供は見ています。
まず、一番身近な大人が日頃本を読んでいないと、
「僕も読んでみよう」という発想にはまずたどり着かないでしょう。
ましてネットには、
「本を読まなくても大丈夫」という情報も溢れています。
もちろん一理ある考えでしょう。
ですが、本人はそれだけを頼りに意見を固め、自分にとって都合のいい偏った考えにどんどん染まってしまう、といった恐れがあります。
そうならないためにも、まずは大人が家で本を読むことから始めましょう。
要はあなたがお気に入りの一冊に出会い、
ハマることが大事なのです。
読書習慣のない方も、どうかご安心ください。
好きな芸能人の自伝、ラノベ、占い本、お笑い、ハウツー本など、ジャンルは何でもよいのです。
また、読む時間も一日3分だろうが構いません。
通勤電車、
歯を磨く、
風呂に入るなどといった日常のルーティンに、「読書」を溶け込ませる。
例えば、
「風呂上りのリラックスタイムに、やなせたかし名言集を1ページ読む」というような。
それこそが、
家庭に読書を根付かせる第一歩なのです。
世に出回る本はそれこそ膨大ですが、
きっとあなたに合う一冊があるはずです。
おすすめの書籍紹介
ここで、おすすめの作家・書籍を紹介します。趣味全開のラインナップで恐縮ですが、少しでも参考になりましたら幸いです。
・【高田崇史】
『QEDシリーズ』: 身近な歴史(百人一首・七福神・かぐや姫)などを題材した推理小説。現代で起こった殺人事件から、薬剤師の主人公が歴史に隠された謎解きに挑みます。作家ご自身も薬剤師の資格を持っています。
【夏川草介】
『本を守ろうとする猫の話』: 高校生の主人公と、しゃべる猫とのやり取りが絶妙です。
『始まりの木』: 偏屈な大学助教授が主人公のロードノベル。道中ゼミの院生との会話を通じて話が展開します。
【池井戸潤】
『不祥事』『花咲舞が黙ってない』: 花咲舞が活躍する勧善懲悪モノです。テレビドラマにもなりました。
『俺たちの箱根駅伝 上・下』: 箱根駅伝そのものと、中継するテレビ局を取り上げています。スポーツものは競技者中心の話になりがちですが、テレビ局内部の話も同時進行で進むところが面白いですよ。(2026年、大泉洋さん主演でドラマ化決定しました!)
まとめ ― 読書は「師」であり「相棒」
読書は、
• 学力の基盤となる読解力を育て
• 思考力や創造力を伸ばし
• 感受性を豊かにし
• 人生の幸福感を高める
まさに、学び続ける人に寄りそう
「師」であり「相棒」です。
スマホや動画があふれる時代だからこそ、
本を開くことの価値はますます高まっています。
そしてAIが普及する時代だからこそ、
人間らしい知性や感性を育む読書は欠かせません。
本は、あなたが手にしない限り、何も語りません。
ですが、お気に入りの一冊との出会いが、
あなたと家族を成長させ、
豊かな将来を築くきっかけとなり得るのです。
大げさな言い回しになりましたが、
まずは気楽に、
心に留まった一冊を手に取ってみてはいかがでしょうか。
※熊本の小中学生向け学習塾・日進塾は、創業以来「読書」を推奨しています。子供たちの明るい将来につながる、素敵な一冊に出会うことを応援します。進路相談・体験入塾はHPの「お問い合わせ」からお申し込みください。

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