【第374回】 Marketing Cloud Next : リアルタイムセグメントの活用
Marketing Cloud Next(Marketing Cloud Growth & Advanced Edition)では、Summer '25 の新機能として、リアルタイムデータグラフトリガーフローで セグメントメンバーシップ(Unified Individual - Latest)が利用できるようになりました。

注意:イベントトリガー条件で選択可能なセグメントは、リアルタイムセグメントに限られます。標準セグメントは表示されません。

これにより、リアルタイムデータグラフを基に作成されたリアルタイムセグメント に参加したメンバーにトリガー送信を実行できるようになりました。

リアルタイムデータグラフトリガーフローの考慮事項
① フローをトリガーするタイミング
「イベントがエントリ条件を満たすたび」は利用できません。
利用可能なのは「現在のイベントがエントリ条件を満たし、前回のイベントが満たさなかった場合」のみです。

② フローが有効になるまでの待機期間
実行に必要なリソースを準備するため、有効化後 最大 1 時間はイベントを受信・処理できません。
この間に送信されたイベントは無視されますので、余裕をもって設定してください。

リアルタイムセグメントの考慮事項
リアルタイムセグメントは、利用に伴うコストとのバランスを意識する必要がありますが、Marketing Cloud Account Engagement の「ダイナミックリスト」のように活用できます。

Tips:「ダイナミックリスト」とは、設定した条件に基づいてメンバーが自動的に追加・削除されるリストで、常に最新の状態を保つことができます。
リアルタイムセグメントをデータグラフで利用するには、セグメントメンバーシップ DMO の以下のフィールドを、リアルタイムプロファイルデータグラフに追加する必要があります。
Segment Id(テキスト型)
Timestamp(日付型)

併せて、次の制約事項にもご注意ください。
「ネストされたセグメント」や「除外条件(Exclude)」を含むセグメントは作成できません。
「セグメント数のリアルタイム表示」や「手動公開」機能は利用できません。
取引先オブジェクトと個人オブジェクトが同一のソースデータグラフに含まれている場合、リアルタイムセグメントは実行されません。
「ネストされたセグメント」など、標準セグメントにおける機能は、以下の記事をご確認ください。
いかがでしたでしょうか。
今回、リアルタイムセグメントについて触れることができましたが、私自身、まだまだリアルタイムデータグラフトリガーフローに対する具体的なユースケースに落とし込めてはいません。そのため、今後はそのあたりを研究・検討していくことが課題になると感じています。
今回のセグメント機能
① ✖️ 標準セグメント
② ✖️ ウォーターフォールセグメント
③ ⭕ リアルタイムセグメント
④ ✖️ 動的セグメント
⑤ ✖️ Einstein Segment Creation(AI によるセグメント)
さて、今回の記事で Summer '25 でリリースされた新機能について、一通りの紹介ができたかと思います。盛りだくさんの内容でしたね。まとめ記事を書いてから 5 ヶ月が経過してしまいました。
そして今月(2025 年 10 月)には、いよいよ Winter '26 がリリースされます。そちらの新機能についてもしっかりレビューしていきたいと思います。
今回は以上です。
