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【小学校受験】字が下手で目先の手書き願書に怯えてるパパちょっとこい


小学校受験の願書はなぜか今でも手書きが多い


今、この令和の御世において、文字はもはや肉体を使って「書く」ものではなく、脳から「出力される記号」へと進化された。

キーボードやフリックという最小限の振動だけで思考はデータに変換されるし、それこそAIに一言命じれば、そこそこの誠実さが漂う文章が秒で生成されてしまうような時代だ。

そんなデジタル大航海時代の真っ只中にあって、なぜ、どうして我々は、「自らの手に筆記用具を握らせ、物理的な紙にインクを染み込ませる」という、中世ギルドの修行僧のような苦行を強いられているのか。

そう、小学校受験の願書のことだ。

冷静に考えてみてほしい。
私たちが「ちゃんとした文章を綺麗に書く」機会など、もはや絶滅の危機に瀕している。

日常で書く文字といえば、宅配便の受け取りサインや会社の付箋に「〇〇さんから電話、要折り返し」とメモを殴り書きする程度だ。

「最後に魂を込めてペンを走らせたのは、昭和の香りが色濃く残る企業へのエントリーシート」みたいな大兄も少なくないのではないか。

それなのに、だ。

こと小学校受験界隈においては、あたかも「手書き文字こそ、その家庭の徳(チャクラ)が宿る」と言わんばかりに、いまだに手書き指定の願書が跋扈しているのだ。


苦しむのは「計画性のない字下手パパ」だ


もしあなたが、流麗な筆致で書道を嗜むクールダディであれば、この話はここで終わりだ。
すぐにタブを閉じて、コーヒーを片手に読みかけだったプレジデント1月号の読書でも再開するのが良いだろう。

問題は私のような字下手パパだ。
私の書く文字は、LINEで人気を博している「絶妙に下手な文字スタンプ」などという甘っちょろいものではない。もはや文字という概念を逸脱し独自の象形文字の域に達している。

そんな私が仮に文章なんて書こうものなら、それは初見の人間にとって古代のオーパーツか何かにしか見えないはずだ。

こんなの達筆の部類

私と同じように壊滅的に字が下手くそなパパの中でも、「計画性のある個体」であればまだ救いはある。

彼らは早い段階で己の無能(筆力)を察知し、初春には「ボールペン字講座」の門を叩く。

そして、願書執筆のハイシーズンである9月下旬までには、なんとかそのスキルを人並みレベルまで上達させてくるのだ。


一方で、私のように「夏休みの宿題は9月からが本番」という残念な思考をもつ計画性皆無パパは、奇しくも同じ9月に絶望の淵に立たされることになるのである。


追い詰められた我々は、往々にしてこう自分をマインドコントロールし始める。「大事なのは見た目じゃない。中身なんだ。」と。

だが、現実は非情である。
想像してみてほしい。
一言一句全く同じの素晴らしい教育方針が書かれた二枚の願書があったとする
一方は、清々しいほどに美しい達筆。
もう一方は、古代の楔形文字を彷彿とさせる、判読不能な幾何学模様だ。

読んでくれた先生がメソポタミア文明の権威でない限り、どちらの紙を手にとりたいかなんて明白だろう。

願書において内容が最高なのは当たり前。
だが、その内容を相手の脳に届ける手段が手書きの文字である以上、我々は死ぬ気で綺麗な字を書かなければならないのである。


「計画性のない字下手パパ」へ捧げるハイテクツール


さて、ここまで願書における汚文字の不利さを説いてきたわけだが、今この瞬間、すでに9月を迎えてしまった読者の字ヘタパパ諸君は、スマホを叩き割りたくなるほどの殺意を覚えていることだろう。

てめえ、プロフにパパを応援するとか書いてるくせに傷口に塩塗ってくるんじゃねえよこのペテン野郎!」と横でくつろぐ家族を忘れ、スマホに向かって鳴り散らかす可能性だってある。

その怒りはもっともだ。
手遅れ。絶望。終焉。
今の君たちを支配しているのは、おおよそそんな黒い単語だろう。


だがそんな怒れるビッグダディたちも安心して聞いてほしい。


昨今の技術革新とは恐ろしいものであり、実はとあるハイテクノロジー・ツールを使うことで、私たちの字ヘタの悩みは一撃で解消する。

そんなハイテクノロジー・ツールとはこれだ。



すみっコぐらしおえかきトレーサーである


決してふざけてはいない。
すみっコぐらしおえかきトレーサーこそがあなたの希望なのだ。

「願書欄に『しろくま』でも書けっていうのかコノヤロウ!」

とおそらく読者諸君は思われたと思うが、そうではない。

出典:すみっコぐらしオフィシャルウェブサイト

実際の使い方は以下の通りだ

1.願書の下書きを作成する
2.すみっコぐらしおえかきトレーサーに下書きした願書を載せる
3.さらにその上に清書用の願書を載せる
4.すみっコぐらしおえかきトレーサーの電源を入れトレースする

これだけである。

こんな単純なステップを踏みさえすれば、どんな下手くそでも精密な美文字を書くことができるのだ。使い終わったすみっコぐらしおえかきトレーサーは受験のご褒美に子供にプレゼントすれば一石二鳥である。

下書きに白紙を載せた状態。「父」が上の紙にも透過して写っている。

以下の紙は実際に使った紙なので、これらであれば問題なく透過する。


「計画性のない字下手パパ」は下書き作成も工夫が必要


「よし!これで俺でも願書は作れるな!」
と思った下手字民は落ち着いてほしい。
我々は下書き作成でも工夫を凝らす必要があるという点に注意が必要だ。

というのも下手クソが一生懸命手書きで下書きを書いたところで、出来上がるのは綺麗な下手字が書かれた願書だ。

だからこそ、私たち下手字民は下書きもPCで作る必要がある。
幸いにも世の中には手書きフォントなどが多数転がっており、こうした手書きフォントの中からお好みのフォントを使ってデータ上で下書きを作ってしまおう。


PDF配布してくれている学校のものであれば、それをそのまま使えばいいし、紙しか配布していない学校のものであれば、スキャナーを使って下書き用のデータを作成しよう。


下書き願書データ作成時に陥りやすい罠


さて、下書きデータを編集する際、PDF形式だった場合一点注意がある。
それは「Adobe Acrobat Readerで編集してはいけない
という点だ。

大抵のPCでインストールされているPDF閲覧用ソフトであるAdobe Acrobat Readerだが、標準機能として文字入力ができるため、編集もこの機能を使ってやればよいと思いがちだ。

ただ、この機能は文字位置合わせやサイズ調整、改行位置調整といった細かな調整がしづらいため、狭いスペースにギチギチに文章を詰める必要がある願書下書きデータ編集においては不向きだ。

そのため、編集はパワーポイントを使って行おう。
普段からパワポを使ってる方であれば問題ないと思うが、念の為具体的なやり方を書いておく。 

1.パワーポイントを開く
2.「デザイン」タブからの右側にある「スライドの設定」を押す
3.「ユーザー設定のスライドのサイズ」を押す
4.願書の用紙サイズに合わせて「スライドのサイズ指定」を選択してOK
5.「表示」タブから「スライドマスター」を押す
6.願書下書きデータを画像としてを挿入する
(PDFファイルの場合はsnipping toolなどを使って画像化して貼る)
7.スライドマスタを閉じる
8.新規スライドを一枚作成する
9.新規スライド上で下書きを作成していく。
(「挿入」→「図形」から長方形あたりを選択して文字を埋めていく)

こうすれば、いつもパパ達が使い慣れているパワポ上で願書の下書きができる。文字合わせも楽々である。


下書き願書データを印刷する際にも気をつけよう

最後に作成したデータの印刷にもすこしコツがあるため、これをお伝えして終わりにしようと思う。

作成したデータだが、そのままパワポから印刷しても、元のデータよりも若干縮小された形で印刷されてしまう。

どうやらパワポには自動で余白がついてしまう厄介機能があるらしく、これにより意図しない形で縮小されてしまう。

これを回避するにはこのページが役に立ったのでご参考いただければと思う。内容は2スライドを1枚印刷するやり方となっているが、余白の潰し方は1スライドを1枚印刷する場合も同じだ。


以上、手書き文章に震えていた私がなんとか手書き願書を乗り越えられた方法をご紹介した。

後陣のパパ達の中で手書き願書に震えてるパパに本稿が届き、そうしたパパの不安を解消する一助になったのならば望外の喜びだ。


メンバーシップのオプションサービスとして、願書下書きデータ作成代行も行っております!
上記手順でもうまくいかなさそうであれば、ご検討ください!


説明会から考査本番までの流れをまとめた記事を書いてます。
事前に考査までの流れを疑似体験できるという点で参考になるのではないかな、と思いますので、もしご興味があればご覧ください。
(有料記事ですが途中までは無料で読むことができます)



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