父に教えたい、優先すべきスマホのセキュリティ対策 3選
記事を見てくださりありがとうございます!
今日は、「両親に教えたいスマホのセキュリティ」というテーマで記事を書いてみようと思います。
先日、父の日だったので、ちょっといいお菓子を実家に送りました。
その後、LINEでお礼のメッセージが届き、父が釣り用の新しいサングラスを買ったことを嬉しそうに話してくれました。
趣味の釣りを楽しんでいるみたいです。
父は70歳を超えていますが、過去に弟がスマホの使い方を教えてくれたおかげで、今ではAmazonやPayPayも使いこなしているみたいです。
最近はネットショッピングで色々と買い物を楽しんでいるようです。
実家はとても田舎なので、ネットで欲しいものが届くのは本当に便利なんだそうです。
「スマホを使いこなせて、すごいなぁ」と感心する反面、セキュリティは大丈夫なんだろうか?とふと気になりました。
おそらく、本人はあまり気にしていないと思います。
でも、高齢者を狙った攻撃は今後ますます増えてくるはず。
だからこそ、今のうちに、身近なリスクや簡単にできる対策を整理しておこうと思い、このテーマで書いてみることにしました。
私の父はこんな人
少し補足すると、私の父はこんな感じのスマホユーザーです。
年齢は70代中盤
スマホ歴は数年で、普段からLINEやPayPayを使っている
最近はAmazonで買い物をすることも増えた
通知や設定画面はほとんど触らない
ネットやセキュリティに詳しいわけではないが、基本的な操作は問題なくこなせる
喫茶店やホテル、空港などのフリーWi-Fiはあまり使わない
SNSへの投稿はしない(写真は撮ってもLINEで共有する程度)
新しいアプリを自分から探して入れることはほぼない
いわゆる「スマホは使えるけど、細かいことはよく分からない」というタイプです。
今回は、そんな父を対象に、スマートフォンのリスクアセスメントをしてみたいと思います。
実際に父のスマホの設定を確認したわけではないので、まずはここから設定を確認するという位置付けで記載しています。
※前提として
この記事で紹介するリスクなどは、あくまで「私の父」という一人の人物をベースにしたものです。
セキュリティ対策は、その人の利用形態によって大きく変わります。
Amazonだけでなくネットバンクも使ってるとか、Instagramでたくさん投稿するとか人によってリスクの度合いは変わるものです。
この記事が、似たような立場の親を持つ方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
それではさっそく見ていきましょう。
何がどれくらい危ないのか、見える化してみる
父のスマホの使い方に合わせて、リスクを一覧で整理し、優先度をつけてみることにしました。
リスクの評価は、以下の3つの視点から行いました。
影響度: そのリスクが現実に起きたとき、どれくらいの被害が出るか
発生確率: 父の使い方の中で、どれくらいそのリスクが起きそうか
対策のしやすさ: 対策を取るのがどれくらい簡単か、続けられそうか
それぞれを5段階で評価し、
「影響度 × 発生確率 × 対策のしやすさ」の掛け算で優先度を算出しています。
こうすることで、感覚ではなく根拠のある順番で対策を検討できるようになります。
実際に作った一覧がこちらです。

こちらの上位リスク(優先度スコアが高かったもの)を掘り下げて解説したいと思います。
すでにやってるよ!っていう方にとっては当たり前の内容だと思いますので、皆さんのご両親や祖父母など、「セキュリティ大丈夫かな?」という方に聞いてあげてください。
実際に優先度が高かったリスクTOP3
ここからは優先度スコアの高かったものを解説したいと思います。
スマートフォンの紛失や盗難
メールやSMSなどのフィッシング
OS・アプリを定期的に更新していない
1. スマートフォンの紛失や盗難
父は、スマートフォンを日常的に持ち歩いています。
特に、年齢を重ねると注意力や記憶の精度は自然に落ちてきますし、紛失は心配です。
スマホの中に入っているもの
写真などのプライベートなものもありますが、金銭観点ではこういった内容のものが入っていたと記憶しています。
PayPay: アプリを開けばすぐに決済できる状態
LINE: 家族や友人との会話、連絡先情報が入っている
Amazonアプリ:決済はPayPayを登録している状態
まず何を確認したらいいか?
まず優先的に確認したいのはこの2つです。
顔認証+6桁以上のパスコードになっているか?
PayPayにアプリロックを掛かっているか?
この2つをやっておくだけでも、「拾った人に好き勝手される」リスクは大きく減らせると思います。
欲を言えば、「スマホを探す」機能で、万が一紛失しても、位置情報をたどることや、遠隔でのデータ消去もできるようにしておきたいです。
「スマホを探す」機能は今度帰省した時に設定してあげようと思います。
2. メールやSMSなどのフィッシング
父のスマホだけでなく、SMSやメールで詐欺メールは頻繁に届いていると思います。
見慣れない人が見れば、まず疑わないレベルの完成度です。
スマホに慣れてきた今だからこそ、「操作できる」→「クリックしてしまう」という行動が起きやすい。
これが、フィッシングの一番怖いところだと感じています。
なぜフィッシングが危険なのか?
こうしたSMSやメールには、偽のリンクが埋め込まれています。
そこをタップしてしまうと、見た目は本物そっくりなログイン画面にたどり着きます。
たとえば
Amazonの偽ログイン画面 → ID・パスワードを盗まれる
銀行系の偽サイト → 口座番号や暗証番号を入力させられる
これらの情報が奪われると、本人だけでなく家族や友人にも被害が波及する可能性があります。
しかも、こうした攻撃は「ウイルス感染」と違って目に見えません。
スマホが壊れたり警告が出るわけでもなく、気づかないうちに情報が抜き取られ、数日後に被害に遭うという流れが多いのです。
何をすれば防げるか?
フィッシングの怖いところは、「見た目」で判断しづらいことです。
だからこそ、対策は「見分ける」よりも「やらない」を習慣にするほうがいいと考えます。
今回私が父に伝えたことは、以下の3点です。
SMSやメールにリンクがあっても絶対に開かない
→ 配達等を騙るSMSなどは後を絶たないわからないときは、自分で判断せずに家族に相談する
→ 「あれ?」と思ったらLINEして、と伝える公式アプリを使う習慣をつける
→ Amazonなどの公式アプリで確認するを徹底する
完全には防げない。でも、行動ルールを決めておく
フィッシング攻撃は年々進化していて、見た目では本物と区別がつかないものが増えています。
だからこそ、テクニックよりも「触らない」「相談する」「アプリで見る」という判断のルールを持っておくことが一番の対策になります。
パスワード管理ツールも活用できたらいいのですが、それはもう少し先かなぁと思います。
3. OS・アプリを定期的に更新していない
父がスマートフォンのアップデートをどれくらい意識しているかは、よく分かりませんが、これはスマホ利用者全員やらなければならない内容です。
なぜ「更新していない」ことがリスクになるのか?
スマートフォンのOSやアプリには、常に新しい脆弱性(セキュリティ上の欠陥)が発見されています。
メーカーや開発者は、それを修正するために「アップデート(更新)」を配信します。
つまり、更新をしていないということは、「見つかっている穴が空いたまま」使い続けている状態です。
しかもその穴は、一般にも公開されていて、悪意ある攻撃者にとっては「既知の侵入口」になります。
想定されるギャップ
アップデートの通知に対して「うっとうしい」と感じて消してしまったり、Wi-Fi環境がないと更新されない設定のままになっていたりする可能性は十分にあります。
また、「アップデートすると不具合があるかもしれないから今はいいや」と思い放置しているケースはあるあるじゃないでしょうか。
結果的に、
LINEやPayPayが古いバージョンのまま使われ続ける
古いOSで、セキュリティホールが残った状態になる
「自分では何もしていないのに乗っ取られた」という状況が現実になる
こうしたケースは、実際に高齢者に限らず多く報告されています。
放置されやすいからこそ、意識づけが大事
アップデートの怖さは、「やらなかった結果がすぐに見えない」ところにあります。
スマホは普通に動くし、通知は閉じれば消える。だから忘れる。
何をすればいいか?
更新は、設定さえ済ませてしまえば手間がほとんどかかりません。
父はAndroidユーザーですが、iPhoneでも自動アップデートがありますので、自動アップデートを有効にしておくことを強く推奨します。
また、「アップデートすると不具合が出るので嫌だ!」という方もいるかもしれません。
ですが、重大なバグであれば、すぐに修正アップデートが配信されますし、2〜3日くらいの軽微な不具合より、セキュリティホールが放置される方が圧倒的にリスクは大きいと私は思います。
まとめ
それぞれのリスクと対策をまとめるとこの通りです。

最後に
スマホを使えるようになった親に対して、「セキュリティも考えてほしい」と思うことはあっても、ちゃんと伝えるって恥ずかしいんですよね。
「ちゃんとアップデートしてる?」とか「パスワードそれで大丈夫?」なんて言っていましたが、そういう伝え方は、注意や命令のように聞こえてしまうこともあるんですよね。
「怒られてる」と感じさせてしまっているのかもしれません。
だから今回は、「こういうリスクがあるから、先に対策しておこうよ」という形で、「守るべきもの」と「起こりうること」をセットで伝えるセキュリティアセスメント形式でやってみました。
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