「市場からの警告」を無視する "Starman" ー「お金」の "ボーダーレス化"
(関連) 市場からの警告|損切丸
続・ "虚" か "実" か ー "Tariff Man" は "Starman" になりたい|損切丸
かつてN朝鮮の領袖を "Rocketman" (エルトン・ジョンの曲のタイトル)と揶揄したことがあるが、自分自身も空想世界の "Starman" (デビッド・ボウイの曲)になろうとしている。まあ似たもの同士、周りはイエスマンばかりで「市場からの警告」を無視

先週末の米株価急落を受けて▼1,500円も落ちた「日経平均」だが、4/2の「解放の日」=「関税」発動の日に向けて混乱が続きそうだ。市場の一部には "Starman" の「変節」≓「関税」撤回あるいは延期を期待する向きもあるが可能性は低そう。何せ皆に「希望」をもたらす "Starman" なのだから
さながら ”ブラックマンデー” 再来の様相だが、これを受けて米国債市場も臨戦態勢。5/7のFOMCで▼0.25%「利下げ」が行われそうな雰囲気だ


だが「関税」の直接的影響で米物価が上がる可能性もあり、FRBが株安対応で緊急的に「利下げ」をしてもすぐに「利上げ」に追い込まれる懸念もある。だから米国債トレーダーも「短期買い・長期売り」、例えば2年買い+10年売り、あるいは5年買い+30年売りのような「スティープニング」トレードを選好しがち。これは「ドル売り」にも繋がるため「インフレ」もしくは「スタグフレーション」に備えた取引だ。FRBも頭が痛い

もっとも "Starman" が賢いと仮定すると、一連の動きは "壮大なやらせ" の可能性もある。鍵になるのは「金利」で、具体的には▼1兆ドルを超える米国債の「利払い」。2025年には政府債務36兆ドルの25%にあたる9兆ドルが借換になるため、景気を犠牲にしてでも「金利」を下げたいと思っている節がある。DOGE(政府効率化省)による強烈な "首切り" 然りだ
もう一つの可能性がユダヤ人脈。「南北戦争」でわざと北軍の劣勢を装って急落した株を底値で拾い、その後 ”予定” 通りの反転攻勢で株価は急反発、現在のユダヤ財閥の基礎を成したのは有名な話。過去の「金融危機」でも同様の手口で財を築いており、今回が同じで無い保障は無い。ずっと株価の割高が指摘されてきた中、ありそうな戦略ではある
だが今回 "米株価の急反発” はどうだろう
過去の「金融危機」と大きく違うのは、もう「お金」に余裕がない点だ。やはり「コロナ危機」で▼2兆ドルもの財政出動をしたことが響いている。「ゼロ金利」で気がつかなかったが「インフレ」勃発で+5%も一気に「利上げ」したことが今になって効いてきている。これまで「例外主義」などとうつつを抜かしてきたが、「憧れのアメリカ」の終焉。ー「音楽」「映画」等のソフト産業の変遷と共に。|損切丸 とともに さようなら、アメリカ|損切丸 になる可能性が高い。即ち「ドル覇権」の終焉だ
ユダヤを含む世界中の「お金持ち」もその点は気がついている。だから「ビットコイン」や「金」(Gold)を買ったりしてきたわけだが、所詮 "一時避難" 。「お金」がなくなって「資金繰り」が "自転車操業" になりつつある「アメリカ・コーポレーション」に「お金」を戻すとは思えない
考えてみればそういう動きを先取りしたのが海外投資家の保有比率が70%を超える「日経平均」。今日も先物や現物でバタバタしているのは日本人では無く海外勢。これから開く欧米市場に向けて流動性の高い「日経平均先物」でヘッジしておこうとの思惑も透けてみえる
株価下落による景気への悪影響を考えると個人の株保有比率の低い日本はアメリカに比べ軽微。だから余程の事、e.g., 「日経平均」@30,000円割れ、が無い限り日銀による緊急「利下げ」は考えにくい。むしろ「年内@1%」のシナリオ通り進む蓋然性の方が高く米国債に比してJGBは音無しの気配。筆者も5/1+0.25%「利上げ」のメインシナリオは変えていない



音楽や映画など「ソフト」産業では既に「脱・アメリカ」が進んでおり「投資」「お金」もそれについて行っている印象。そうなると4京円を超える「借金」でマーケットに溢れかえっている「お金」の「分散化」はかなりの難題。最終的には「インフレ」≓ 通貨価値の下落に収束せざるを得ないが、その道のりはかなり険しい。 "Starman" がどう出るかも未知数だ
「WEB3」等デジタルの世界では「中央集権型」から「分散型」へいわゆる "ボーダーレス化" が進むがマーケットも同様の流れ。未だに「国境」「領地」にこだわって「戦争」を主導しているのは60~70代の ”オールドタイマー” であり、数人の権力者の "都合" で数億人が振り回されている。世代交代が進んで価値観が変化すれば「戦争」など必要なくなるはずだが...。「お金」の世界も大きな過渡期にある
