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ゆうnote繋ぐ優しさ(桜美咲シリーズミニ、フォロワーさん紹介)

つむぎ「はい、今週も始まりました『ゆうnote繋ぐ優しさ』司会・進行の井川つむぎと」
赤い「アシスタントの赤いゆうです」

つむぎ「今日は久しぶりの桜美咲シリーズ【学校編】ミニやるね」
赤い「いよいよだね」

つむぎ「赤いちゃんも桜美咲シリーズの主役になりそうやね」
赤い「いえいえ、そんなことないよ」

つむぎ「赤いちゃん、謙虚やなぁ。皆さん実は赤いちゃん優しいですよ」
赤い「こらっ、ムギ余計なこと言うなよ」

つむぎ「ほらっ、そうやって自分を悪くみせるんだから(笑)」

つむぎ「はいはい、そのこらっがもう優しさバレてるやつやん(笑)」

赤い「バレてへんバレてへん。今日は美咲の話やろ?」

つむぎ「そうそう。桜美咲シリーズ【学校編】ミニ、いきましょか」

赤い「学校ってさ、静かに見えて一番“人の距離”出る場所やからな」

つむぎ「うわ、急に真面目」

赤い「いやほんまに。廊下の歩き方とか、給食の席とか、全部空気で決まるやん」

つむぎ「それな。で、美咲はその空気をちょっと遠くから見てるタイプやね」

赤い「近づきすぎへんけど、離れすぎもしない」

つむぎ「絶妙やなぁ…そういう子って、あとからじわじわ思い出すんよな」

赤い「うん。派手じゃないけど残るやつ」

つむぎ「ほな今日の一言まとめいくで」

赤い「え、もう締めるん?」

つむぎ「ちゃんとより、呼吸できる場所の方が大事やで、やな」

赤い「…それ、今日の学校編に刺さりすぎやろ」

つむぎ「では桜美咲シリーズをごゆっくりご覧ください」


学校に新しい監査役きたけど


美咲「連絡事項です」

金曜日の午後。
少しだけ気が抜け始める時間やけど、その声で空気はちゃんと整う。

美咲「取締役監査役が退任された後に、監査職員としてアルバイトの赤いゆう氏が就任されます」

(間)

つむぎ「……はい?」

美咲「以上です」

つむぎ「以上です、ちゃいます」

美咲「うちもそう思う」

つむぎ「情報の整理が追いつかないです」

美咲「うちも追いついてない」

つむぎ「監査役じゃないんですね」

美咲「監査職員やな」

つむぎ「しかもアルバイト」

美咲「せやな」

(間)

つむぎ「……来ますね」

美咲「来るな」

(ガラッ)

赤い「こんにちは〜」

つむぎ「来ましたね」

美咲「来てもうたな」

赤い「なんやその反応」

つむぎ「一応確認なんですけど」

赤い「うん?」

つむぎ「監査の方、ですよね?」

赤い「せやで」

美咲「アルバイトの」

赤い「せやで」

つむぎ「……受け入れるしかないですね」

赤い「それが一番早いで」

(軽く笑う)

赤い「ほな、始めよか」

空気が、すっと変わる。

赤い「出勤簿、見せてもらってええ?」

つむぎ「はい」

(書類を渡す)

ぱらぱらとめくる。

ラフに見えるのに、止まる場所は正確。

赤い「……ここ」

つむぎ「はい?」

赤い「締めのハンコの日付、ズレてる」

つむぎ「……ほんとだ」

美咲「見落としてたな」

赤い「あとこれ」

赤い「同じ様式やのに、フォーマット微妙に違う」

つむぎ「年度またぎですね」

赤い「統一したほうがええ」

美咲「せやな」

赤い「大きく崩れてるとこはないで」

空気が少しゆるむ。

赤い「でも、あと一歩が多いな」

つむぎ「あと一歩、ですか」

赤い「うん。ここまでできてるのに、最後だけ揃ってない感じ」

美咲「……分かるわ」

赤い「そこ揃えたら、一気に楽になるで」

つむぎ「楽になる?」

赤い「後で見る人が迷わんからな」

つむぎ「……」

赤い「自分も助かるし、次の人も助かる」

少しだけ静かになる。

赤い「それって、優しさやで」

美咲「……」

つむぎ「……はい」

赤い「ちゃんとするって、誰かに繋げることやからな」

その言葉だけ、少しだけ重さがあった。

でも、押し付ける感じはない。

赤い「ほな次、棚見てもええ?」

美咲「どうぞ」

(書類棚へ)

赤い「……ここ、記録抜けてる日あるな」

つむぎ「確認します」

赤い「お願い」

少しの間。

赤い「でもな」

つむぎ「はい?」

赤い「ここまで整ってるんは、ちゃんとやってる証拠やで」

美咲「……」

赤い「適当にやってたら、ここまで揃わへん」

つむぎ「……そうですね」

美咲「ちょっと安心したわ」

赤い「せやろ?」

(ふっと笑う)

赤い「ほな、大体見たかな」

つむぎ「早いですね」

赤い「大枠はな」

美咲「一旦昼休み入ろうか」

赤い「昼休みやなちょうど。よかった。美咲の監査するから」

美咲「えー昼休みやで」

赤い「そうや、昼休みにしかできへんからな」

つむぎ「それ、推し活やん」

赤い「ムギちゃんも美咲推しやろ、聞きたいことあったら今のうちやで」

美咲「いや、休憩の意味わかってる?」

赤い「わかってる。休憩やからこそ聞けるんや」

つむぎ「業務外に圧かけるスタイルやめてください」

赤い「ほな一個ずついくで」

美咲「いやいや、何のインタビュー」

赤い「まずな、美咲さん」

美咲「うん」

赤い「朝起きて最初にすることは?」

美咲「普通にスマホ見て時間確認」

赤い「誰からの連絡チェックしてるん?」

美咲「そういうのやないねん」

つむぎ「初手から監視方向」

赤い「次な」

赤い「コーヒー派?お茶派?」

美咲「コーヒー」

赤い「ブラック?」

美咲「うん」

赤い「ふーん……大人やな」

美咲「感想が雑やねん」

つむぎ「完全に雑談風尋問です」

赤い「じゃあさ」

赤い、少しだけ身を乗り出す。

赤い「休みの日、誰かと会うん?」

美咲「友達とか」

赤い「どんな友達?」

美咲「普通の友達やって」

赤い「普通って一番気になるやつやん」

つむぎ「掘り下げ方が独特」

美咲「いやもうええって」

赤い「もうちょい聞くで」

赤い「美咲さんさ」

赤い「一番リラックスしてる時ってどんな時?」

美咲「家でゴロゴロしてる時かな」

赤い「その時、髪どうなってる?」

美咲「……なんで髪」

赤い「大事やん、生活感」

美咲「適当やわ、結んだり下ろしたり」

赤い「なるほどな」

(ここで少し間が空く)

赤い「……ええな」

美咲「何が」

赤い「そういうの聞くの、なんかええなって思ってまう」

つむぎ「急に素に戻るのやめてください」

美咲「いやこっちが困るわ」

赤い「いやでもほんまに」

赤い、少しずつ耳まで赤くなってくる。

赤い「美咲さんってさ」

美咲「なに」

赤い「ちゃんとした人やのに、たまにゆるいとこあるやん」

美咲「ゆるい言うな」

赤い「そのギャップがな」

つむぎ「危険な発言ゾーン入ってます」

赤い「なんか……いいなって」

美咲「……昼休みやで?」

赤い「昼休みやな」

でももう止まらない。

赤い「最後な」

美咲「まだあるん」

赤い「もしやで?」

赤い「めっちゃ疲れた日、美咲さんが帰ってきて」

赤い「誰にも気ぃ使わんでいい空間で」

赤い「ぼーっとしてる時」

赤い「……それ、どんな顔してるん?」

美咲「知らんがな」

つむぎ「それは本人も知らんやつ」

赤い「でも想像できるねん」

美咲「やめて」

赤い「なんか、ちょっと安心してる顔やろ」

美咲「……」

赤い「そういうの見たらさ」

赤い、完全に耳まで真っ赤になって

赤い「……みさきゅん、かわいい🩷ってなるやつやねん」

つむぎ「出た」

美咲「もうそれ監査でもなんでもないやん」

赤い「美咲な、今朝の投稿起きたばかりやったんか、すっぴんも可愛いし…ええなぁ」


つむぎ「はい、確かにかわいかったです」

美咲「寝過ごすところやってん、慌てててな」

赤い「結果発表や」

美咲「どこが」

赤い「異常なし。むしろ……」

一瞬言葉が詰まってから

赤い「……かわいすぎる」

つむぎ「完全に業務終了です」

美咲「昼休み返して」

赤い「でもな」

赤い、最後だけ小さく笑う。

赤い「こういう時間、嫌いちゃうやろ?」

美咲「……否定はせんけど」

赤い「ほなOKやな」

つむぎ「勝手に承認しないでください」

そして休憩室には、

なぜか監査でも雑談でもない、謎の美咲観察会だけが残っていた。

昼休み後


赤い「ほな、この書類ここ直しといてな」

つむぎ「戻った」

美咲「切り替え早いな」

赤い「仕事は仕事や」

つむぎ「さっきの何やったんですか」

赤い「何が?」

完全に通常モード。

美咲「いや今の流れや」

赤い「普通に監査してただけやで?」

つむぎ「都合よく消しましたね」

赤い「大事なんはそこちゃう」

少しだけ笑って、

赤い「ちゃんと繋がるかどうかや」

その一言で、また空気が戻る。

(少し落ち着いた空気)

美咲「……ところで」

赤い「ん?」

美咲「来週はどうなん?」

赤い「ああ」

何でもない顔で言う。

赤い「来週は食堂と売店のアルバイトあるんや」

(間)

つむぎ「……監査は?」

赤い「月1回やで」

美咲「ブレへんなあ」

つむぎ「全部うちの高校ですね」

赤い「せやで」

赤い「全部繋がってるからな」

軽く手を振る。

赤い「ほなまたな」

つむぎ「ありがとうございました」

美咲「助かったわ」

(扉が閉まる)

少し静かになる職員室。

つむぎ「……なんか不思議な人ですね」

美咲「せやな」

少しだけ笑って、

美咲「でも、一番ちゃんとしてるかもしれん」

つむぎ「はい」

金曜日の終わりに、

少しだけやさしい仕事の形が残った。

(終わり)


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