できなかった日でも、脳は学んでいる。エビデンスを知っておくだけで脳は変わる
こんにちは、sioです。
こちらの記事で、情動に飲み込まれた状態だと、自分の意思ではコントロールできないことをお伝えしました。
そしてその対策についても書きました。
で、も!
それが簡単にできたら苦労はしません。
言うは易く行うは難し。
こっちは子育てだけじゃなく、家事から仕事までやってるんだが!?
そう思っても当然です。
そんな時、「できない自分」を責めなくても大丈夫な理由を、今回は書いていこうと思います。
親の扁桃体だって過興奮しちゃう
「今日はおもちゃは買わないよ」
「うん、分かった!」
約束していたはずなのに、いざおもちゃを前にすると泣き出す、暴れ出す。
「買わないって約束したよね?」そう言っても、こちらの言葉は届きません。
子どもの扁桃体は過興奮、冷静な判断を司る前頭前野は働きづらい状態ですね。
そして厄介なのが、わが子のそんな姿を見て私たち親の扁桃体も過興奮です!
「恥ずかしい」
「分かったって言ってたのになんで?」
「もう◯歳だよ、いつになったら分かってくれるの?」
「そもそもパパが一緒に来てくれれば良かったのに!」
こんな感情湧いてきますよね。
え、私だけ?(不安)
まずは親が落ち着こう、それが難しいんだけどね
対応は子どもと同じです。
▶︎刺激を減らす
▶︎安心できる穏やかな刺激を入れる
▶︎副交感神経を優位にする
とりあえず場所を変えましょう。
もし自宅で、安全が確保できるなら寝室にでも逃げ込みましょう(でも泣きながらついてくるんだよね〜)。
推しの写真を見てもいいかもしれません。
自分の扁桃体を落ち着かせてあげて、一呼吸してからわが子に向き合いましょう。
お菓子で気を逸らすのはアリかナシか
背中をとんとん、抱っこでゆらゆら。
(でも叩いてくるんだよね〜鰤みたいに暴れたりね〜)
お菓子や動画などで一旦気を逸らすのも、毎回でなければアリだと思います。
「お菓子で気分を上げる習慣」は将来的に過食行動と関連する可能性があるという報告があります。
一方で、扁桃体の過興奮でコルチゾール分泌が続くと脳の発達に悪影響を及ぼすことも分かっています。
不安を持ちやすくなったり、なかなか落ち着けない悪循環になっていくんですね。
知識を持ってバランスをとれば、引き出しの一つとしてアリな対応です。
前頭前野の発達チャンス
扁桃体が落ち着いてからは、前頭前野の学習機会にするために
▶︎子どもの気持ちを言語化する
「おもちゃ欲しかったんだよね」
「約束したの忘れちゃった?それとも覚えてたけど我慢できなかったの?」
▶︎子どもの気持ちに共感する
「欲しいのは分かったよ。あのおもちゃ好きだもんね、ママ知ってるよ」
▶︎適切な行動を教える、考えさせる
「今度から、欲しくなっちゃった時はどうしたらいいと思う?」
わが家の場合は「写真に撮る」です。
「ちゃんと写真に撮ったから、次おもちゃ買うときに買えるからね。大丈夫だよ」と伝えます。
そしてもし、そのおもちゃを買うことがあれば、子ども本人は忘れていたとしても写真を見返します。
「あのときは買えなかったけど、ちゃんと買えたね」と確認してあげると、「お母さんはその場しのぎで言ったんじゃないんだ」と分かってくれるはずです。
1回我慢しても、ちゃんと機会がくれば買ってもらえるんだという「安心感」「先の見通し」が、前頭前野を働かせやすくなるんですね。
(なんならその学習のために、日を改めて買うこともあります。子どもの脳への投資です)
▶︎先の見通しやルールを確認する
「今日は買わないって約束したもんね?次の誕生日には買っていいんだよ」
我が家は、ルールに沿ってシールを集めれば、欲しいものを買える仕組みを作っています(トークン)。
途中でまた「思い出しイヤイヤ」をするかもしれませんが、それはまた扁桃体が反応しています。
もう一度扁桃体を落ち着かせて、再トライです。
最後に
▶︎できた時に褒める
「落ち着けたね」と褒めたら完璧です。
お疲れ様でした!
ここからが本題(長いな!)
これを、毎回できなくていいんです。
10回に1回できた、それでもすごい変化じゃないですか。知る前は0回だったんですから。
1回も出来ない、する気力も湧かない。
それでも大丈夫です。
人間の脳は、「行動を想像するだけでも、実際に行動した時と同じ部位が活性化する」ことが示されています。
また「理想を想像する」こと自体が前頭前野を活性化させます。
行動は変わってなくても、今頭の中で理想の自分を想像しただけで、脳の神経回路には変化が起きているんです。
私も子育て真っ最中です。
専門家が涼しい顔をして話す「理想的な子育て」について「はいはい」と思う気持ちは重々分かっています。
だけどそれでもエビデンスで分かっていることは伝えたい。
行動には移せなくてもそれを「知っている」「意識する」だけで脳は変わることを知っているからです。
子どもたちも成長するし、私たち親だって成長する。
そう思って今日もどうにか乗り越えていきましょう☺︎
