【実家じまい】プロローグ#4彼岸の入り口|はじめて葬祭会館に泊まる夜【飯子さんちの実家じまい】

引井田飯子(ぴいた・ぱんこ)
40代主婦です。
この記事は、実家じまいの体験記・プロローグです。
今回は【プロローグ#4彼岸の入り口】をお送りします。
今回は葬祭会館での出来事のお話です。
人によっては辛くなってしまうかもしれません(´・ω・`)
▷止めておこう、という方
ここまで来てくださってありがとうございますm(__)m
笑える漫画もやってます\(^o^)/>コチラ
▶読む!という方
ありがとうございます!(`・ω・´)ゞ
どうぞ最後までお付き合いくださいm(__)m
では、始めます
対面(2024年の日記より)
私の娘・兎美子(らびこ)にも婆ちゃんの死を告げました。

学校を休める、ということは「忌引」ということなのです。

生きるか、死ぬか分からない状態が一番恐ろしいものです。
見守る側の覚悟が定まらないから・・・
でも、婆ちゃんはもう亡くなったのです。
死んでしまった婆ちゃんに
会うのは怖いかね・・・??
私も怖いよ。
でもね、
いつかは誰しもお別れの時が来る。
婆ちゃんは死を持って
生きるってどんなに尊いことか
兎美子に教えてくれてるんだよ・・・
覚悟を持って、婆ちゃんに会いに行こう。
そして我々は、母と姉たちが待つ葬祭会館へ向かったのです。

ありがたいことに姉たちは昨日からここに泊まり、母の為に寝ずの番をしてくれたのです。

ボル子は目がギンギン。
我々は耳がキンキン。
ひとしきり挨拶した後、母と対面します。


病室で最後に会った母はとても辛そうで
まるで別人のようでした・・・
母の死に顔を見るのは
正直、恐い気がします・・・・

死に化粧をしてもらった母の顔は、とっても美しかった。
病院の人がしてくれたのか・・・
それとも葬祭屋さんがしてくれたのか・・・
感動しました。
ちゃんと元のお母さんの顔に戻っていたのです・・・・!!!
むしろ生きている時よりも若返ったような・・・
母も喜んでいるに違いありません。
綺麗に顔を整えて下さったスタッフの方には
本当に感謝しかない・・・・!!!
(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
思い出したこと
私が小学生の時、授業参観日は父の役目でした。
父は自営業。
母は会社員だったので、時間に融通が利く父が来てくれていたのです。

授業参観は当時「母親参観」という名目でした。
でも、うちだけ毎回父親が来るのです。
当時は凄く嫌でした。
ところが、父が用事で来られない時に、母が来てくれたことがありました。
めったに学校に来てくれない母が授業参観に来てくれるなんて!
とっても嬉しかったのを覚えています。
学校にお母さんたちが来ると、子供たちは皆、ワクワクソワソワするものです。
そのうち、
「あのお母さん、美人だね!」
「誰のお母さんだろう・・・?」
と皆がひそひそ話し出しました。
皆が噂する方を見てみると・・・・

それは何とうちの母のことではありませんか!!
凄〜〜〜く誇らしかったのを覚えています。

化粧をしてもらって
穏やかになった母の死に顔を見て、そんな事を思い出しました。
お母さん、
いっぱい苦労かけちゃってゴメンね・・・・
葬祭会館に泊まる
葬祭会館に着き、母の亡骸と対面した後は、寝ずの番をしてくれた姉たちをあらためて労います。

特に喪主を務めてくれることになった
次女・ムビ子の疲れは計り知れません。
一方・・・・

2分と黙って要られない、とにかく明るい長女、ボル子。
もしかしてムビ子の疲れは
長女、ボル子のバズーカ・トークセッションに
よるものなのかも知れない・・・
とにもかくにも
今日私がここに来た目的は母に対面すること、そして
疲れている姉たちに代わって
私が寝ずの番をする、ということ。
母の最期は看取れなかったけど
私だって、役に立ちたいのです・・・。

夕方、ボル子が帰り、静寂が訪れました。
その後間もなくして、OTTO&兎美子も一旦家に帰っていきました。
ムビ子夫婦は今日も泊まってくれると言うのですが、荷物を取りにこれまた一旦家に戻ることに。

こうして、会館には誰もいなくなりました。
いや、物言わぬ母と二人か・・・・

淋しいので、イチイチ母に語りかけます。

返事はありません。
あっても困るけど・・・・・
ふと・・・・

怖くない、怖くない。
葬祭会館はちゃんと供養して、立派にお葬式を上げる場所。
皆さん成仏して立派な仏になってるはず。
線香絶やしたときの
ムビ子姉ちゃんの方がよっぽど怖い。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
2時間くらいして、姉たちが帰ってきました。

「献杯(ケンパイ)」って言うんですよ
ちょっと賑やかになりました。
良かったね、お母さん!

ムビ子と二人だと、急にしんみりします。
お母さんの思い出話に始まり、
「お母さんにこうしてやれば良かったね」という話に
どうしても、なってしまいます。
「どうして転んじゃったんだろう・・・」
とかね・・・・・
するとムビ子が

「部活とか、仕事とか・・・・
私はいつもお母さんを置いていくばかりで・・・
お母さんに『いってらっしゃい』って言ったことがない。
言ってあげたかった・・・。」
ムビ子姉ちゃんはそんな風に思っていたのか・・・・
そこで私も・・・・

初潮が来たことまだ教えて無かったので
荼毘に付される前に
母の枕元にそっと伝えました。
とても淋しい、母との別れ。
でも、不思議なもので姉たちの顔を見たら安心しました。
悲しいのは私だけじゃないんですよね。
姉たちの方が母との歴史が長い分、もっともっと思いがあったはず。
血を分けた姉妹の存在というのは思いの外、心強いものなんですね。
家族全員が揃って食卓を囲んでいたのは、もう35年以上前になります。
いつでも誰かがふざけて(大抵わたし)ゲラゲラ笑っていました。
その時に戻ったような気持ちになりました。
実家じまいは、この姉妹で乗り越えなくてはいけません。
果たしてどうなっていくのか・・・
次回【#5】は親戚が集う納棺式〜お葬式の様子を描くことになると思います。
こうして描くことで、自分自身が癒やされていることに気が付きました。
受け止めて読んでくださって、皆さん本当にありがとうございます!
重い話に最後までお付き合いいただきまして、
今回も誠にありがとうございました!
引井田飯子(ぴいた・ぱんこ)でした〜〜〜\(^o^)/
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