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成り上がり~炎上配信者だった俺が、最強の女神たちと世界をひっくり返す話~から読み解くsaymuさんの心理

はじめに

浜川裕平ことsyamuさんがカクヨムに10年ぶりの新作"成り上がり~炎上配信者だった俺が、最強の女神たちと世界をひっくり返す話~以下なっくり(旧題:何故、圭佑と女神の配信劇)"の連載が開始されて一か月以上がたちます。最初こそゾット帝国作者の新作ということで30000pvを超えましたが、ユーザーのブロックやコメントの削除で現在はpv数三桁で直近の投稿はいいねはほぼつかず、サポーターも増えません。

数字が落ちるに比例してX上でのお気持ちの頻度も増し益々人が離れる悪循環に陥っています。第一部こそひきこもりのリアルを捉えたある意味社会派な内容でちんきゅう(syamuアンチ)から純粋なファンまで注目を集めましたが、修正後は安っぽいなろう系の作風となりさらに第二部以降はサイバー空間でのバトル展開とほとんどの読者がふるいに落とされました。

さらに精スプにかまけて創作をおろそかにする舐めた態度でついに東方絵師のきたうら氏の顰蹙を買い、創作活動そのものは否定していないにも関わらず、きたうら氏を恐れてXで投稿を告知しないサイレント投稿をして、今後ますます活動が縮小することが予想されます。

作品が完結しないうちに作品の評価を断定するのはあまり好きではありませんが、現状のなっくりは"syamuさんの脳内妄想をAIの力で出力した文字の羅列"で、syamu知識のない人間の鑑賞に堪えうる代物ではありません。

しかし、だからといってなっくりがなんの価値もない小説未満の駄文かと言われれば、そんなことはないです。実体験ベースではないにしろなっくりの登場人物や展開はsyamuさんの願望を強く反映していて彼の内面を考察する資料としてはゾッ帝に引けをとりません。10万文字を超える長編となったなっくり本編から彼の現在の心理を読み取っていきます。


家族への感情

syamuさんは長期引きこもりとしては稀有なことに家族に対する憎悪が希薄であると今まで考えられていました。元農水事務次官長男殺害事件の熊沢英一郎や川崎市登戸通り魔事件の岩崎隆一など加害者被害者問わず長期引きこもりと家族との関係性は破綻していて最悪の場合事件に発展します。syamuさんは父親の焼肉氏を尊敬する発言を度々していて配信でも妹の実名や個人情報に関しては特に過敏になっています。

しかし、なっくり本編では焼肉を投影した正人に脈絡なく謝罪させ、サイバー空間では父親の人格を元に作られたツンデレな幼女型AIアバターがアシストしてきます。二人の妹がモデルの美咲は最初こそ神谷を邪険に扱っていましたが、たった一回ゲームを買ってあげたことを今でも感謝していて神谷のお見舞いに新しいゲーム機を買ってきて人格改造レベルのデレを見せつけてきます。

親は恨み、出来の良い妹に見下されているという事実を認められず実は慕われていたと認知をゆがめる等、世のひきこもりと大差ないメンタリティであるということが分かります。修正前の第一話では出番があった母親は修正後は完全に存在感が無くなります。家族としての愛情を向けてくれたであろう母親は当然のことをしたまでで全く印象に残っていないのでしょう。空気を吸えることに一々感謝しないのと同じことです。

アンチへの復讐

頓挫したゾッ帝リブート作品"アルガスタ戦記"にはアンチを虐殺する描写があると編集役だったポテチのごみ氏が漏らしています。アンチに対する憎しみに燃えるsyamuさんのことなのでアンチに対する復讐描写は期待されましたが、蓋を開ければ子分を伴って追いかけ回す様を配信する程度で天神財閥の弁護士が訴訟の準備を始める程度で復讐モノとしては拍子抜けの内容となっています。

天神財閥の権力や財力を使えば悪質なアンチを拉致監禁して拷問にかけるくらいは余裕と思われますが、あくまでアンチが特定に成功して訴訟の準備が進んでいるという現実の欲求を創作の上で解消したいがために中途半端に現実的なプロセスを踏んだのだと思われます。

この手の誹謗中傷を糾弾する作品ではアンチを社会の落伍者として露悪的に描写することは珍しくありませんが、本作の場合は登場するアンチは大学生のアルバイトや製氷工場の従業員で、いわゆる"チー牛的"容姿だったり、ニートや無職属性は一人も出てきません。

アンチからの直接的な誹謗中傷も序盤の炎上直後や佐々木の計略に嵌められた時くらいでみあがとばっちりで誹謗中傷に合って憔悴する描写程度でアンチの悪質性や異常性がまるで伝わってきません。

アンチの復讐という個人的なことでさえも他力本願が発動して、小説の中ですら他の誰かが勝手にやってほしいという心理からアンチの描写もおざなりになっています。アンチに対する訴訟も特定もすべて桐島弁護士や莉愛が行っています。

おそらく復讐は被害者側から加害者側に回ることのなので責任を問われる立場になることを全力で回避する傾向から本能的に自分が直接手を下す描写は徹底的に避けているのだと思います。

また誹謗中傷に厳罰を下す法案が出来たり、クリエイターをネットの悪意から守る事務所K-MAXの設立などアンチに復讐したいというよりは世間から自分が理不尽なネットの誹謗中傷の被害者だあるいと認められたいという心理が強く働いているのが分かります。

理想の炎上

syamuさんは未だに何故自分がオフ会0事件を淫夢厨から面白がられ、ネットミームになるまで弄られたのか未だによく理解できていません。自宅後悔など脇の甘さから個人情報を特定されたこともあり、自分は理不尽と不運で一方的に炎上したと思い込む傾向から曲をパクられたという疑惑程度で修正前からオフ会0人事件に相当するエピソードはなくMADや切り抜きの罵倒などおもちゃとして遊ばれて知名度を伸ばした過程が無いのでなんの取り柄も面白みも無い底辺配信者にも関わらず大炎上したいう違和感のある設定になっています。

炎上直後こそぬるい中傷を受けていましたが、天神姉妹に飼われる様になってからは少なくても本編の描写に限れば見るに堪えない罵倒コメントは一つもなく最初から知名度と人望のある人気配信者だったかのようにリスナーたちは神谷が天神姉妹を侍らせたりガチ恋ハーレムの王として君臨することに対する嫉妬と熱狂に我を忘れており、成功者にはつきもの揚げ足取りや誹謗中傷、反転アンチや厄介ファンなどのバズった際に付き物の現象は本編中の描写では一つもなく、炎上して間もない配信者とはとても思えません。

無条件に人々から注目され関心を持たれて当然というsyamuさんの自己愛マシマシの歪んだ自意識がAIの介助の結果、生まれた展開だと思われます。

狭い世界

作中で28歳の神谷のごちそうはファミレスの一番大きいステーキにトンカツ、のちに高級という設定が追加された冷凍ハンバーグ、デートはゲーセンと映画館、酒盛りはノンアルカクテル一択、住む場所はタワマンと作者の想像力の限界をこれでもかと見せつけてくれます。

大阪産まれの広島育ちで第2期以降は東京に何度も足を運びへずま氏の活動にくっついて奈良や大分などに行ってbar勤務や警備会社の広報、DJなどキッザニアレベルでも様々な経験をして、syamuを名乗る前も市の吹奏楽団に入り、中退したとはいえコンピュータの専門学校に通い、MT免許を取得して家族旅行の際には運転手を務めたこともありましたが、何一つ創作に活かせていなくて悲しくなります。

現実では何一つ人並みにこなせないので、今宮や桐島、天神姉妹にハーレム要員におんぶにだっこで主体的に行動した感だけ演出して満足して主人公は何一つ成長していません。ただsyamuさんは成長したら自分でやらなければならないことが増えて面倒くさいと思っている節があるので、あえて自分を投影させた主人公を成長させずに周囲に介護させ続けている可能性も高いです。

妄想上のスペック

なっくりの主人公神谷圭佑はモデルができるほどのイケメンで特別小柄な設定では無い莉愛が背伸びをしてキスをしたたという描写から最低でも170㎝以上です。さらに製氷工場の業務中に製氷機の金属疲労を発見するなど周囲から能力が評価されていないだけで地力はある。さらにネットで何万ものコンテンツを見てきたことからプロデュース能力にも目覚めて抜群のファッションセンスやアイドルPとしての才覚を露わにするという設定です。

女装の似合うショタ系イケメンで一般社会の枠に嵌らない才能を秘めているというsyamuさんの妄想上の自己認知を垣間見えて面白いです。やたらとコンカフェやアイドルのプロデューサーをやりたがる根拠が分かったのはsyamu学としては大きな進展です。ただ神谷は作中では兼業で配信をやっていてまだ二十代です。人生の半分近くをひきこもりで無為にコンテンツを消費してきたsyamuさんとは状況が異なりますが突っ込んだら負けです。

ガチ恋ハーレム

syamuさんのお眼鏡にかなわない容姿の助詞や合格点の顔ながら最底辺のスペックや親の脛齧りの現状をガンガンに詰めてくる18歳コレリス助詞など満足とは程遠い結果に終わったコレコレ氏の彼女オーディションを作中でリベンジします。

修正後は数千名の応募の中から神谷の将来性に賭けたとされる才色兼備の選りすぐりの美女を佐々木をとっちめた後に全員ハーレムに迎え入れるというオーディションとは?と疑問符が頭に浮かぶ展開です。規格外品をあらかじめすべて弾いて若さと美貌のみならずVtuberやれとやアイドル、コンカフェ嬢で地位や名声も兼ね備えた才色兼備の美女がハーレム要員に殺到するのがsyamuさんの理想なのでしょう。

彼女オーディションの段取りは嫉妬深いという設定の玲奈が行っており、オーディション中も嫉妬でイライラする描写があり、わざわざライバルを作る理由は納得がいきませんが、嫉妬を覚えながらも自分の欲のために尽くして欲しいというsyamuさんの願望を優先させた結果なのでつじつまが合わないと突っ込むこと自体ナンセンスです。

さらに興味深いのが神谷が特定の助詞に執着する様が全く見られない事です。ハーレムの助詞を平等に愛するという器の大きさも感じず、あくまで複数の助詞の方から一方的にアプローチしてそれを神谷が受け入れるという受動的な関係性に終始しています。自己愛的で尊大な人格な一方で自己肯定感は低く、相手の好意に乗っかるという形でしか恋愛関係を結べないコミュ障中年の悲哀を感じずにはいられません。

悪意の拒絶

エロトマニア(クレランボー症候群)は妄想性障害の一種で強烈な被愛妄想から恋愛感情を抱いた対象からの好意を疑わず、たとえ相手から拒絶されても周囲からの妨害やあえて邪険にすることで自分を試していると解釈してストーカー化することもしばしばです。元AKB48の岩田華怜のストーカーの大西秀宜もエロトマニアを疑われています。

syamuさんもネオトラのぱにゃにゃんが自分のガチ恋と思い込みたびたびコラボやデート動画の提案をしていますが本人から一切無視されても彼女への粘着を辞めません。恋愛絡みであれば他のエロトマニアと大差ありませんが、syamuさんの場合は被愛妄想の範囲が広く自分と関わる人間すべてに向けられます。

生配信でみんな俺のことが好きなのよと根拠もなく周囲から好かれていると思い込みを披歴していましたが、どれほど雑に扱われたり裏で小馬鹿にされても、あくまでそういうキャラだから自分に好意を持っているから悪いようにするわけがないと思い込んで勝手にあだ名をつけたりして距離感がバグったまま馴れ馴れしくした挙句、拒絶されれば裏切られたと逆恨みすることを繰り返しています。

第一部の悪役だった佐々木は神谷に才能に目を付けて歪んだ執着心を抱いた結果、黒幕の神宮寺にそそのかされたという設定でネカマに釣られた後も悪い男に騙されたという言い訳を鵜呑みにした時から何も変わっていません。男のアンチも自分に対する嫉妬と単に軽んじられて馬鹿にされたり、おもちゃにされたことを頑なに認めませんが、助詞に対しては特にこの傾向が顕著です。

自他境界が曖昧で自分と相容れない他者を許容できないのでそういった描写をプロンプトで忌避していった結果、アンチの誹謗中傷コメを抽象化してサイバー空間上のモンスターとして表現するしかなかったのでしょう。

謝罪ラッシュ

作中で主人公の神谷(syamu)さんは周囲から謝罪されてばかりです。警察や父親、氷室プロデューサー、今宮、ハーレムのガチ恋助詞など自分から神谷にへの仕打ちを悔い改め次々と謝罪を繰り返します。作中ではしつこいくらいに神谷が"王"であることが強調していますが、内心で自分の無力さを感じたりガチ恋助詞を案じることこそあれど、自分の過失や失敗で周囲に謝るという描写は皆無です。

常日頃から周囲の無理解や不甲斐なさにイライラしていることが分かります。現実では親から頭ごなしに怒られ、barでは同僚のもえてんさんに遅刻の件を詰められて聞き取れないくらいの小声で謝罪したりと現実では常に謝罪を強要される側なので妄想(小説)の中では一方的に謝罪される立場でありたいというさもしい願望が透けて見えます。

自分の長所

第5話 悪魔の正体が加筆修正される際に彼女オーディションに応募したガチ恋助詞たちの不明瞭だったオーディションの具体的な応募理由が追加されました。これを見るにsyamuさんは自分のことをアンチに晒されても不器用でありながらも信念を貫き通して無垢さと純粋さを失わずに孤独に戦い続ける可能性に溢れる若人というものです。

コレコレ氏のリアル彼女オーディションでは長所に"優しいところ"と書いてコレリスとアンチから失笑を買いました。この時は上手く言語化できずに優しいという当たり障りのない表現を使っていましたが、syamuさんのイメージする自分の長所とはこのようなものなのでしょう。

AIで上手く言語化してくれましたがいやはやモノは言いようです。アンチと不毛な戦いを続ける姿に胸打たれてガチ恋助詞が表れてくれるのがsyamuさんの理想らしいですが、現実ではそんな奇特な女性はたとえ現れてもアンチと精スプのことしか頭にないのでいずれは離れていきます。

いずれもかつて不遇であった時代の自分を投影してい見ているのがポイントですね。去年の社長就任編でも配信中に理想のガチ恋助詞をAIに作らせていた時もアンチに悩んでいるなど自分と同じ境遇であることにこだわっていました。

世界の秩序

一人ずつ見つめたとのことなので少なくても対象を認識することは必要なようです。

上記は第28話 魔神の覚醒で本物の"魔眼に覚醒"して現実世界に帰還した神谷が敵の戦闘員を一掃するときの描写です。何もしないことをここまで肯定的に描く小説は見たことがありません。魔眼といえば厨二病設定の代表で相手を睨みつけたり強い念を込めるといった描写が一般ですが、神谷の魔眼はただ見つめるだけで相手が消滅します。つまり相手に対する敵意すら必要としません。

自分という秩序に合わせて世界が修正されるというのはsyamuさんの自己愛的思考の極致です。ただその場に存在するだけで世界が意のままに動くという幼稚な万能感を41歳まで維持できるのは驚きです。アンチに対する復讐も自分が動く気はなく勝手にアンチが消滅してくれることが理想なので、自分の手で復讐対象に意趣返しすることが醍醐味の本作がアンチに対する復讐モノとして尻すぼみしていくのは必然でした。

なろうのチートモノは地道に成長する達成感を捨てる代わりにチート能力をどう運用するかに重点を置いてカタルシスを読者に与えていますが世界の方が神谷に合わせるようになってしまったら作者のご都合主義しか許されないので読者が楽しむ余地はありませんが、syamuさんは自己満で小説を描いているのでAIはよくsyamuさんに寄り添っているといえます。

謎の配信スタイル

作中で2年余り配信者として活動していた神谷ですが、具体的にどのような配信をしていたのか作中で描写されることはありません。数少ない描写から考察するにゲーセンデートで莉愛がKくんの動画で見た!とレースゲームに反応してい事からゲーム実況やプレイ動画を投稿していて、トンカツを食べる場面が切り抜き動画で上がっていたのでsyamuさんのメインコンテンツの
一つのオリジナルメニュー動画に相当する企画をやっていたようです。

しかし、作中でゲームの類で勝つ描写がなく料理をすることもないので天神姉妹やガチ恋助詞たちの隠された才能というものはまるで感じられません。平日や休日、リスナー層によって配信時間を変更することは定石ですが、神谷は徹頭徹尾ライブ配信はゲリラで定時に配信したり動画を編集するという配信者としての地道な作業をすることはありません。

配信者として十数年活動してきて詳細な描写が期待されるところですが第一期自体がsyamuさんにとっては黒歴史で具体的な配信内容に触れること自体が屈辱なのでしょう。またコツコツ真面目に物事に取り組むことを嫌い隙あらば手抜きしようとするsyamuさんのものぐさな性格からゲリラ配信しても即リスナーに反応してもらえて、炎上直後でも都合の悪い質問もなく、やることなすことポジティブな反応だけというのがsyamuさんの理想の配信環境です。

さいごに

まだ物語は完結しておらず、随時加筆修正されていっているので記事の項目は随時更新していきます。個人的にはsyamu考察のみならず、無料版AIの創作の限界点が探れて非常に興味深いです。

現状、神谷が成功に至る過程に違和感しかないのは、syamuさんが欲する展開だけを雑にプロンプトにぶち込んだ結果だと思われます。XではchatgptからGeminiに変更することを仄めかしており今後作風が一変する可能性も極めて高いです。

なんにせよ何事も最後までやり遂げればたとえ失敗でも経験になります。中途半端が一番ダメです。本作を完結させたらまた別の作品に挑戦してほしいです。きたうら氏のいう通り作業所にでも働きながら創作活動もしてほしいです。日常にメリハリは必要です。

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