【完全保存版】楽して覚える英単語 〜記憶のメカニズムを活用した最強の英単語学習法〜
1. あなたの記憶力に責任は無い!
「英単語がなかなか覚えられない……」そんな悩みを抱えていませんか?
・何度も書いて覚えようとするけど、すぐに忘れてしまう。
・リストを眺めていても、頭に定着しない。
・単語帳を繰り返し見ても、覚えている気がしない。
でも、それは決してあなたの記憶力が悪いせいではありません。むしろ、人間の脳の仕組みを考えると上記のような「暗記が難しい」のは当たり前なのです。本記事では、科学的に正しい英単語の覚え方について解説していきます!
2. 脳科学における記憶の解説
脳科学的に、記憶には大きく分けて以下の3種類があります。
① 意味記憶(Semantic Memory)
言葉や知識に関する記憶。例えば、「apple はリンゴ」という知識。
② エピソード記憶(Episodic Memory)
個人的な体験や出来事の記憶。例えば、「初めて海外旅行で Apple を頼んだ時に出てきたのが焼きリンゴだった」などの体験。
③ 手続き記憶(Procedural Memory)
運動や習慣的な行動の記憶。例えば、「自転車の乗り方」や「キーボードのタイピング方法」。
英単語を覚えるには、このうち 意味記憶 と エピソード記憶 が深く関係します。
3. 英単語学習における記憶
意味記憶だけでの学習は非効率
意味記憶だけに頼った学習(単語と意味を丸暗記する方法)は、とても苦労します。短期的に覚えられたとしても、すぐに忘れてしまいます。詳細はこのあとご説明しますが、脳は単なる情報の羅列を記憶するのが大の苦手なのです。
「一生懸命、単語を覚えたのに、3分経ったら忘れていた(泣)」、なんてことありますよね。というより、人生で数え切れないほど経験してきましたよね。
エピソード記憶が強力な理由
一方で、エピソード記憶は「体験」と結びついているため、強く定着します。「旅行先で見たもの」「面白いエピソード」などは、長年忘れないですよね。10年20年前のことでも、昨日のことのように思い出せることだってあると思います。
英単語学習も同じです。「ただの暗記」ではなく、「語源」や「語呂合わせ」を使って、英単語を記憶に残るエピソードと結びつけることで、圧倒的に効率よく覚えられるのです。
(ご参考)エピソード記憶については以下の記事でまとめていますので、ぜひご一読ください
4. 脳科学的に、なぜエピソード記憶が優れているのか?
皆さんは100年前と聞くと、とても遠い過去のように感じますか?でも実は人間の脳は、何千万年という長い進化の過程で発展してきたのです。
・最初の霊長類の誕生は6000万年前。
・最初の人類の歴史は700万年前。二足歩行を始め、地上で生活を送り始めました(ちなみに、最初の人類を「アウストラロピテクス」と勉強した方もいらっしゃると思いますが、今は「サヘラントロプス・チャデンシス」という人類が最古だと考えられています)
・現生人類であるホモ・サピエンスが登場したのは30万年前です。
では、人類が「文字」を体系的に使い始めたのは?
・・・なんと、たった数千年前です。
(ちなみに、「最古の文字」として勉強したのを皆さんは覚えていらっしゃいますか?紀元前3300年前頃に使われた楔形文字です。「意味記憶」で学習していたとしたら、覚えていないですよね)
つまり、私たちの脳は、「文字を覚える」ことには全く長けていない。圧倒的に経験不足なのです。
ボール遊びを覚えたばかりのヨチヨチ歩きの赤ちゃんが、大谷翔平の球を打てますか?打てませんよね
その代わりに、私たちの脳は「エピソードを覚える」ことには途方もない練習を繰り返し、経験を積んできたプロフェッショナルです。
例えば、
✅「虎が襲ってきた!」など、生命維持に関わるエピソードを即座に記憶する。
✅「この道を進めば水がある!」など、生活に役立つ情報を長期記憶する。
このように、人類の脳は「エピソード記憶」に圧倒的に最適化されているのです。エピソード記憶によって、人類はマンモスやライオンなどの凶暴な野生動物をも打ち返し、生存競争を乗り越えて、これだけの発展を可能にしてきたのです。
5. 英単語学習にエピソード記憶を用いるには?
語源で覚える
「語源なんて、ただの語学オタク向けの知識でしょ?」と思っていませんか?
語源を知ることで、単語の背景が分かり、単語に強烈なエピソードを持たせることができます。例えば、
🔹 「bene-(良い)」+「dict(言う)」= benediction(祝福)
👉 語源を知れば、「mal(悪い)」を組み合わせた malediction(呪い) も簡単に覚えられる!
語呂合わせで覚える
面白い語呂合わせを使えば、強力なエピソード記憶が生まれます。
🔹 「commensurate(見合っている)」 → 米(comme)と酢(su)のレート(rate)が釣り合っている! 👉 「米と酢が同じ値段で売ってるよ!!!」
commensurate という文字だけ眺めて覚えるのと、圧倒的に覚えやすさが違いますよね。
※ちなみにcommensurateは英検1級レベルの難単語です。それを「米と酢が同じ価格やん!」で、一撃に仕留められてしまいます。
このように、意味記憶ではなく英単語をエピソード記憶と結びつけることで、「楽」に英単語を覚えることができるのです。
6. エピソード記憶から意味記憶へ
毎回「米と酢が同じ価格やん!」って唱えるのはちょっとなぁ。。と思いましたか?でも心配無用です。
実は、エピソード記憶で覚えた単語は、繰り返すうちに意味記憶に移行します。何度かその単語に出会って、エピソード記憶で思い出していると、知らないうちに、もう語呂合わせを思い出さなくても、瞬時に意味がわかるようになります。
これが、脳科学的に最も効率的な英単語の覚え方なのです。
7. 最後に プロフィール&記事の一覧
以下の記事で僕のプロフィールと記事一覧をまとめていますので、ぜひご参考ください✨
特に"JAPAN"の語源を解説した、以下の記事が好評をいただいています
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