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観戦記 第17節 RB大宮アルディージャ VS 愛媛FC


【概要】


2025/6/8
大宮VS愛媛1-1
後56’:村上 後91’:豊川
@NACK5スタジアム
*現地観戦*


大宮フォーメーション



メンバー見た時に、村上が吏音不在の中央CBに入るのかと思ったが、ガブリエウが中央に入って、村上は右CBを守る事に。ガブ様が中央やるのは初めてかな?
あとはプレス合戦になることを見越して、谷内田ではなくボランチに和田さんを入れてきた・・・?



愛媛印象


愛媛FC 基本陣形

監督交代してからの試合が少なく、どの陣形で来るか不透明だったが、前節サガン鳥栖戦と同じく、3-4-2-1を採用。前節左CBに入ったスカレゼが外れ、ボランチだった細谷が左CBに、中央CBだった吉田がボランチに入った。あ、愛媛の試合を全部見てるわけじゃあないので、この辺のCBとボランチを入れ替えた理由はちょっとわからんです。
この前の試合、青野監督にスカレゼは刺さらなかったのかな…?


愛媛FC 攻撃時

攻撃時はCBの山原と細谷が大きく開いて右CBの福島が一段上がってボランチの高さに入り2-3-4-1 (2-5-2-1?)になる感じ。ただ前半序盤はあまりこの陣形で攻めてこず、途中から積極的に使ってきた印象 (後述)。
鳥栖戦ではこのCBの間にボランチが結構な回数落ちて、ビルドアップを手伝っていたんだけど、今日はそこまで多くなかった。
*ボランチがCB間に入る時は、吉田が落ちてきていた


試合展開 前半

新監督になってから日も浅い愛媛が相手ということで、データも少なく、どのようなやり方をしてくるか見極めながらの前半序盤。

試合の入りの印象としては、久しぶりに3-4-2-1でのミラーゲームって感じ。
3-4-2-1を敷いてるチームはJ2でも多いんだけど、大宮も含め可変しまくりで、目の前にマーク相手がいる単純なミラーゲームってのは非常に少なかったここまで。去年J3にいた時は、3-4-2-1のままミラーゲームになる事が多かったんだけど、これは戦術の幅が広いJ2のレベルの高さのためなのか、それともサッカー界全体で戦術が進化しているためなのか…?
ともあれ試合内容的にミラーゲームになるのは、いわきFC戦以来かな?まぁいわき戦は、大宮もいわきも3-4-2-1ではなく、4-4-2に可変してのミラーゲームではあったんだけど。

前半戦序盤はこの3-4-2-1でがっぷり組んだ戦いに。

鳥栖戦を見る限り前からガツガツ愛媛が来るのかなと思ったが、そこまでハイプレスに命を懸けているふうでもなく、ある程度大宮の3CBはボールを持てていた。あ、愛媛のハイラインはあいかわらずだったけど。

ただ、いざボランチより前にボールが入ると、マンマーク相手がガツガツ体をぶつけてきて、前を向かさせないよう撃墜に来ており、この辺は鳥栖戦に引き続いて中盤の守備強度に力を入れている感じであった (そのためのハイライン)。
例えば両シャドーの健勇とカプリーニがボールを受けに下がってくると、結構な割合で相手CBもくっついてきてたのも、鳥栖戦と同じ戦い方であった。このシャドーの動きで作ったCBの空いたスペースをもう少し利用したかったなー。

大宮もゴールキックなどを後ろから繋ぐ意図が強かったが、愛媛のプレスでビルドアップで困った時は、前線の健勇とラッソの高さを活かす感じでロングボールでプレスをいなす狙いも。ジュビロ磐田戦に引き続き、健勇の高さで陣地回復に結構成功していた。

大宮のいい攻撃は右からがこの試合では多く、カプリーニと関口が1対1で勝負を仕掛け、エンドライン際で何度もクロスを上げていた。特に関口はテクニックというか、フィジカルの強さで突破していく姿が非常に印象的 (あ、今日の守備もよかった!)。
今日は放ったクロスを中で合わすことがあまりできなかったけど、あれだけの数を撃ち続ければ、必然ゴールの可能性は上がるので、今後も右からの攻撃力アップを期待したい!

あと、ラッソを狙って裏狙いも効いていて、50/50のアバウトなボールをラッソが前線で収めて起点になっていたね。よき。

大宮もミラーゲーム上等とばかり、マンマーク気味のプレスで愛媛攻撃陣へ各個撃破に行く。この辺りの迎撃に、愛媛は大分苦しんでいた印象。村上や下口の両CBも結構前に出て迎撃するシーンがあった。

前半序盤はプレスが中々ハマらず、逆に大宮のプレスに苦しめられてボールも中々持てない時間が多かった愛媛。ロングボールを使った裏抜け狙いの攻撃が、序盤は多かった印象。


ミラーゲームに分が悪いと感じたのか、前半の飲水タイムで監督から修正指示が多分あって、攻撃時のやり方を少し変えてきた愛媛。先述した、右CB福島を一段上げて2-3-4-1(+時々ボランチがCB間に入る)の攻撃の仕方を、より顕著にしてきた印象を受けた。*飲水前は1, 2回ぐらいしかしてなかった

これで特にボランチのとこでズレを生み出せてたのか、プレス回避もできるようになり、前に運べるようになった愛媛。中央突破でというか、基本はサイドに預けてのクロスで勝負ってパターンが多かった。吏音という高さが中央に不在ということで、その辺りは愛媛も試合前から狙っていたのかな?高さで勝負挑むんだーという印象を持った。

ただ、吏音不在でもCBは盤石。右CB(いわゆるHV)とは役割が違う、中央CBでもハイパフォーマンスを見せたガブリエウの守備力は今日もさすがの一言。中央という事で控えるかと思ってた、勇気を持って前に出て相手を撃退し、更にそこから攻撃参加に繋げるってこともあった。
村上も関口のフォローもあり、右サイドを大きくやられることもなかった(イエローのシーン以外)。

*下口が甲田を撃退しにいって失敗し、その裏を使われた34分のシーンがちょっと危なかった。ペナ内に侵入されて甲田がフリーになってしまっていて、ここに上げられていたら一点モノだった

という事で、序盤はマンツーマンのプレス合戦になって大宮がペースを握ったが、愛媛が少し攻め方を工夫して修正してきた前半戦は、0-0で終了。全体的には大宮が主導権を握った試合展開であった。



試合展開 後半

両チームとも選手交代無しでスタート。そこまで大きくやり方を変えてきたようには見えなかった。
*愛媛は前半と比較して甲田と村上の2トップ気味になる事が増えたような気がしたんだけど、気のせいだったかな?(←DAZNで見直す予定)

大宮は愛媛の右CBが上がった背後を狙う動きも。ラッソが左に流れてチャンスメイクしたり、CKも何度も獲得するが、得点は生まれず。
後半開始後は大宮がボールを握ってペースを掴んで進んだ。

しかし先制点は愛媛
56分、ゴールから結構離れたところからのFKを、村上がダイレクトに撃ち抜いた。
僅かにゴールの外から巻いた、スピードもコースも完璧なゴラッソであった。丁度ホームサポーター席からキッカーとゴールが対角線上だったんだけど、ホント美しい軌跡だったなー。

う~ん、戦術的には全く破綻してない中での、FKというまさに飛び道具での思わぬ失点。
相手のゴラッソを褒めるべきであって、とりあえず悲観せずに引き続き攻撃を持続させていくべきかなぁ、と。時間もまだあるし。

ということで失点直後、大宮は3枚を早めに交代。ラッソとサンデー、カプリーニと豊川はポジションそのままの交代。村上と代わった中山が中央CBに入り、ガブ様が右CBに移った。

この時間までハイパフォーマンスを見せ、前線で起点となってたラッソと、右サイドの崩しとボールの持ち運びで貢献していたカプリーニが下がる事に若干不安もあったが、結果的には交代後も攻撃の質は落ちることはなかった

カターレ富山で収まりがいまいちで(試合序盤は起点になってたんだけどね)、前半で交代を命じられたサンデーは、この試合では裏抜けからの前線でのキープという本来得意としているプレーを何度も見せており、愛媛を押し込むのに大きく貢献していた。
77分には健勇も下げてしまい、前線の高さがなくなる中でも、サンデーが前線で体張ってくれていたのは朗報。

中山の中央CBも、いわきFC戦以来の久しぶりの実戦。リードした事で愛媛がプレスを緩めて、後ろからもっと繋いでいけるようになるだろう予測下では最適な人選だったかな、と。サンデーへの裏へのパスとか、83分の泉へのグラウンダーパスとか、おー!って感じのパスを底から配給していた。
終盤、愛媛が守備を固めて、前線ワントップだけを残すやり方をしてきたんだけど、高さでも体の強度でも中山は相手FWに負けていなく、試合を決めかねない2点目の献上阻止に非常に貢献していた!


点が必要になった大宮は攻勢をかけ、途中からはずっと大宮のペース。
下口を積極的に上がらせて、4-4-2で左サイドを中心に攻め上がる。泉がサイドを突破するも中央に合わない。谷内田のシュートは逆足や難しいバウンドでヒットしない。数多くゲットしたCKもニアで跳ね返されたり、相手DFに跳ね返されてシュートまで持っていけない。
完全に引いて守る愛媛に対し、数多くのシュートを撃ち続けるが、どうしてもゴールを割る事ができない大宮。。。。


しかし、アディショナルタイムに一矢報いる。
攻め続けていた左サイドから下口がクロス。中央に沢山の愛媛の選手がいる中、豊川が相手の背後に隠れて逆に結構難しいヘディングを、冷静にゴール隅に流し込んだ。

大宮はアディショナルタイムの残りも攻めに入り、最後まで逆転を狙うも、試合はこのまま1-1で終了。
若干もどかしさが残る試合となってしまった。



雑感


ん~、もったいない


最後愛媛が守りに入ったとはいえ、シュート数22対8ゴール期待値2.28 VS 0.59と、内容では圧倒した大宮だったが、相手のセットプレー一発でやられ、最後の最後の勝ち越しゴールだけが奪いきれなかった試合となってしまった。
サガン鳥栖戦もこんな感じで、テツさんが「得点は水物だから」的な感想を述べてたのが頭によぎった。

ただ、最後の最後に追いついて、チャンスが少ない相手にセットプレーのゴラッソ一本で逃げ切られるという、サッカーあるあるにならなくて良かったは良かった・・・いや、本当はよくはないんだけどね。

相手のプレスをロングボールも絡めていなすこともできていたし、これまで左に極端に寄っていた攻撃も、カプリーニと関口で左右均等に行けるようになってきたし、サンデーとラッソも前線で収められてたしで、全然悲観するような内容ではないんだよなー。序盤のプレスの応酬でも勝っていたしね。
いや、ホント、ゴールだけが・・・。

あと、健勇がインスタで決定的なシュートをミスった事を謝っていた件。
試合を見ればわかるんだけど、プレスの逃げ口のロングボールの受け手になっていた(更に勝率高い!)点や、左サイドの組み立てでためを作って、泉の駆け上がりをサポートしたりして、何度もチャンスメイクしていた点等々、試合全体を見れば対愛媛のチーム戦術に大きく貢献していたのは間違いないんだよね。
シュートをミスったとこばかりがクローズアップされるFWというポジションではあるんだけど、ちゃんと1試合通してのチームへの貢献で見てもらいたいすね。
きっと次はゴール決まるさ!

一方で、首位に立つチャンスもある中、下位チームから勝ち点2を失ってしまったというのも客観的事実。千葉との勝ち点差は2に狭まったが、PO圏内チームとの勝ち点差も縮まって、上位は混戦状況に。
うん、この緊迫感マシマシのハラハラ感、トテモタノシイ。

次戦はシーズン前半の最終戦。長崎を叩いて、いい感じで後半戦に向かっていきたいっすね。

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