78日目:人間と動物の違いは「レバレッジ」にある?道具・言葉・知識が生んだ人間の強み
人間と動物の違いは、どこにあるのでしょうか。
言葉を使うこと、道具を作ること、未来を想像すること。
さまざまな答えがありますが、ある本ではその違いを「レバレッジ」という言葉で説明していました。
レバレッジとは、小さな力で大きな成果を生み出す仕組みのことです。
動物は翼や角、牙、長い首など、生まれ持った身体をレバレッジとして生きています。
一方、人間は道具や知識、言葉、組織、技術といった新しいレバレッジを、後から作り出し、他者と共有できます。
そして、身につけたレバレッジの違いは、仕事や収入、社会的な影響力、人生の選択肢の差にもつながっていきます。
この記事では、人間と動物の違いを「レバレッジ」という視点から整理し、人間の発展や社会の格差、これから身につけるべき能力について考えます。
レバレッジとは?小さな力で大きな成果を生む仕組み

まずは、本で紹介されていたことから。人と動物の違いはレバレッジだそうです。
ではそのレバレッジとは何なのか。
日本語に直すと「てこの原理」。より小さな力で、より大きな結果成果を出すこと、との事です。
言い換えれば、より大きな力を借りること、とも言えると思っています。
このレバレッジというのは、なにか該当するのか。
ほぼ全ての道具やツールや能力が該当するそうです。
例えば牙や爪は、効率的に割く事が出来るレバレッジになり得ます。
風は、帆船を扱う人にとって効率的に進むことが出来るレバレッジです。
資格は、面談や昇給を効率的に進めることができるレバレッジになり得ます。
もちろん知識や経験も、仕事や作業を効率的に進めるレバレッジに、あるいは有って初めて成し遂げることが出来るレバレッジになり得ます。
レバレッジは具体的なものではなくて、それを効率的に活用する使い方の事、と私は捉えています。
動物のレバレッジ|翼・角・鼻など生まれ持った能力

では、動物のレバレッジとはなんでしょうか。
基本的には、生まれ持った体そのものです。
鳥には翼や嘴というレバレッジが。
犀には角というレバレッジが。
魚にはしっぽやえらが。
象には鼻が。
麒麟には長い首が。
まあサーカスや動物園で見られる芸の用に、あるいは街中の烏の用に、個体単位では後天的に身につけるレバレッジもありますが、種としてはほぼないと捉えていいと思っています。
これらは、間違いなくとても強力なレバレッジです。
人は自然から、動物のレバレッジから学びを得ている例は枚挙に暇がありません。
翡翠の嘴の形が、新幹線に活かされた例は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
身近な動物だと、蝸牛の殻は汚れが付きづらいってご存知ですか?あれは便器に活かされているそうです。
あれらは多様で強力なレバレッジですが、生まれつき故に増やす事が出来ないという特徴もあるんです。
生まれ持った特徴が、自身が使えるレバレッジの全て。それが、レバレッジという観点で見た動物の世界です。
人間のレバレッジ|道具や知識を後から増やせる強み
では、人はどうでしょうか。
生まれ持った体という意味では、器用な指先、足で移動する中では高い持久力、大きな脳みそ、この辺りレバレッジです。
いやこれらだけでもそこそこ強いレバレッジなのですが、これだけでは今の繁栄には届きません。
人の最大のレバレッジは、新たなレバレッジを創り出すこと。
そしてそれを共有して活用する事。
種としてのレバレッジ、出来ることを増やし続ける在り方そのものが比類ない強力なレバレッジになっているのだと、私は捉えています。
人間が生み出したレバレッジ|未来を想像する「虚構」、知識を共有する「言葉と文字」、同じ未来を目指す「農業と組織」

では、人が創ったレバレッジとは具体的にどんなものの事でしょう?
最強最古のものは、間違いなく虚構という発明だと思っています。
詳しくはこちらの本に書かれているのですが、人は目の前にない物を認知出来るようになった、これが基本目の前の知覚だけで考える動物と大きな差を作ったレバレッジの1つだとされています。
人は虚構を手に入れた事で、昨日の事を考える事が出来るようになりました。明日を考える事が出来るようになりました。山の向こうの狩場の事を考えることができるようになりました。
扱える情報が増えた事が、圧倒的なレバレッジの1つだったようです。
更にこの発展で、言葉も強力なレバレッジです。
自分の意見や感情や知識に情報、こう言ったものを他の人に伝えるには言葉にすればいいですが、他の動物ではそうもいきません。
鳴き声や匂いや仕草だけで、ここまで複雑な情報のやり取りをすることは出来ません。
人が世界中で同じ知識を共有し、同じ技術を振るう事が出来ているのは、言葉ないし文字という強力なレバレッジがあるからです。
更にいえば、同じ将来を描くというレバレッジも欠かせません。
例えば人の数が爆発的に増えた時、あるいは町や国や文明が起こった時、その中心にあったのは農業だったそうです。
農業という、食料を定期的に計画的に得るツール。
1年先、あるいは5年10年先の収穫を見据える虚構を見る力。
そのビジョンを共有し、集団で同じ目標に向かう力。
これらのレバレッジを得たことが、人の発展の基盤になったという風に言われているそうです。
レバレッジの差が人生や社会の格差を生む

人の強みは、後からレバレッジを身に着けることができること。
これは裏返すと、身に着けるレバレッジの種類が、人生で実現できることにそのまま反映されるんです。
会社員という働き方は、仕事が会社から供給されるので、仕事を獲得するという点ではとても大きなレバレッジでしょう。
ただし逆の特徴として、報酬が固定(会社が想定する生活スタイルに必要な給料)なので、並み以上の生活をしずらいという点もあります。
SNS等で誰でも世界に情報の発信をする能力やノウハウも、自身のPRやブランディングにおいて大きなレバレッジと言えると思います。
しない人に比べて、より多くの人に自身を届けることができ、人のつながりから様々な機会を得ることができるでしょう。
言葉選びや思いの伝え方と言ったコミュニケーション力も大きなレバレッジでしょう。
コミュニケーション力は、周りに人が集まる人が持っている能力の一つでしょう。
結び あなたはどのレバレッジで未来を変えるのか

挙げればきりがありませんが、人は後から様々なレバレッジを身に着けられます。
だからこそ、どのような人生にするかを身に着けるレバレッジで選ぶことができるんです。
多くの人は、社会人になるまでの間に、大人がいいと言った教育や景観や能力といったレバレッジを身に着けてきたのではないでしょうか。
それは間違いではありません。少なくとも、彼らが社会人になった当時では。
人の社会は変化して進化しています。
例えばyoutubeは2005年に開始されたサービスで、スマートフォンは日本では2008年に発売されたそうなのです。
youtubeやスマートフォンがなかった時代に、通用した教育や景観や能力が、当時は強力だったレバレッジが、今の時代にも通用すると思いますか?
私は思いません。
とはいえすべてが通用しないとは思っておらず、逆にもっと古い時代から変わっていないことは現在でも通用すると思います。
1868年に終わった江戸時代ですが、当時は会社という概念が存在せず、ほぼ全員がいまでいう自営業をしていました。
そんな時代から大切にされてきたことを学び、現代で大きな会社を立ち上げたり成長させた人はたくさんいます。
なんなら、当時の事業がいまでも残っているお店もたくさんあるかと思います。
貴方は今、どのようなレバレッジを身に着けようとしていますか?
そのレバレッジは、貴方をどのような未来に導きますか?
そのレバレッジは、貴方が望む将来に進むためのものですか?
レバレッジ(能力)は学校教育よろしく身に着けるものなので、今から新たに身に着けようとすれば少なくとも3年~5年程度はかかるかと思います。
その3~5年で、そこから先の人生を変える可能性があるんです。
この記事をきっかけに、自身の将来のためのレバレッジを身に着けるために動き出す人が1人でもいれば幸いです。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました٩( 'ω' )و
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知識や技術は、レバレッジにして、活用できるようにして初めて意味がある。
このような考えは、異なる表現で昔から日本に根付いていたようです。
具体的にすることではなく、それを扱う前提や心構え次第でレバレッジになるかは変わる。
そのような考えも、東洋西洋問わず昔から大切にされてきたようです。
会社員のままでは身に着けづらい、活用しづらいレバレッジを身に着けようと、大好きだった会社を抜けてフリーランスになった時の話です。
このようなレバレッジの進化。
その最先端たるコンピュータは、どのような遍歴をたどり今の形にたどり着いたのか、考えたことはありますか?
