65日目:日本の精神と生活と文化の糧にして象徴-お米って美味しいよね
人類は穀物と共に文明を進めて、日本人はパートナーにお米を選びました。
日本の全ての文化は、稲作から始まっている、なんて言われるのを聞いたことはありますか?
今回も記事を開いて頂きありがとうございます。
日本人といえば?でまっさきに出てくるであろうものの1つ、稲に着いてまとめてみました。
人類と穀物

まず、穀物って人類にとってどのくらい重要だと思いますか?
今の日本では、あまり重要性を感じることは少ないかもしれません。
でも、人類の歴史を見ると、人は穀物があったからこそ、なんなら結果的に穀物のために進歩してきたと言っても過言ではありません。
どの文明を見ても、ベースとなる穀物ありきで始まっています。
北アメリア大陸にあったマヤ文明やアステカ文明はとうもろこし。
南米にあったインカ文明は(厳密には穀物ではないですが)。じゃがいも。
ロシアはライ麦。
エジプトやメソポタミアでは大麦。
ローマを初めとしたヨーロッパ圏では小麦。
そしてアジア圏では稲が。
それぞれ文明の基盤となっているそうです。
ここで面白いのは、どの文化圏でも、穀物は神話になぞらえられていて、神や人と深い関わりがあると考えられてきました。
マヤ文明では、人は神がとうもろこしから作ったと言われているそうです。
アステカでは、神が傷付くことてとうもろこしが生まれる、神の犠牲のものに糧が得られると考えられて来ました(その返礼からか、神への生贄文化も発達してたそうです)。
インドやヨーロッパでは、穀物や芋は神からの贈り物とされてきました。
こんなふうに、文明と穀物は切っても切り離せない大切なもの。

穀物があるから文明は発達して、文明は穀物を効率的に育てるために発達した、と言っても(少なくとも途中までは)過言では無いと思っています。
なんならサピエンス全史という本に、「人類は小麦の奴隷である」なんて言葉が紹介されていたりします。
日本における稲

では、日本の穀物である稲は、どのような扱いなのでしょうか。
そも日本の昔の言い方のひとつに、豊葦原の国というものがありますが、葦は稲科の植物なんです。
稲と葦を呼び分けていなかった説や、葦の育つ土地には稲も育つという考えから、日本は稲の育つ土地だという名前だ解釈することもできるそうです。
また、日本の神事には至る所で稲が登場します。
一番わかりやすいのは、しめ縄は稲を使って作ります。
あれが作れるのは、豊作の証だったのです。
天皇への捧げ物の一つに、一番の出来のお米を捧げる儀式があるそうです。
神主さんが、棒の先に白い紙が付いたものを振ってるイメージありますかね?あれは元は稲を使っていたそうです。
神様に捧げるものには、御神酒という米から作ったお酒を奉納します。
なにより、天皇は天照大神から、日本を治める様受けた時に、稲と三種の神器を受け取ったとされています。
神話の上で、日本の文化は稲から始まっているのです。
歴史的は稲作
まあ史実的な考えだと、紀元前3世紀に、始皇帝より不死の霊薬を探してこいも命じられた徐福という人物がいます。
この人が薬を探して東に旅立ち、日本に到達して、様々な文化や技術を伝えた、という説があるそうです。
ちなみに私が個人的にそうだったら面白いと考えている、日本人ユダヤ説を重ねてみます。
イスラエル十支族(日本人の元になったという説がある人たち)が離散したのは紀元前772年と言われているので、2世紀以上稲作を続け、独自の文化を育んでいたであろうところに、イスラエルの民族が合流して、今の日本人に繋がるってことになるのかもしれません。
漢字から見る稲

では、稲がどれだけ文化の深いところに根付いているかを感じるために、まずは漢字を見てみましょう。
稲は、禾編が実った穀物を表していて、右の部分はそれを収穫してる様子、だそうです。
なので、禾編の漢字は大部分が穀物であったりその関連であるはずです。
禾の恵が穂であり、禾の火(生命力)を感じるのが秋であり、禾の重みこそが種であり。
まあこの辺りは中国由来の漢字も多いので、それが日本でも同じ様に大切に捉えていたので受け入れられた、という認識がいいのかもしれません。
さらには、豊という文字も、穀物が元になっているそうです。
元の形は豐。下部の豆は、今は形が同じだけで本来は土台。曲の部分は、器に載せた穀物を表しているそうです。
豊かとは、溢れんばかりの穀物がある状態のことだったのです。
穀物の花言葉

さらに違った観点から、穀物がどの様に扱われていたかをみてみましょう。
花言葉という存在はご存知ですかね?
あれは18世紀ごろのヨーロッパで成立したらしいですが、面白いことに西洋でも同じ花言葉が受け入れられることが多いんです。
逆に西洋の花言葉が、東洋に受け入れられることも多いんだそうです。
どんな文化圏で暮らしていようと、花を見て感じることは同じなのかもしれません。
そんな花言葉は、穀物にもあります。
これがとても面白かった。この記事書く中で一番の発見です。
花言葉は明確に定められているわけではないはずなので、あくまで一例としてご覧ください。
米の花言葉は「神聖」。
小麦の花言葉は「富」。
大麦の花言葉は「裕福」。
とうもろこしの花言葉は「財宝」。
粟の花言葉は「利益」。
大豆の花言葉は「必ず来る幸せ」。
蕎麦の花言葉は「あなたを救う」。
ついでにじゃがいもは「慈愛」。
こんなに素敵な花言葉が付けられているんです。
花言葉って素敵な意味だけではないんですよ?
白詰草は「復讐」。黒百合は「呪い」。待雪草は「あなたの死を望みます」。なんてものもあります。
そんななかで、穀物にこの様な花言葉が当てられているのは、それだけ人が穀物に助けられ、大切に扱っていた証の一つなのかなと感じています。
詠み人知らず
最後にひとつ。日本には和歌や川柳という、短い文字に思いや風景を込める文化があります。
その中に、読み人知らずと言われる、作者不明ながらとても有名な詩がいくつかあります。
あえて現代風に言えば、元ツイや元スレが不明なネットミームみたいな感じ…でいいのかな?まあそういうことにしておきます。
その中で一つ、スマホのロック画面にしているほど大切で、常に心がけるべきだと感じている詩があるので紹介します。

上の方の四角は、ロック画面で時間が表示される枠なので無視してくださいw
これは、文字をそのまま受け取れば、実った稲は頭(穂先)が垂れ下がっている。ただそれだけのものでしょう。
でも、稲ってどの様なものですか?生活の糧にして、天照大神から託され神事でも使われる神聖な植物です。
それが実るのはどういうことですか?神の恵みが穂先に現れた証で、溢れんばかりの豊かさの象徴で、次へ繋がる種が出来たということで。
その様な存在である、実った稲ですら、頭を垂れて謙虚な姿勢でいる、という意味は深読みが過ぎるでしょうか。
あるいは、頭でっかちな人ほど謙虚な姿勢でいることを稲から学んだ、みたいな歌なのかもしれませんが、私は前者の意味が込められていると勝手に信じています。
結び

日本文化として紹介したので稲がメインでしたが、穀物って世界中の文化でとても大切なポジションにあり、実際人は穀物が育つ土地に文明を築いた、あるいはその土地で育つ穀物を発展できた文明が育つと言い換えてもいいでしょうか?それだけ重要なものでした。
それは日本も同じで、戦国武将の何万石みたいな表現聞いたことありますかね?
1石は人1人が生きていけるお米の量、加賀百万石とは100万人を養うことのできる豊かさを持っているという意味だそうです。
神事も、人の生きる糧も、人が生きる単位や計りとしても。
稲は文化に広く深く根付いています。
だからこそあの詩が大好きで、自分がどれだけ成長しようとも、大成しようとも、富を得ようとも。
首を垂れて、謙虚に学び続けようという自戒と自分の将来のこうでありたいという姿を重ねています。
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