【簡単あらすじ】天久鷹央の推理カルテ・ファントムの病棟(微ネタバレ)【知念実希人/実業之日本社文庫】
『 そうだ。いやがらせなんかじゃない。
これは‥‥‥贖罪だ 』
自身が部長である・統括診断部の閉鎖は回避したものの、面白そうな謎があれば自ら首を突っ込む性質の鷹央の周りはいつも賑やか。
今作も数々の謎を解き明かします。
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『はじめに』
酷かった花粉の飛散もようやく収まり、窓を開けると爽やかな風を感じ、周りがポカポカ陽気になっていると私自身も何となく幸せも感じるという、絶好の読書シチュエーションを得られる時期が到来しました。ですので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいたりした本の感想を書こうと思います。
この感想で、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。
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Karte.01 甘い毒
トラックドライバー・香川昌平は、運送会社の新社長や家族への不満から、暴飲暴食が進み、体重が百四十㎏ほどの体形になっている。
昌平が、いつものように運転席でコーラを飲みながら配達をしていると、
コーラの味に異変を感じる。
その後、突然、嘔吐や目の前が霞み、自身の体が動かせない状況になり、事故を起こしてしまった。
※ドラマでは、コーラではなくドーナツになって、塚地武雅さんが熱演し「第1話:名探偵VSドーナツ毒入り事件の謎」として放送されていました。
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Karte.02 吸血鬼症候群
療養型病院に勤務している看護師・久保美由紀。
ある夜、輸血パックが無くなるという騒動があり、美由紀と夜勤の看護師が院内を探し回る。
結果、輸血パックは見つかったのだが、パックにはまるで誰かが嚙み切ったような跡が残っていた。
そんなことが三回も発生した後、美由紀は、以前に勤務していた噂を頼りに、鷹央に事件解明の依頼をメールする。
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Karte.03 天使の舞い降りる夜
前作、鷹央が所属する統括診断部を閉鎖する計画を進めていた、院長でもある鷹央の叔父・天久大鷲。
その大鷲から「小児科病棟でおかしな急変が起こっている。病院の評判が落ちる前にこれを解決しろ。」という依頼(業務命令)が入る。
普段であれば、謎(怪談じみたバカげた噂)があれば、依頼されなくとも自ら首を突っ込む鷹央だったが、今回の依頼に対しては、全く気乗りしていないどころか、拒否反応すら起こしていた…
※アニメでは、Karte8/9の二話に渡って放映されていました。
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今作は、難しい・専門的な知識が中心ではありませんが、
もしも、清涼飲料水に農薬が混入していたら?
この現代にドラキュラが存在している?
(自分と関係の深い)難病の子どもが身近にいたら…
など、私達が興味・関心がありながらも、中々窺い知ることが出来ない内情などが含まれていることもあり、とても分かり易い・イメージし易いストーリーとなっています。
以前記事にしたように、私も小学生~中学生までは病弱で、毎年のように入院と手術を繰り返していました。
※現実世界でこの話をすると、ほとんどの方が「ホントですか?」という顔をします(口に出して「ウソばっかり~笑」という人もいます)。今の見た目で判断するとか、失礼ですよねえ笑
私も、小学二年生の入院時には、同じ病室の仲の良かった同級生が、十時間程度の長時間手術の後に亡くなってしまう、ということがあり、今作のあるエピソードについては感情移入してしまいました…
病院関連の作品でしたら、必ず起こり得る「死」との付き合い方も描かれている本作。
皆さんも是非ご一読ください。
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また、巻末には小鳥遊の憧れであり・想い人でもある「天久真鶴の学生時代のエピソード」を少しだけ知ることが出来る「ソフトボールと真鶴」も収録されています。
こちらも、ファンの方は必見です!
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