熊谷五家宝訪問記(その4)中島五嘉宝店 熊谷市 和菓子なスクチャイ215 2026.01.23
和菓子なスクチャイ215 埼玉県 > 熊谷市
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
五嘉宝 中島五嘉宝店 熊谷市

1.熊谷五家宝訪問4店目
熊谷五家宝訪問記の4店目だ。
これまでに、1.堀内製菓と、2.多祢仁と、3.ニシダ飴 を訪問してきた。
今回は、4.中島五嘉宝店 だ。
ちなみにこの後は、今回の熊谷五家宝放浪記最後の、5.花堤(はなづつみ)を訪問する予定だ。
ちなみに中島五嘉宝店は「五嘉宝」と表記し、他の五家宝店の「家」が「嘉」になっているのが特徴だ。
2.歩いて行く
中島五嘉宝店はJRの線路沿いにあり、熊谷駅からだと渋川方面の西方向に行き、JRと並走する秩父鉄道の上熊谷駅近くだ。
上熊谷駅は熊谷駅から秩父鉄道で1駅で、距離は0.9kmだ。歩いてもしれている距離だ。
吾輩は「ニシダ飴」から「中島五嘉宝店」へのなるべく最短距離を歩いたが、その途中で「はせ川の塩あんびん餅」という餅屋さんを見つけて「(甘い小豆餡の)あんびん餅」というのを買って食べたがその話は別にする予定だ。
このように知らない初めての街歩きは偶然美味しい店に出くわしたりして楽しい。
3.中島五嘉宝店に到着



ついに到着した中島五嘉宝店は鉄道踏切の近くに老舗然として佇んでいた。
重い引き戸を開けるとすぐに主人と思われるメガネをかけた小柄な男性が出てきて、吾輩はショウケースに展示されてあった一番小さい袋入り税込300円を1袋買うことにした。
ご主人と思われるメガネの男性はすぐに奥に行ってしまい、たぶん奥の部屋で袋詰めをしているようだった。
特に会話は交わさず物静かなご主人といった感じだったが、商品の袋が古風なデザインで、老舗で伝統のお菓子を買うという雰囲気を盛り上げてくれた。
4.食べた





青きな粉のようで色も大きさも見た感じ多祢仁の五家寶とそっくりだった。
しかし食感はねっとりと固く、どちらかと言うと固めの「紅葉屋」の五家宝近い感じがした。
「ニシダ飴」の五家宝よりもさらに固かった。
そして香りが少し気になった。
どうも板のような木の匂いが五嘉宝に沁みついているのだった。
伸す作業時に板から匂いが移ったのだろうか?
板のような木の匂いは悪くはないが、きな粉や餅米ではない匂いには違いなく、違和感があった。
味自体は他の五家宝と同様で美味しかったが、匂いが気になったし、吾輩の好みではもう少し柔らかい方がよかった。
5.中島五嘉宝店

熊谷市の「中島五嘉宝店」は創業以来の伝統を頑なに守り続ける「職人の店」と呼ぶにふさわしい老舗だ。
創業は明治時代に遡り、現在は4代目となる店主がその技を継承している。
多くの工程を機械化せず、今でも「手練り・手巻き」にこだわっている。
特に、芯(あられ)と水飴を混ぜ合わせる際の加減は長年の経験による勘で行っている。
保存料や着色料を一切使用せず、素材本来の風味を活かすことを信条としている。
5.1.商品の特徴
中島五嘉宝店の五嘉宝は、地元の人々から「一番素朴で飽きがこない」と評されることが多いそうだ。
皮(きな粉と水飴の層)が非常にしなやかで、中のサクッとした芯とのコントラストが絶妙だが、先に書いたように固めであった。
大豆の香ばしさが非常に強く、甘さ控えめに仕上げられている。
甘いものが苦手な方でも「これならいくつでも食べられる」というファンが多いのだそうだ。
「多祢仁」と同様に青大豆を使った青きな粉の五嘉宝を製造していて香りが非常に新鮮で、見た目も上品な薄緑色をしている。しかしながら吾輩が買ったものは木の匂いが気になった。
(熊谷五家宝・続く)
