見出し画像

3年n組、きょうの授業は「物語の種まき」です。

電車をいくつも乗り継いでようやく乃音町のおとちょうにたどり着いた。
長い道のりだった。

降りたあと、母にもらったメモを見て、バスに乗り換える。


中途半端な時間だ。
わたし以外にはだれも乗客がいない。

淡い紫色のランドセルを座席に下ろす。ふっと息をつき、くったりと背もたれに沈む。


まつ毛に日が当たって、目の前にいくつもの、小さくぼんやりとした金色の光の珠が浮かび、ふるふると揺れている。眩しい。目を細めながら見上げた車窓の向こうは、ラムネみたいに爽やかな空。

「春みたい……」

朝、出発したふるさとの街は雪に覆われていたので、まるで季節を飛び越えたみたい。
なんだか『十二月物語』を彷彿とさせる感じがあって、急にわくわくした。

でも、それから我に返って、ふっと、こころが重たくなる。

(今度は、うまくやれるのかな……)


年明けに転校が決まった。
きょうはその初日。終業式まであと、ほんの数週間という時期だった。

引っ越したわけじゃない。

ただ、息苦しくなって、母方の祖母が暮らす、森に囲まれた小さな町……乃音町のおとちょうに行くことになったのだ。



すべてのきっかけは、春に作文コンテストで賞をもらったことだった。

授業中に入ってきた教頭先生が、担任の皆月先生に耳打ちをする。

真っ赤な口紅を塗った口元をはっと押さえた先生は、わたしのほうに目をやった。
ぎらりといやな光があった。

目が合ったことを悟られないように、わたしは慌てて自由帳に視線を落とした。
そこには、書きかけの小さな物語。ほうっと息をつく。自分だけの、安全で小さな世界にこもろうとした、そのとき。



「凛花さん」

急に名指しで呼ばれた。
先生はふだんわたしに向けたことのない、媚びた感じの猫撫で声を出した。

仕方なく立ち上がる。


「早く」

のろのろしているわたしに苛立ったのか、皆月先生はいつものようにぴりっとした声に戻った。

そうしてわたしの方まで、ヒールのある室内履きをカツカツと鳴らしながら近づいてくる。
香水と白粉おしろいとが混ざったにおいが、むっと立ち昇った。


「いらっしゃい」

つかまれた右腕が痛い。
引きずられるようにして黒板の前へと連れ出された。

無数の目が、自分に向けられている。


「皆さん、聞いて。凛花さんが、作文コンテストで受賞しました」

「え」

教室がざわめく。でも、驚いたのは、わたしもだった。


冬休みの宿題で出た、生活作文だ。

わたしが書いたのは、母が入院したのをきっかけに、冬休みのあいだじゅう家族のために料理をしてみたはなしだ。

実際にやってみて気づいた家事の大変さや、少しずつ慣れてきてわかった楽しさ、工夫などをまとめたもの。

それまでのわたしにはなにか特筆したものはなく、あちこちにふらふらと興味がいく性質だったので、受賞だなんて嬉しくて、思わず頬がゆるんだ。


「凛花、おめでとう」

仲良しの真奈香が言った。
わたしは、彼女の目の奥にあるものに気づかずに「うれしい」と口にした。はしゃいだ。はしゃいでしまった。


彼女もそのコンテストへ応募していたと知ったのは、数日後だった。

「あんなの題材が強かっただけじゃん。ママの入院なんて。そんなこと書くなんてずるいよ」
「そうそう。それに文章はさ、ぜったいに真奈香のほうがうまいよ」

クラスメートたちは、うつむく真奈香をそう言って慰めながらも、顔だけはわたしの方へ向けていた──。



しばらくすると、昼休みが、なくなった。
音楽室で食べなくてはいけなくなったのだ。

「いい? あなたが次の結果を出さないと、私がなにか言われるのよ」

担任であり音楽や図工などの教科担当も受け持つ皆月先生は、三角に吊り上がった目をして、口元だけをひっくり返った三日月みたいにして言った。

先生はわたしの給食を教室から持ち出すと、音楽室に連れて行った。


目の前にどっさりと置かれたのは、コンテストの募集要項。

呆然とするわたしに「食べながら確認なさい」と言うと、先生は教室へ戻っていった。

誰もいないお昼の音楽室は、広すぎて静かで、落ち着かなかった。



それからというもの、わたしは先生に言われるままに昼休みや放課後に作文を書いて、応募した。

休み時間には、息抜きのように、ノートにちいさな物語をつづっていた。

小鳥と女の子のはなし。
旅する木の物語。


皆月先生は、それを見つけるとわたしから取り上げた。
「むだなことだわ」と、ぴしゃりと言った。

「こんなものを書くひまがあったら、もっと語彙力を増やすとか、受賞作品を読むとかなさい。いい? 」

わたしの目に涙が滲んだり、たぶん眉間に皺がよったりしたのだろう。
皆月先生は、はっとしたように表情をゆるめ、わたしの肩を掴み、小さな子どもに諭すように、こう、言い含むのだ。

「あなたには、才能があるわ」



書いてみて思った。

選ばれる作品に求められるのはいつも決まっている。
「役に立つこと」「面白いこと」「感動すること」の3つだけ。

まだ9年しか生きていない経験のなかから、必死にそれを絞り出して、原稿用紙へ向かう。砂時計がさらさら落ちていくように、なにかがなくなっていく感覚があった。

4階の音楽室の窓は開け放たれている。

昼休みを校庭でたのしむ声が風に乗って入ってきた。



なんともいえない気持ちになりながら書く。
ただひたすら。
毎日。

筆圧が強いので、文字をつづるだけでも指先も爪も真っ白になるくらいちからが入ってしまい、いつも右手が痛かった。
手の側面は、鉛筆で真っ黒。

ネットに入ったレモン色の石鹸でしっかりこすって洗っても、なかなか取れない。



作文は、皆月先生に最終確認してもらってから応募していた。

それなのに、落選したものはわたしの実力不足に。
受賞したものは先生のおかげ・・・へと変わっていった。

新聞社の取材にはいつも先生が立ち会う。
なにか言いかけたわたしの口をふさぐみたいにして、先生が、答える。


ある日、原稿用紙を前にして、わたしは涙が止まらなくなった──。

ひと文字も思い浮かばない。
わたしの中にあったきれいなものはすべて、すでに言葉に落とし込んでしまった。

今のわたしは空っぽだ。


いつものように皆月先生に、音楽室へ連れていかれる。
立ち上がったそのとき、後ろの席の子が言った。

「真奈香、絵本コンテストで賞とったんだって」

その子の肩越しに見える真奈香は、昏い目をしてほほ笑んでいた。
その時思った。

(わたしがあのとき、はしゃいだから……)

真奈香は最初「おめでとう」と、たしかにいってくれた。
それを変えていったのはきっと、わたしの、態度のせいだったのだ。

もう、限界だった。

わたしは両親に、すべてを打ち明けた。





バスに乗ってたどりついたのは、木々に囲まれた学校だった。

その古びた廊下には、窓から落ちてきた影が、線路みたいにしましまもように映し出されている。

わたしは、となりを歩く、新しい担任──小西コニシ先生を見上げた。

そういえば、皆月先生とちがって、前を歩かないのだと思った。
先生は、一度も振り返ることなく、どんどん前を歩いていってしまう。
小走りで追いかけて、いつも怒られていたのだ。


「きっとびっくりすると思うんですけど、この学校はね、創作が好きな人が多いんですよ」

小西先生はのんびりと言った。
思わず身構える。
それなら、書くのが好きだってことは、言わないほうがいい。

「凛花さんは、前の学校のときに、その……まあ、いろいろ実績があるじゃないですか。今も、書いていますか?」

わたしは答えられなかった。

「書いてください。書くって幸せなことです。楽しいことですよ」

「でも……」

わたしの中には、皆月先生のぎらぎらした目や、だれとも話せなくなった教室の風景が蘇ってきた。

浅い呼吸が漏れそうになって立ち止まる。小西先生は、横に立って、待ってくれていた。

「この学校……乃音小学校のおとしょうがっこう 浦路うらじ分校では……というより、私のクラスですかね。大事にしてることがあります。文章を書くときには、誰もがどんな些細なことでも、楽しく、自由に、表現出来るようにしてるんです。すべての表現を受け入れます。書いちゃだめなことなんてないんですよ」

「役に立たないことでも?」

先生はうなずいた。

「きっと、書けます。大丈夫ですよ。あとで呪文をお教えします。それさえ忘れなかったら大丈夫です」



先生のはなしは、わたしにはまだむずかしくて、よくわからなかった。

なんのはなしですか……?」

わたしが恐る恐る尋ねると、先生は、目を見開いた。
それから吹き出した。

「なんですでに知ってるんですか笑」



教室が近づいてきた。音楽が聴こえる。ピアノじゃない。……オルガン?
1学年につき教室は1人しかないのだと先生が言った。
1クラスの人数は、20人に満たないのだとも。

わたしは不安になった。それじゃあ、もし合わなかったとしても、クラス替えはないのだ、と。



教室に近づくごとに、オルガンの音が大きくなっていく。

「あ、ディエムくんですね」

小西先生が言った。

「彼はピアノが得意でね。みんなにおすすめの曲を紹介してくれているんですよ」


「あ、コニッシー! おぱよーん」

オルガンを弾いていたディエムくんが、弾けるような笑顔で立ち上がった。
ピアノが得意だというはなしから、おとなしげな人物を想像していたのだけれど、気さくな雰囲気に驚く。

「ディエムくん、おはよう。今日の曲もよかったよ。ええと……ちょっと、マイトン、マイトーン!」


小西先生は、教壇の真ん前の席でティッシュに文字を書いていた、めがねの少年を手まねきした。

「学級委員のマイトン。こちら今日から転校してきた凛花さんです。マイトン、とりあえずいろいろよろしく」

「え、先生、またこっちに投げるんですか」



マイトンくんは、やれやれといった感じで立ち上がると、それでも人の良い笑みをこちらに向けた。

「凛花さん、よろしく」

「よ、よろしくおねがいします……!」

「一応学級委員やってます。困ったら言ってください」

マイトンくんのそばに座っていた男女とも目が合う。



最初に目がいったのは、雪だるまのマスコットがついた、かわいい筆箱。

「彼女は本田すのうさん」

「すのうさんの後ろが、レジェくんです。レジェくんはゲームをつくってるんですよ」


手元のタブレットには、開発中らしいゲームの画面が。

(同い年なのに、こんなむずかしいことが……?)

わたしの疑問を感じ取ったかのようにレジェくんが「AIの力を借りれば、いろんなことができるんですよ」と力強く言った。


「いろんな可能性があってたのしいです。完成したら凛花さんもやってみてください!!!」

「そうそう。レジェくんは曲を作ったりもしてますね。今作ってるのは、マイトンがしてる『ティッシュに文字を書く』っていう遊びを、レジェくんがゲームにしたものだそうです」

小西先生が補足した。

(ティッシュに文字を書く、ゲーム……)

なんのはなしですか……?」

ふたつが結びつかなくって、思わずこぼす。



いきなり静まり返った。
音が消えた。



クラスみんなの視線が一斉に集中する。
鼓動がいやな感じに早くなった。
てのひらに冷たい汗がにじむのを感じた。


それでもなんとか目を開けて、周りを見てみる。
向けられた目線が、……冷たくない?


「え、小西先生、もう教えたんですか? 合言葉」

レジェくんが尋ねる。

「いや、凛花さんは、最初から知っていましたよ。どうしてですかね」

先生はなんのはなしかわからないといった顔をした。



すのうさんがわたしの腕をつつく。
彼女はそっと、教室の後ろの掲示物を指さした。

そこには、長い半紙に、色とりどりの文字で「なんのはなしですか」と書かれていた。

「あれ、このクラスのキャッチコピーみたいなものなの」

「キャッチコピー?」

「そう。……ここでは、何を書いても否定されないよ」

すのうさんの目を見て気がつく。

「あれ、前にどこかで……」


記憶がつながった。そうだ、作文コンテストの授賞式。

あの日は両親の代わりに皆月先生がついてきて……。
そして、佳作だったことを責められたのだ。会場の片すみで。

そのとき眩しく見上げたのは。壇上に立っていたのは、……そうだ。

「よろしくね!」


すのうさんは、大賞の受賞スピーチをしたときのような、堂々とした、きれいな笑顔で笑った。



「うーん、それにしても、凛花さんの席、どうしましょう」

小西先生が言うと、マイトンくんが「みゆさんのうしろ、空いてますよ」と指した。

「みゅみゅ、リィ」

小西先生が呼ぶと、ふたりの女の子が顔をあげた。
ふたりともそれぞれ違う可愛さのある子たちだ。

「みゆ……みゅみゅです。凛花さんと気が合うと思いますよ」


ふんわりと可愛い雰囲気の少女が、控えめに笑いながら、ひらひらと手を振ってくれた。

「リィです。クールに見えますが、好きなものを大事にする人ですよ」

猫っぽい可愛さのある少女は、やや緊張した感じで、それでも立ち上がり椅子を引いて席を示してくれた。


窓際の一番うしろ。
教室の端っこの席だ。



「そうそう、みゅみゅは、可愛いだけじゃなく賢いんですよ」

小西先生が言う。

「いつも満点です」

みゆちゃんはちょっと照れた感じで笑って「えへへ、先生ありがとう」と言った。

クラスのみんなにさっと視線を走らせた。

(誰の顔にも、昏い色が見えない……)


前の学校にいたとき、「得意なこと」を、そうだと認めることは「悪」だった。

「いい? 大事なことは、謙虚さよ。あなたがクラスで浮くのはあなたのせいなの」

皆月先生は、何度も言い含めた。

「賞を取ったからって浮かれないで。恥ずかしいわ。常に謙虚でいなさい」


わたしの言葉の端々に、先生はいつも目を光らせていた。

けれども、それでいて新聞社がやってくると「私が育て上げたんですよ」と、先生は謙虚じゃないことを言うのだった。


胸のなかに、ぽかぽかした、温かいものが芽生えるのを感じた。

(好きなことも、得意なことも、……隠したり飾ったりしなくても、ここではいいのかな)


授業がはじまるまで、ふたりと他愛のないはなしをする。

どうしてだろう。
まるで前から知っていたみたいに、急に打ち解けられた。


休み時間。
リィちゃんの下敷きが、アニメキャラのグッズであることに気がつく。

「それってもしかして……」

口にすると、それまでは落ち着いた雰囲気だったリィちゃんの瞳がぱっと見開かれた。うれしそうな、光がともる瞬間が見えた。

「忍たま乱太郎、好き?」

「夕方のアニメはあんまり観たことないんだけど、映画が面白かったから気になってる。でも知らないキャラが結構いるの」

「ほんと? おすすめのキャラのはなししていいかな」

リィちゃんがうれしそうに言うので聞いてみると、なんだかわたしまで楽しくなってきた。幸せそうな表情。

(好きなものを好きだって言えるのって、幸せなことなんだ、きっと)

家に帰ったら──祖母の家に行ったら、見てみよう、と思った。





給食の配膳の列に並んでいると、ふと、袖を引かれた。

「ねえ、凛花ちゃんだよね……?」

振り返って、固まる。

(あれ……?)

知っている顔かたちよりも、少しだけおねえさんぽくなっているけど、確かに見覚えがあった。

「もしかして、……ひかりん?」

幼稚園からいっしょだったひかりちゃん。1年生のときに引っ越してしまった。
ああ、それからかも。友だちがあまりいないのは。

ひかりちゃんとは、花が好きなところや、食べるのが好きなところなど共通点が多くて、自然と話すようになっていた。

転校先がここだったなんて、知らなかった。

見知った顔があることで、わたしはますます安心した。
手を取り合って、飛び跳ねて再会を喜んだ。


放課後、ディエムくんがものすごいスピードで駆け出したのを皮切りに、気づくとさあっと波が引くようにクラスのみんなは散らばっていった。

今日いちにちずっと一緒にいてくれたみゆちゃんは演劇部があるからと体育館へ向かっていった。
淡いピンク色のランドセルに、リボンのキーホルダーが揺れている。


「リィちゃんは何部?」
「私は吹奏楽部」

リィちゃんは、すのうさんと連れ立って音楽室へ行くと出ていった。
赤いランドセルと水色のランドセルを、見送る。


(部活か……。あっちでは高学年からだったから)

そう考えてみて、自分のなかが本当に「書くこと」以外なにもないことに気がつく。


教室に残っているのは、はれるやさんと、はるちゃんの二人だけ。

「おやすみ連絡カードを書いてます。雑用係なので、いろいろやります」

はれるやさんが見せてくれた。

「きょうお休みしてる、ちくわちゃん宛なの」

はるちゃんが補足する。
手招きしてくれたので、おずおずとふたりの横へ椅子を運んだ。

はるちゃんが、授業の内容や明日の持ち物、宿題などをさらさら書きつけていった。



「はれるん、じゃああとはお願い!」

はるちゃんはそう言うと、慌ただしく立ち上がった。

「生徒会なの。そのあとは部活! もう行かなくちゃ」

はるちゃんはそう言ってランドセルに教科書やノートを詰めながらも、時折手を止めて、教室の備品などを説明してくれた。

(こんなに人にやさしくしてもらったこと、ないかも……)


ふとはれるやさんの様子を見ると、「おやすみ連絡カード」の裏側に、細かい文字でなにかをびっしり書いている。

「何書いてるの?」

「今日の出来事とか、みんなの様子です。面白かったこと、ひとことずつなんだけど……。たのしいな、いいなって思ったものをシェアしたくて」

いいな、と思って、のぞき込む。

「『ゆにやってんな』……? これ、なあに?」

「ああ、これ。そっか、凛花さん、お昼前に来たもんね。朝さ、ゆにちゃんが小西先生のこと『お母さん』って呼んだんです」

はれるやさんはころころと笑った。



なんとなく帰りがたくて、教室の中を歩いて回る。
掲示された習字に目が止まった。

(ひかりんの字、きれい)

マイトンくんは「ティッシュ」。すのうさんは「雪だるま」。アルロンくんは「不憫」……? 驚くほど美しい字なのに墨汁が垂れている。
みゆちゃんは、細筆で短歌を綴っている。

みんな、自由だ。


絵にも個性がある。

レジェくんは、描いたのではなくて、印刷したものをコラージュするように貼り付けている。あれもAIなのかな。

みくさんは漫画っぽいタッチでクラスみんなの似顔絵を書いている。すごい。それぞれ特徴を捉えている。完全に「キャラクター」が立っている。

きょうここに来たばかりのわたしはもちろんその中にいなくって、羨ましく眩しくおもった。

たぶん決まったテーマはあったのだろうけれど、それぞれが自由に、テーマをあくまでも『種』として楽しんでいる様子が見られた。



ふと、ロッカーのうしろに、紙コップが並んでいることに気がついた。中には乾いたティッシュ……。

(色がついてる……?)

覗き込んで、気がつく。

(これは……!)



「あ、凛花ちゃーん」

声をかけられたわたしは、それまで考えていたことがすこんと記憶から抜けてしまった。

「ひかりん」

「小西先生が呼んでたよ。職員室わかんないでしょ。一緒に行こう」

ひかりんと、前にいた学校の共通のはなしなんかをしながら歩いた。
話していて思う。

(ずっと友だちがいないって思ってたけど、クラスが離れてしまった子たちとは、仲悪くなかった……。視野が狭い、わたしの、考え方の癖もよくないのだろうな)


そんなことをつらつら考えながら歩いていたら、ひかりんが顔をのぞきこんだ。

「凛花ちゃん、部活決めた? 」

「ううん」

「だよねえ。ここ、いろんなことできるよ。楽しいよ」

「ひかりんは何してるの?」

「書道部!」

習字が達筆だったことを思い出し、納得する。ひかりんが楽しそうで、眩しい。

(わたしは、書くことしかしてこなかったから……)


皆月先生の顔がちらちら浮かぶ。
真っ赤な口紅。
まっくろな、瞳。




「どうせ3学期はあとちょっとで終わっちゃうので、部活は4月からはじめてもいいと思いますよ。いろいろ見学してみたらいいと思います」

小西先生が言った。

職員室を出る。
渡り廊下の窓から、柔らかい春の日差しが降り注ぎ、床に日だまりをつくっていた。




「もうすぐ春だっていうのに、どうしてまだ落ち葉が残っているんだろう」

声が聞こえてきたので、ふと下を覗いてみる。

めがねをかけた少年……たしか、アルロンくんだ。
美化係だと言っていた。いっしょにいるのは、同じ係のたななさん。

「木って、秋にばっと葉っぱがなくなる落葉樹と、冬もずっと緑のままの常緑樹があるそうですよ」

たななさんが言った。

(知らなかった……)

物知りで感心する。


「落葉樹の葉っぱは、たしかに前に片づけたけど……」

「そうか、常緑樹は結局、その都度落ちてるっていうわけか」

納得したようにいうアルロンくんに、たななさんがうなずいた。

「アルロンくん、私、今日はおばあと買いものに行くので、あと30分したら帰ります。明日また続きやりますか?」


「いや、明日は雨みたいだから。今日がんばるよ」

「じゃあ、終わらなかったらまた明日やりましょう」

「うん。でもとりあえず……。秋を終わらせようと思う」

アルロンくんはそう言うと、落ち葉に立ち向かっていった。




「おーい、凛花ちゃーん」

ぱっと振り返ると、ショートカットが爽やかな、きれいな子が立っていた。

「……しーも、ちゃん?」

「うん! 覚えてくれたんだね。うれしいなぁ。部活見学行くんでしょ。いっしょに行こうよ、案内するよ」

「……うん!」

しーもちゃんは、にかっと交換音がつきそうな、明るい笑顔でわらった。
手を引かれてついていく。

「小さな学校だけど、部活はたくさんあるよ。地域の人たちが先生役やってくれてるんだって。なんなら、自分でもつくれるよ、部活。……ええっと、こっちがタロット部」

「タロット部!?」


空き教室をのぞくと、同じクラスのゆずちゃんと、みくさん。ゆずちゃんは前髪にねこの形のヘアピンをつけている。
みくさんはぱらぱらとファッション誌をめくっていた。

「あ、みくさんも来てたんだね」

「きょう、剣道部休みなの。夢占いしようか?」


女子が4人集まると、ずいぶんにぎやかだ。
見学のことはすこんと頭から抜けて、ただ雑談をしていた。

波のように寄せては引いて、いろいろな話題がきらきらとこぼれる。
たとえば、恋の話だとか。


「凛花ちゃん好きな人いるんだ」
「うん。でも遠くに住んでるから、電話ではなすくらいだけど。あ、……みんなは?」

さっと話題を切り上げる。
前に真奈香に「話が長い」と言われたのを思い出したのだ。


みんなはそれぞれのはなしを順番にした。
たのしいことも、悲しいことも。
明るいことも、暗いことも。

不思議なことに、受け入れてもらえると、ほっと肩の力が抜けるような感覚があった。ここにいてもいい、というような、安堵。



「普段は意識しておさえてるんだけど、自分語りってたのしいよね」

みくさんが言った。


「話すって『放す』ことだと思うんだ」

ゆずちゃんがうなずいた。

「自分を解放すること。それに、自分のことって、自分だけじゃきっと見つからないのかも……。って、いま思った!」

そうして4人できゃらきゃらと笑うのだった。


ふと、気がつく。
これまでわたしが書いてきたものって、なんだったのだろう。

昼休みを犠牲にして書き上げた原稿用紙はいつも、真っ赤になって返ってきた。


皆月先生はただ赤字を入れたいのだろうなと思うことが多かった。

書かれたコメントはどれも厳しいものだったし、それ以前に、きちんと調べて書いた正しい『てにをは』が、間違ったもの・・・・・・へ直されていることすらあったからだ。

赤字を入れたあとは無になって直していった。


「わたし」を薄めていく作業。
塗りつぶしていく作業。
消していく作業。


そうして残ったものは、行儀よくちょこんと座った、よそ行きの文章で。
たしかに役に立つかもしれない。

でもそこにもう、わたしはいないのだった。


(今日の学校にたどりつくまでのことを。教室でのことを。今4人で話したことを。……書いてみたい)

わたしの中に久しぶりにぽっと熱がともった。
砂時計をひっくり返したみたいに、こころの中になにかきれいなものが戻ってくる感覚があった。




「好きなこと、見つかった?」

「うーん……。好きなこと、ありすぎて迷ってる」

わたしが言うと、しーもちゃんは「そっか!」と笑った。

「ねえ、今度うちでゲームしない?」

「え、いいの」

「うん。ゲーム、なにが好き?」

「マリオカートとかぷよぷよ、FFにポケモンにあと牧場物語とか……」

「えー。結構かぶってる。あそぼー!」

友だちに誘ってもらったのって、いつぶりだろう。ほくほくした気持ちで玄関を出た。



西の空から少しずつ夕焼けが迫ってきている。

風はまだ冷たい。首元を隠すように、マフラーの合わせ目をぎゅっと押さえて進んだ。

いつの間にか、影が長くなっている。
グラウンドではざっざっとランニングをする音が響いていた。



こんもりとまとめられた大量の落ち葉を前に「よし!これで完ぺきだ」と額の汗をぬぐうアルロンくんの姿が見える。

「あとはごみ袋に入れるだけ……」

彼が落ち葉掃除をはじめてから、きっと、結構な時間が経っていた。
いっしょに掃除をしていたたななさんはもう帰ったみたい。


(「おつかれさま」……っていうのも、変かな)

話したことがないので、声をかけていいのかわからない。変なやつって思われたら……。
逡巡のすえ、わたしはうつむいて歩き出した。

掛け声が少しずつ近づいてきて、そして。

砂煙がぶわりと広がった。



「あああああっ!」

悲痛な叫びに驚いて振り返った。


落ち葉の横を抜けるように、野球部たちが列をなして走っていく。

アルロンくんがきっと集めたのだろう落ち葉が、ざっ、ざっと四方八方へ散らばっていった。


「不憫でしょう」

振り向くと、同じクラスのlionくんが腕を組んで立っていた。

「Rはいつもああいう感じなんですよ。それがすごく気になってます」


「いま考えてるのは、Rは『フラグ』を立てるのが上手すぎるってことです」

「フラグ……」

「そう。Rが『よし、完璧だ!』と言うんですけどね、しかし、この言葉を発した直後、彼の努力は高確率で無に帰すんですよ。ついこの間も、床をピカピカに磨いた後、ゆにさんがバケツにつまずいて。雑巾がけをやり直してましたね……」

「ふ、不憫ですね」

「もはや、彼の言葉に”フラグ”としての魔力が宿っていると思えるくらいです。まるで『運命に試されている』かのような……あ、これいいかも。次の学級新聞で考察してみたいなあ」

lionくんはそう言うとメモを取った。
アルロンくんはいまもまだ、落ち葉をかき集めている──。

(学級新聞か……。そういう作業、好きかも)

lionくんの背中を見送りながら、ふと思った。



(そういえば、おばあちゃんの家ってどこだったっけ)

わからなくなって青ざめる。メモにはそんなこと書いていなかった。

(職員室に戻って小西先生に相談しようか……)

「凛花さん」

声をかけられて顔を上げると、校門のところにワンピース姿の女の子が立っていた。ゆにさんだ。


「凛花さんのおばあちゃんち、うちの隣」

「え」

「お母さんに帰りいっしょに帰ってって言われてたの忘れてた」


ゆるやかな山道を少しずつ下っていく。ゆにちゃんとは今日一度もしゃべっていなかったので、緊張してしまう。

「なんか、自由でいいね。みんな素直に生きられる……みたいな」

ゆにちゃんが振り返って立ち止まる。

「素直?」

「うん。きょう一日いて、思った。すごくいい関係だと思った。嫉妬とかそういうのも、なさそうで」

「そんなことない。嫉妬とかは、きっと誰だってあると思うよ」

「え?」

「やっぱりさ、いろいろ作ったり書いたりしてみると思うじゃん。認められたいなって。どう見えるかが気になるよ。でね、やっぱり嫉妬しちゃうことあるよ。のびのびと楽しそうな人も。ずっと安定して、面白いものを作ってる人も。自分以外に嫉妬しちゃうことあるよ」


わたしは驚いた。
ゆにちゃんはばつが悪そうな顔をした。

それからぱっと背を向けて「ちきしょー!くやしい!嫉妬してるぞ!」と、大きな声で言った。


ゆにちゃんの叫びは、こだましながら響き渡り、夕闇に溶けていった。

「やっぱりさ、書いたり作ったりするのって、わくわくした気持ちでやりたいよね」

晴れやかな表情で言うゆにちゃんを見て、胸の中に熱いものがこみ上げるのを感じた。



「ちょっとだけ自分語りしてもいい?」

「いいよ」

わたしたちは、のろのろと歩き出した。

「久しぶりにさ、自分の意思で書いたものがあったんだ」

「うん」

「絵本のね、文章の部分のコンテストなの」

それは、皆月先生に「むだだ」と言われた、自由帳のなかの小さな物語。
旅する木と小鳥のはなし。それを先生にはないしょで、はじめて自分の意思で応募した。


何度も見直した。
何度も書き直した。
そうして寝る時間を削って少しずつつくりあげていって、自分の手でポストへ投函した。


「ぜんっぜんだめだった。本気で書いたの。自分ではすごく好きだと思うはなしだった。でも、選ばれたのはクラスの子でさ」

「うん」

「わたし本当はね、そのとき嫉妬したんだ。悔しかった!」


同時に、まるで自分自身が否定されてしまったかのような、悲しさがあった。わたしは自分のこころを守るために逃げたに過ぎないのだ。戦うのではなくって。

「ちきしょー!くやしい!嫉妬してるぞ!」

わたしの声も、こだまになって響いていった。溶けていった。


ゆにちゃんは目をまんまるくしていたけれど、やがて吹き出した。わたしたちはそのまま笑い続けた。


「なんか本音を吐き出したらすっきりしたかも」

「わかる。自分を偽ってると楽しくないのかもね」




ものすごく疲れていたはずなのに、翌朝は日がのぼるよりも前に目が覚めた。

原稿用紙でもなんでもない、蝶の写真が印刷されただけの自由帳に、わたしはざくざくとなぐり書きするように文字を書き進めた。

砂時計が溢れ出しそうなくらい、中のきらきらが溜まっている。
書いて絞り出さないと、爆発してしまいそう。


文章って一人じゃ書けないのかもしれない。そう思った。

いや、少し違うかな。
一人のままだと書ける量にはきっと限りがある。たくさんはなして、いろんなところに行って、笑って泣いて。

そうして砂時計の中身を補充する。
入れ替える。

そうしたらきっと、また書ける。



そんなことを話したら、小西先生は「なんのはなしですか?」と言うだろうか。

けれども、このときはじめてわたしはあの合言葉の意味を実感したのだった。

何を書いたっていいのだ。
役に立たなくたって。なんのはなしかわからなくたって。



重たいランドセルを背負って、ゆるやかな山道を登っていく。
足取りは昨日とはうってかわって軽い。

木々の隙間から朝の光がやわらかく差しこんでいる。


坂道には、階段のようにところどころ細い丸太の足場がある。
わたしは土を踏まないよう、丸太だけを跳ぶようにして登っていった。


ふと小さな花に目が止まる。
土と丸太の境目から顔をだしているのは、青い、小さな花。

(オオイヌノフグリだ)


幼稚園のころから、雑草が好きだった。

知らない花を見つけては名前を調べる。
名前がわかると、急に特別になるあのたのしさは、人に出会って、人を知るときの感じに似ているかもしれない。


(好きなことを好きって気づいていないだけで、じつはたくさんあるのかもしれない……)

坂の向こうに、小さな学校の屋根が見えてきた。



朝早い時間の学校はしんとしていた。
一番乗りかなと思ったけれど、校門は開かれている。教室の窓に人影が見えた。

(だれだろう……?)

早足で教室に向かった。


ランドセルを入れるロッカーはまだほとんど空っぽ。
たった一つだけ、朝の空みたいな、サーモンピンクのランドセルが、花のように咲いて見えた。

窓のほうを向いて立っていた女の子が振り返り、肩口で切り揃えられた髪の毛がさらりと揺れる。


(知らない子だ)

相手も戸惑ったように瞳が揺れた。

(あ、もしかして……?)

「ちくわさん、……ですか?」

彼女はまだ戸惑いを残したままうなずいた。

「あの、昨日転校してきたんです」


ちくわさんの手に、ロッカーの上の紙コップがあることに気がつく。

「あ、それ」

わたしが言うと、ちくわさんの目が警戒するように揺れた。

「ちくわさんのだったんだ。……あの、いっしょにやりたいなって思って」



ちくわさんはたぶん、ティッシュについたインクを水に溶かして、色がグラデーションになるように伸びてくる実験を楽しんでいた。

皆月先生に言われて知識を増やせと積まれた本のなかにあった。
「クロマトグラフィー」というそれは、水性サインペンでもできる。


真っ黒なサインペンは、じつは複数の色を混ぜてつくられている。
水に溶かすことで、もとの色を分けて抽出できるらしいのだ。


あのときは、文字として覚えただけだったけど、昨日ロッカーの上の紙コップを見てもしやと思った。
だれのかわからないけれど、いっしょにやってみたい──。


わたしはランドセルを机にどさりと下ろすと、中からハート型に切った紙や、星型に切った紙を取り出した。

「ティッシュの色がきれいに染まっていたから。いろんな形でつくって、栞みたいにしたらどうかなって。……いっしょにやらせてもらえたらうれしい」

そう言うと、ちくわさんはぱあっと微笑んだ。


校門の向こうから、色とりどりのランドセルが近づいてくる。

みんな違う色をしたこのクラスで、きょう、何を書こうか。そう考えたらわくわくして眠れなかった。

とろりと重たい目をこする。わたしたちに次いで入ってきた人に「おはよう」と、声をかけた。









(13,500字)


3年n組 クラス名簿

▼転校生のぐみさん

きょうのこの物語には、作中の時期的に書けなかったので、わたしが大好きなシリーズを置いておきます!

ぐみさんが転校してくるならどうだろう……。

おうちで給食をつくろうみたいな特集を書いてくれそうな気がします。ぐみさんといえば朝ごはんのイメージがあるけど、学校だと朝ごはんはないし……。ぐみさんの唯一無二の世界観に、わたしは山で叫ぶのでしょうか。

考えるだけでわくわくしました。春休み中に書きたいなって思っています。



あとがき


この記事は、Xでのなにげないやりとりから生まれました。


ちくわさんのコメントを見て、想像したら素敵だなって思って。

クラス名簿について呼びかけたらわたし以外に18名、応募していただきました。

ただクラス名簿を出すだけでもつまらないな、と思ったので、「はじまりの物語(わたし視点)」を書かせてもらいました。

クラスの全員を出して、「創ること」「好きなこと」「人とのかかわり」についてギリギリ短編に仕上げています。


完全にフィクションです。
”転校前”の先生や友人は実在しません。

この記事は、わたしたちのだれのことも知らない初見の人がみてもわかるようにしたいなと思いました。

それぞれの紹介になるようにできたらいいなと思ったので、そのあたりを考えて書きました。でも、もとから知ってる人がみたらくすっと楽しめる要素も散りばめられていたらいいのですが。


n組の皆さんとは、どなたともお会いしたことがないです。
アイコンの雰囲気やたくさん読み込ませてもらった記事、ふだんのやりとりの感じからなるべく少しでも近づけられるように書かせてもらったのですが、不備があったらすみません……。

ふだん敬語でやりとりしているから小学生でも敬語になっていたり、イメージと違っていたら申し訳ないです。


これはわたし視点の「物語の種」です。

noteのアカウント自体はかなり前から持ってるんですが、ちゃんと再開したのが秋で、皆さんのなかだとたぶん遅いほうだったので、転校生としてやってみました。

設定が決まり、皆さんの書いたものを読んでいくことでするすると物語が生まれていっておもしろかったです。


わたし、物語の「他視点」や「後日談」を読むのが好きなんです。

だからもしここから皆さんそれぞれの視点が生まれるようなら、ご自由に書いてもらえたらうれしいです。

そして、ゆるやかな交流が生まれたら素敵ですね。


ちなみに1つの物語に全員出すのはおすすめしません。笑

完全に全員を知っているのはわたしだけな気がします。

あと、なにより超たいへんです。笑 これくらいのボリュームだとふだんは2、3時間かからないくらいなんですが。

やっぱり読み込んだり考えたりするのに時間がかかりました。

〆切が近い公募や仕事、確定申告を後回しにして9時間かけて完成しました。笑

困ったことに、楽しすぎて、中断できずでした。


ポモドーロタイマーという、25分作業・5分休憩の動画を流しながら進めました。

ふだんは25分仕事、5分好きなことや家事なんですが……。

25分この物語を書いて5分仕事する。これを延々とくり返して完成させています。

#どうかしているとしか

そんなわけで、3年n組の物語を書くなら、短いおはなしを考えていくほうが、きっとらくだと思います。
たのしく書くのが一番なので。

言い出しっぺなのでなんとか完成させましたが、完全に #なんのはなしですか 案件です。


今後の転校生の受け付け

n組へは予定していませんm(__)m

そのかわり、空欄のクラス名簿は置いておくので、新しいクラスを作ってもらうのは大歓迎です!

追記:2025/02/28

▼クラスを選ぶための「組分け帽子」をつくったので置いておきます。

3/2(日)23:59まででしたら、わたしのほうで名簿を作らせていただきます。
少人数だとより交流しやすくなるので、お気軽にどうぞ。


皆さんの交流のとっかかりにどうぞ!

クラスで固まってずっと内輪で楽しむようなものは考えて無くて、自由な創作と、交流のきっかけになればと思ってはじめたことなんです。

実際にやってみると、リレーでバトンをつなぐように、物語の設定が少しずつできあがっていく過程があって面白かったです。人からの自分の見え方みたいなものもわかってきます。

運動会みたいに、クラス対抗イベントがあってもおもしろそうですし、他のクラスの人が登場したって良いと思うのです。


「みんなでたのしむ」と「少人数でたのしむ」、両方ができる環境としてご提案できるといいなと思っています。

〆切後は、わたしのほうでの名簿作成は行いませんが、↓にある空欄の名簿をご活用いただければと思います^^



最後までお読みいただき、また、たくさんの感想をお寄せ頂いてありがとうございます!
ぜんぶありがたく読んでいます。皆さんが忘れたころになるかもしれませんが、ゆっくりコメントをお返ししていきますね。



▼このはなしの公開後、ほんの数時間で書いていただいたスピンオフや紹介記事たち。

▼どんどん増えてきたのでマガジンをつくりました。


いいなと思ったら応援しよう!

三條 凛花 最後までお読みいただき、ありがとうございます♡

この記事が参加している募集