『18歳の選択』──その生き方を見つめて
その後の家族の崩壊
【序詩1】
その3年前、
18歳だった息子は、
──集団自殺を図る。
それが、最初の『家族の崩壊』
※この序詩は、
当時の本人から聞き出した言葉や、
心情に基づいて作成しています。
胸の真ん中に──
でっかい穴が空いてて。
──すごく寒くて、痛い。
生きづらい
そんな言葉しか、
見当たらない。
──けど、そういう感じ。
毎日が、苦しくて、つらくて、
だから死ぬことを選んだ。
──そもそも、死ぬことって悪いの?
──そんな大したことなの?
まあ生きて、幸せってのは、
知りたかったけど。
ただ、
もう自分を作るのも、
人に合わせるのも、
──疲れた。
──ごめんなさい。
ほんとは死ぬのは、
死ぬほど怖い。
──でも生きることって、
迷惑じゃない?
人間は一人じゃないって。
もうこれ以上、
迷惑になりたくない
──だけ。
自分が死んだら、
悲しむ人がいるって言うから、
そうしてただけ。
──そもそも、生きる意味って何?
──生きてることが、意味でしょ?
だからこうやって、
きただけだし。
毎日、毎日、苦しむことが、
生きることだから。
──もういいや。

『18歳の選択』
──その生き方を見つめて
このとき集団自殺を図った息子は、
その2週間後、警察に無事保護される。
それから3年後、
再び息子は死を選ぶ。
▼この話は、
序詩2 『21歳の選択』へ続きます。
※序詩を除いた本編(全18話)は、
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【最終章】その後の家族の崩壊 マガジン
3年前に集団自殺を図った息子は、再び死を選び姿を消した。 再生に踏み出したばかりの家族を襲った絶望。 一度、崩壊した家族のその後──
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