犬と寝るということ
イタグレを飼っていて、
「一緒に寝ていない」って人を、私は知らない。
超短毛種。
体温がダイレクトに伝わる。
特に冬。
あの温かさは、一度味わうと手放せない。
イタンポ(イタグレの湯たんぽ)無しには寝られない。
ぴったり貼りついてくるこの生き物は
とにかく、めちゃくちゃあったかい。
夏は夏で、布団のふわふわが好きなイタグレは
上にどっかり乗ってくるので、
布団が動かせない地獄になります。
しかしながら超寒がりで、冷房が嫌い。
エアコン下だと、夏でも
必ず毛布にくるまる。
夏の夜の添い寝は、
基本は上にどっかり。
エアコン有りの涼しい夜だと、もぐりこんでくる。
……体内温度計がしっかりあってかわいい。
とにかく、かわいい。
ちなみに、うちのコは
夜間の「ガチ寝」はベッド派。
それ以外は、
その時いちばん心地いい場所で寝ています。
・日光が入る時間帯は、床で日向ぼっこ
・ちょい寝は、ソファ
・気分が乗ったら、リビングのオープンクレート
好きなところで、
好きなように過ごすタイプ。
そして、病床期。
私たちは日中リビングで在宅ワークをしている関係で、
酸素圧縮器の置き場所の問題もあり、
「昼も夜もソファで寝かせよう」と考えました。
寝心地は悪いけど、
この期間は、私がソファで寝るつもりで。
……が、
犬の方が、夜はいつものベッドに
戻りたがって、ダメでした。
結果的に、
・日中:ソファ
・夜間:ベッド
と、
空気口(酸素)を毎日移動する運用に。
ケージで寝られる子だったら、
こんなことにはならないんですよね。
☆酸素圧縮機を使用してた時期については、こちらをご覧ください☆
①「何ですかそれ?」
②「レンタルしました」
③「返却しました」
そもそも。
これまで簡単にベッドに上がれていたのに、
自力では上がれなくなっていた。
オムツを着けさせてみたけど、
絶対にオムツにおしっこはしてくれず、
トイレに行きたがる。
その気配を察したら、
歩行介助してトイレへ。
終わったら、またベッドに載せる。
夜中も同じ。
おしっこしたそうな気配を感じたら、
起きて、介助して、トイレへ。
ベッドで寝てるといっても
横になっているだけで、目はバッチリ開いていて、
「耐えてます」感、満載。
ときどき呼吸が乱れて、
体を起こして苦しそうにする。
……気になって、
もう、全然寝られない。
そんな、3時間睡眠の夜が、
何日続いたことか。
ちなみに
一緒に寝ているダンナは、
起きない。

どういうことよ。
在宅ワークですが、なかなかヘビーな介護で
出勤必須の仕事だったら、
犬か、仕事か、です。
ちなみに私は、
この時期、仕事めちゃくちゃミスりまくりました。
犬と寝ることのデメリットって、
だいたい
・衛生面
・分離不安
そんな話ばかりですよね。
でも、
病気したときに、クレートで寝られないのは、
こんなふうに治療に差し障りがあるってのは
覚えておいた方がいい。
まあ、それも
闘病中は気合で乗りこえたとして、
(乗り越えたし)
それよりも、切実なのはきっと
ジルが居なくなったら、毎晩
居なくなったにも関わらず、
無意識にそのあたたかさを探してしまって
もう触れることが無いことに気づき、
あの柔らかなぬくもりに代わり
どうしようもない冷たい寂しさを
抱えて眠ることになるだろうということ。
もうここに居ないという現実を、
毎晩突きつけられるだろう。
“分離不安”は、犬じゃなくて
人間の方の話だったというオチ。
イタンポは、その体温以上のものを、
もたらしてくれていた。
一緒に寝ることの、最大のデメリットはこれ。
一緒に寝ることの、メリットでもあるけど。
いのちのあたたかさ。
