エジプト神話の個性的な神々③
久しぶりにエジプト神の紹介に戻ります。
今回は、
オシリスの実弟のセトとその妻のネフテュス。
弟と妻と紹介していますが、オシリス、イシス、セト、ネフテュス、
みんな同じ天地の神(天の神ヌト、地の神ゲブ)から生れた兄弟です!
今までのおさらい:
オシリスとイシスが夫婦になり、セトとネフテュスが夫婦、でもネフテュスはオシリスとも不倫し、アヌビス神を産んでいます。
オシリスとイシスからは、あの有名なホルス神が生まれています。
生きているファラオ(王)=俗生の王がホルス
オシリスは亡くなったファラオ(王)=冥界の王
すべての死者は冥界でオシリスにより「死者の審判」を受ける。
「死者がどう生きたのか?」を死者の心臓を天秤にのせて、マアトの羽と測り、羽より軽ければ生きたものとして来生へすすめる。
アマトの羽より重いと「真実に反した者」とみなされ、アメミットという怪物に食われ、存在そのものが
途切れてしまう。
セト:混沌・暴風・砂漠を司る破壊の神
創造神のオシリスの弟で「セト動物(Set animal)」と呼ばれる、実在しない謎の動物の頭をもつ。
セトは兄のオシリスの能力と世間の賞賛を妬み、オシリスが自分ではなく、妻のイシスに摂政の役割を託して旅にでていったことに腹を立てた。
兄が旅から戻ると、兄を殺して、イシスと結婚するために、宴を開いた。
その宴で黒檀と象牙の象嵌細工が施されたシダー材の美しい櫃を用意して、その櫃にピッタリおさまる人間に櫃を送ると宣言する。
招待客たちは全員、試したが、誰一人としてサイズが合わない。
ついにオシリスの番になったところで、オシリスにはぴったりとはまった。
(セトがオシリスの身体に合うように作ったためだ)
セトと72人の仲間(共犯者)たちは櫃を閉じて、釘で打ち付け、溶かした鉛で封印し、オシリスが出られないようにして、ナイル川に投げ捨てた。
オシリスのはいった櫃は海を渡り、フェニキアに流れ着くのだが、のちに妻のイシスが見つけ出す。
勘違いしないでほしいのは、セトは完全な「悪」ではなく、「秩序を揺さぶる“混沌の力”そのものの神」という形で描かれているということです。

ネフテュス:夜・死者・葬祭を守る女神
セトの妻であり、アヌビス神の母のネフテュス:死者の守護神・葬祭の女神
ネフティスは「夜と死者を守る影の女神」であり、イシスと共に冥界の秩序を支える存在です。
オシリスと不倫して、アヌビスを産んだが、夫のセト、オシリス、その妻、イシスとも兄弟関係にあるので、神話というのは理解しがたい(笑)
オシリスのことが大好きで、何としても手に入れたくて、薬を飲ませ、アヌビスを産んだ。という言い伝えも存在している。
それなのに、セトにばれるのをおそれ、アヌビスを捨てしまっているので、人としては疑問・・・(アヌビスはイシスに拾われ、育てられる)
頭の上には城の象徴(ネベトフゥト)をのせている。

今回のセトとネフテュス夫妻は、オシリスとイシス夫妻にはかなわないのかな?という印象を受けますが、皆様はどのように感じましたか?
(本記事の挿入画像はパブリックドメインからのものを使用)
エジプト神話シリーズの記事:
カバラ数秘や古代マヤを学んでいたら、世界神話にまでたどり着き、現在は神話について学んでいます。学びながら、興味深い部分をかいつまんで記事にしていますので、よかったらお立ち寄りくださいね☆彡
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