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気分はサイバーパンク【 コールオブデューティ ブラックオプスⅢ 】(PS4)

舞台は2065年の未来!

時は2065年。サイボーグ、軍事用ロボットなど新たなテクノロジーによって、戦争の形態は大きく変化していた。
そして世界秩序は再統合され、新たな軍事同盟「ウインズロウ・アコード」と「CDP」が、シノギを削る世界になっていた…!

2015年発売のCoDシリーズ12本目となる本作『コールオブデューティ ブラックオプスⅢ 』は、またしても未来が舞台のCoD。なんと4作連続で未来戦ある。
プレイヤーは混沌とした未来世界を舞台に、西側諸国が主体となる軍事同盟「ウインズロウアコード」のブラックオプス部隊のサイボーク兵士として、戦っていくことになる。

ちなみに本作から、日本での発売はスクエアエニックスから、各ハードメーカーが担当する形になっている。
今回は一度遊んでクリアしていたが改めてプレイ。最後に遊んだのが5年以上前だったため、ほとんどなにも覚えていなかった…!

気分は攻殻機動隊

本作最大の特徴は、2065年という未来世界描写。
サイボーグ、電脳、多脚戦車、人型ロボット、自我を持ちはじめたAIなど、サイバーパンクな要素がてんこ盛り。気分はさながら攻殻機動隊だ。
そんな世界観のため、敵ロボットのハッキングや、衝撃波攻撃など、様々な特殊スキルを駆使して戦うことが出来る。さらにプレイ中の画面も敵の位置など可視化されるなど未来感マシマシの作りになっている。うーんこれは未来。

また本作は、他のCoDのキャンペーンと異なり最大4人でマルチ協力プレイが可能。そのためステージは複数人が戦えるように広めに設計され、敵の数も多い。1ステージの尺も他CoD作品に比べると長めだ。これはぜひマルチで遊んでみたかった…!

ハッキングして敵の人型ロボットを仲間にしてしまおう!味方のロボット部隊が増えていくのは楽しい!
敵のドローンを遠隔操作して相手の背後を突け!
新たなビジョンツールで敵の位置は丸わかり!こいつは未来だぜ!

未来は陰鬱…!

しかし全体の雰囲気はとにかく暗い。
SFホラー色が強く、物語は進むほどに救われない方向へ向かっていく。
さらにゴア描写もシリーズの中ではかなり強めで、作品全体の陰鬱さに拍車をかけている。

頼れる仲間たちは謎の謀反を起こし、ナイスガイな相棒ヘンドリクスも徐々に情緒がおかしくなっていく。戦いは次第に「戦争」という枠から離れ、人間ではない正体不明のAIとの戦いへ変わっていくのも、本作ならではの展開だ。

また専門用語も多く、世界観の説明もキャンペーン中ではかなり少ない。DNI、NRC、CDP、54Iなどの略称が次々と登場するため、かなり理解しにくい。キャンペーンだけ遊んでいると、自分が一体何と戦っているのかすら頭が追いつかないぞ。
深く世界観のバックグラウンドを知りたい場合は、ロビーの擬似インターネットブラウザが用語辞典になってくれている。

相棒ヘンドリクス(CV :伊丸岡篤)がだんだん暴力的に豹変していき、信頼していた関係がギスギスしてくのは見ていてとてもツラい。
世界観を深く知るためにネットブラウザを使おう。どうやらCoDの2065年もブラウザの仕組みは大きく変わらないものらしい。とにかく読み応えたっぷりだ。
本作でのコレクション要素。ステージ中には様々なアイテムが落ちており、そこから世界背景を読み解くこともできる。こういう小ネタがやっぱり好きだな。(スクショがわかりにくくてすまん)

シンガポールはとんでもないことに…!

ロケーションはシンガポールとエジプト、プラハと少なめ。しかし見どころは多い。
特にシンガポールでは、有名ホテル「マリーナベイ・サンズ」をはじめとした観光地が登場。本作では大事故で崩壊しており、武装組織が潜伏する危険地帯になっている。

未来型国立公園「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」では、タワーをぶっ壊しながらのド派手な戦闘が繰り広げられるので見どころ満載。僕自身も一度シンガポールに訪れたことがあるので、この荒廃した光景と怪獣映画クラスの破壊っぷりには思わずテンション上がってしまった!

観光した当時の写真。1月だったがとんでもなく暑かった。さすが赤道付近。
本作では無法者たちの根城になっている!
「マリーナベイ・サンズ」は哀れに崩れてしまっている…。
ステージ終盤では大観覧車「シンガポール・フライヤー」もド派手に崩れてくるぞ。
マーライオンさんは観る影なし!

これはブラックオプスなのか…?

本作はブラックオプスシリーズのナンバリング作品ではあるものの、前作、前前作との関係はかなり薄い。主人公チームが一応「ブラックオプス部隊」であること以外、世界観の共有程度にとどまっている。

誰が敵か味方かわからない緊張感や、幻覚と現実が混ざる危うい演出など、シリーズらしい要素は継承されている。
しかし実在人物や史実が絡むこともなく、会話の中にメネンデスの名前や、終盤ノヴァ6ガスが申し訳程度に登場するだけである。
メイソンやウッズなんて見る影もない。うーん。

前作の強敵メネちんも会話の中に少しだけ登場するだけである。
ちなみに本作はBO2にてメネンデスが死亡し、その後拡散された動画により混乱した世界らしい。

まとめ

本作は未来的な特殊能力が面白く、長尺のステージは遊びごたえ満点。これまでのCoDとはかなり違う感覚のキャンペーンが楽しめた。

一方で物語はどこまでも暗く、理解しにくい上に、今までのブラックオプスシリーズとの繋がりも薄いため、BOシリーズをとしては少しモヤる部分はあった。

しかし暴力が暴力を生み、仲間たちは狂気に染まり、本当に倒すべき最大の敵は姿すら見えない。そんな陰鬱なSF世界と、ユニークな未来的スキルによる戦闘を味わえる出来るキャンペーンだ。

そしてCoDは続編にて、ついに舞台となる戦場は広大な宇宙の大海原になるのだった…。


DATA

CALL OF DUTY ブラックオプスIII
発売:アクティビジョン
(日本ではPS版をSCE、Xbox版を日本マイクロソフトが発売)
開発:Treyarch
対応ハード:PS4、XboxONE、Steam
      XBOX360、PS3、他
      (360、PS3版はキャンペーン不可)
発売日:2015年11月6日
ジャンル:FPS


商品ページ


CoDシリーズ感想文リンク

◀ 前作:コールオブデューティアドバンスドウォーフェア
▶ 次作:コールオブデューティインフィニットウォーフェア

BLACK OPSシリーズ
コールオブデューティ World at War
コールオブデューティブラックオプス
コールオブデューティブラックオプスII
コールオブデューティ ブラックオプス4
コールオブデューティブラックオプスコールドウォー
コールオブデューティ ブラックオプス6
コールオブデューティ ブラックオプス7 (Coming soon…!)


関連記事

コールオブデューティ ブラックオプス2 (360)
ブラックオプスシリーズ2作目。今は昔2025年の近未来が舞台である。


印象的なシーン

最後に印象的なシーンも書いていきたい。

中盤脳内のイメージの世界で戦うシーンは、地に足のついたCoDシリーズの中では異色だった。
地面が迫り上がっていくシーンは映画「インセプション」そのまんま!
エジプトの高層ビル「ロータスタワー」は見どころたっぷり。小さな屋台がビルの中を上下左右に移動する不思議構造がたまらない!
人体実験の被験者たちの意識が集合して出来たAI「コルヴス」。
テイラーたちを利用して人類に反逆するが、その目的は安息の地とされる「凍てつく森」を目指すものだったが、それもセラピストが作った虚構の場所であった。どこまでも悲しき存在である。
結末は非常にわかりにくものになっており。主人公がどうなってしまったのか、様々な考察がされている。うーん、モヤモヤする!


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